パーフェクトシリーズパーフェクトRuby on Rails
【増補改訂版】

[表紙]パーフェクトRuby on Rails【増補改訂版】

紙版発売
電子版発売

B5変形判/528ページ

定価3,828円(本体3,480円+税10%)

ISBN 978-4-297-11462-6

電子版

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

書籍の概要

この本の概要

対象バージョンをRuby 2.6/2.7系,Rails 6.0系に変更した増補改訂版。新しいRailsのバージョンでサポートされた機能の紹介だけでなく,Dockerでの導入方法など最新の実践的内容を追加し,現在のトレンドとなる開発スタイルを紹介します。

こんな方におすすめ

  • Ruby on Rails 6.0の情報を知りたい人
  • Ruby on Railsの学習を始め,これから本格的に使っていきたい人

本書のサンプル

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

サンプル画像1

サンプル画像2

サンプル画像3

サンプル画像4

サンプル画像5

目次

Part1 Rails ~ overview
1章 Ruby on Railsの概要

  • 1-1 Railsを使う前に
  • 1-2 Railsの思想
  • 1-3 Railsをはじめよう!!
  • 1-4 scaffoldを使ってRailsでの開発を体験しよう

2章 Ruby on RailsとMVC

  • 2-1 MVCアーキテクチャ
  • 2-2 モデルを扱う
  • 2-3 コントローラの役割
  • 2-4 コントローラとビューの協調とビューテンプレートの基本
  • 2-5 ビューテンプレートについて

3章 押さえておきたいRailsの基本機能

  • 3-1 テストの種類と実行方法
  • 3-2 RackとRailsの関係
  • 3-3 DBを管理する
  • 3-4 秘密情報を管理する
  • 3-5 HTTPとRailsアプリケーション

Part2 Railsの周辺知識
4章 フロントエンドの開発手法

  • 4-1 Webpackerを使ってJavaScriptを管理する
  • 4-2 SprocketsによるCSSの管理
  • 4-3 Railsに組み込まれているJavaScriptの機能
  • 4-4 控えめなJavaScriptフレームワークStimulus

5章 Rails標準の機能を活用して素早く機能実装する

  • 5-1 Active Jobによる非同期実行
  • 5-2 Active Storageによるファイルアップロード
  • 5-3 Action Mailerによるメール送信
  • 5-4 Action Mailboxによるメール受信
  • 5-5 Action Textによるリッチテキスト機能
  • 5-6 Action Cableによるリアルタイム通信

Part3 Webアプリケーション開発
6章 Railsアプリケーション開発

  • 6-1 イベント告知アプリケーションを作る
  • 6-2 アプリケーションの作成と下準備
  • 6-3 OAuthを利用して「GitHubでログイン」機能を作る
  • 6-4 イベントの登録機能を作る
  • 6-5 イベントの閲覧機能を作る
  • 6-6 イベントの編集・削除機能を作る
  • 6-7 登録されたイベントへの参加機能,参加キャンセル機能を作る
  • 6-8 退会機能を作る
  • 6-9 おわりに

7章 Railsアプリケーションのテスト

  • 7-1 テストコードをどう書いていくか
  • 7-2 minitestとRSpec
  • 7-3 テストデータを作成する
  • 7-4 システムテスト
  • 7-5 コントローラに対する機能テスト
  • 7-6 モデルに対するテスト

Part4 Railsアプリケーションの拡張・運用
8章 Railsアプリケーション拡張

  • 8-1 ファイルアップロード機能を作る
  • 8-2 gemで機能拡張をする
  • 8-3 落穂ひろい

9章 コード品質を上げる

  • 9-1 CI(継続的インテグレーション)
  • 9-2 Gemの定期update
  • 9-3 静的解析
  • 9-4 カバレッジ測定
  • 9-5 アプリケーションパフォーマンス測定(APM)

10章 コンテナを利用したRailsアプリケーションの運用

  • 10-1 Railsアプリケーションのインフラ概要
  • 10-2 基本的なDockerイメージの構築
  • 10-3 開発環境におけるDockerの活用
  • 10-4 環境によって可変する設定値や秘匿情報の管理
  • 10-5 ログ出力
  • 10-6 HTTPサーバとの通信

Part5 エキスパートRails
11章 複雑なドメインを表現する

  • 11-1 アーキテクチャパターンから見るRails
  • 11-2 値オブジェクト
  • 11-3 サービスオブジェクト

12章 複雑なユースケースを実現する

  • 12-1 ユースケースとモデル
  • 12-2 データベースと紐づかないモデルを作る
  • 12-3 フォームオブジェクト
  • 12-4 プレゼンター

13章 複雑なデータ操作を実装する

  • 13-1 Concern
  • 13-2 コールバックオブジェクト

Appendix Railsの開発環境構築

  • A-1 WindowsでのRubyとRails環境
  • A-2 Rubyのインストール

著者プロフィール

すがわらまさのり

1982年生まれ。大学を卒業後SIerへ新卒で入社し,その後BtoCWebサービス事業社へ転職。 現在は株式会社SmartHRでサーバサイドエンジニアとしてRubyやRailsを使ったプロダクト開発を行っています。
TwitterやGitHubではsugamasaoというアカウントで活動していて,執筆活動として技術評論社から単著で「かんたんRuby」,共著で「パーフェクトRuby」などを出版しています。


前島真一(まえしましんいち)

1980年生まれ。大学院修了後,新卒でSIerへ就職後,Webの可能性を信じてRailsプログラマに転職。数年後にフリーランスとして独立し,現在は株式会社ウィルネット代表取締役社長。Railsを利用している複数の会社で技術顧問業をしつつ,お仕事SNS savanna.io の開発を進めている。
ネット上では@willnetもしくは@netwillnetとして活動。地域Rubyコミュニティのginza.rbや,オンラインコミュニティclean-rails.orgを主催。


橋立友宏(はしだてともひろ)

1984年生まれ。大学在学中に独学でRailsとプログラミングを学ぶ。大手SIerに就職するが,Railsエンジニアとして受託開発をするため転職。その後フリーランスを経て,2016年にRepro株式会社CTOに就任。現在はRailsに限らずサービス全体のアーキテクチャの設計や長期的な技術選択を担っている。最近はKafkaを利用したストリーミング処理に注力している。


五十嵐邦明(いがらしくにあき)

フリーランスRuby,Railsエンジニア。2003年,Ruby製Web日記アプリtDiaryを使い始めてRubyistになる。2010年からRailsを仕事で使い始め,2017年よりフリーランス,2019年ガーネットテック373株式会社を設立,同社代表取締役社長。RubyWorld ConferenceやRubyConf台湾などで講演。著書に『ゼロからわかる Ruby超入門』(共著,技術評論社),『Railsの教科書』(達人出版会),『RubyとRailsの学習ガイド』(個人出版)ほか。ネット上のIDはigaiga。


後藤優一(ごとうゆういち)

1990年生まれ。大学院修了後,「PIXTA」をはじめとしたクリエイティブ・プラットフォーム事業を展開するピクスタ株式会社に入社。2020年より同社執行役員CTO兼開発部長に就任。執行役員として次の主力事業の開発に注力しながら,開発部長としてより良いエンジニアリング組織づくりに取り組んでいる。インターネット上では,@yasaichiまたは@_yasaichiというIDで活動している。