ユーザー中心組織論
〜あなたからはじめる心を動かすモノづくり〜

[表紙]ユーザー中心組織論 〜あなたからはじめる心を動かすモノづくり〜

紙版発売
電子版発売

四六判/232ページ

定価2,200円(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-297-11997-3

電子版

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書籍の概要

この本の概要

「そのプロダクトは誰のためのものですか?」ーーこう質問したとき,モノづくりに関わるメンバーは皆同じユーザーを思い浮かべることができるでしょうか。

プロダクトやサービス開発などモノづくりをする組織では,ビジネス・テクノロジー・クリエイティブなどのさまざまなエキスパートが一同に集まります。多様なスキルを持ったメンバーが共創することで,1人の能力の限界を超える成果が得られるからです。しかし,組織の「誰のため」の視点がバラバラになった状態では,良いモノづくりはできません。

なぜなら,プロダクトやサービスの良し悪しを決める観点は人それぞれ違うため,全員が満足するモノをつくることは不可能だからです。せっかくエキスパートが集っても,視点がそろわないままでは,生み出されるのは誰の心にも響かないモノです。

この問題を回避するには「ユーザー中心な価値観」を組織に根付かせる必要があります。本書は,モノづくりに関わるメンバーの視点をユーザ中心な価値観にそろえていくための方法を解説します。ユーザ価値の解説からはじめ,ユーザ中心なモノづくりについて考えた上で,組織をどうやって動かすかを解説していきます。

本書に書かれている内容はけして難しいものではありません。明日からすぐにはじめることができます。本書が「ユーザーの心を動かすモノづくり」をしたいと願うあなたの,はじめの一歩になれたらうれしいです。

こんな方におすすめ

  • モノづくりにかかわるすべての方
  • プロダクトマネージャ/プロデューサー/プロジェクトマネージャ/UXデザイナー

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そのモノづくりは誰のためですか?
「そのプロダクトを誰のためにつくっていますか?」ーーこう質問したとき,モノづくりに関わるメンバー全員が同じユーザーを思い浮かべることができるでしょうか。

目次

1章 ユーザーと組織とあなた

2章 ユーザー価値

3章 共創する組織

4章 モノづくりのビジョン

5章 ビジネスとの統合

6章 目的に向き合うチーム

7章 学習するサイクル

8章 カルチャーを築く

9章 小さく行動をはじめる

10章 共創ムーブメント

著者プロフィール

金子剛(かねこつよし)

600株式会社 ExperienceLead
新卒でヤフー株式会社に入社,株式会社サイバーエージェントで新規事業のデザイナーとしての下積みを経て,株式会社リブセンスで開発チームのリーダーを担当。弁護士ドットコム株式会社でデザイン部を立ち上げ後,現在は無人ストア事業のスタートアップにてWEBを飛び出しハードウェアのExperienceを設計中。傍らで,多数のスタートアップの採用顧問や,新規事業立ち上げサポートを複業で行う。UXデザイナーとしての自身の経験を元に,ユーザー視点を基に,役割や所属を越境して共創するモノづくりを推進したいと共著の並木と役割を越えて本著を執筆。


並木光太郎(なみきこうたろう)

弁護士ドットコム株式会社 企画編集部 ガイドコンテンツ責任者
法科大学院を経て弁護士ドットコム株式会社に入社。オウンドメディア「弁護士ドットコムニュース」で,時事的な話題や身近なテーマを法律的な切り口で解説する記事の執筆・編集に従事。現在は,法的トラブルに悩むユーザーのための法律ガイドコンテンツの作成を中心に,法曹業界の旬な話題など弁護士に向けた記事なども執筆。法をテーマに様々な読者層に向けたコンテンツを発信している。本書の制作に関わったことで組織(チーム)づくりに目覚める。「個」の力が重視されがちなライティングの領域で共創を生み出すにはどうすればいいのか模索中。