詳解 クラウド型ネットワークのインフラ技術
~基礎からクラスタリング、仮想化、分散DBまで

[表紙]詳解 クラウド型ネットワークのインフラ技術 ~基礎からクラスタリング、仮想化、分散DBまで

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B5判/520ページ

定価3,960円(本体3,600円+税10%)

ISBN 978-4-297-12569-1

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書籍の概要

この本の概要

近年のコンピュータネットワークは,仮想化・クラウド・ビッグデータなどの技術分野と不可分になっています。本書はこのような「クラウド型ネットワーク」について,クラウドに隠されている要素技術を解きほぐし,横断的・総合的な理解を助けます。個々の技術・ソフトウェアを深掘りするのではなく,ネットワーク下位層に焦点を当てて知識・スキルの習得を目指します。ネットワーク技術者としてさらなる高みを目指す方にお勧めです。

こんな方におすすめ

  • ネットワーク・エンジニア,社内インフラエンジニア,クラウドエンジニア,クラウドサービス利用エンジニア

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目次

第1章 ネットワークインフラ基礎知識

  • 1.1 ネットワークやネットワークインフラ
  • 1.2 全体像
  • 1.3 ネットワークの要素(技術,プロトコル,仕様)
  • 1.4 用語
  • 1.5 ネットワーク技術の技術要素分野と要件
  • 1.6 その他

第2章 ネットワークインフラ入門

  • 2.1 本書単元技術の関係性,共通性,差異
    • 2.1.1 関連構造
    • 2.1.2 関係性
    • 2.1.3 共通性
  • 2.2 インフラ
    • 2.2.1 データリンク層(ネットワークインターフェース層)
    • 2.2.2 ネットワーク層(インターネット層)
    • 2.2.3 ストレージレベル
  • 2.3 クラスタリング
    • 2.3.1 Pacemaker
    • 2.3.2 フロントエンド分散
    • 2.3.3 LVS/Keepalived/HAproxy
    • 2.3.4 Ultra Monkey L7
  • 2.4 仮想化
    • 2.4.1 単体仮想システム
    • 2.4.2 ホスト型仮想化
    • 2.4.3 ハイパーバイザー型仮想化
    • 2.4.4 ネットワーク型仮想化
    • 2.4.5 新利用形態の仮想化技術
    • 2.4.6 仮想化環境におけるトラフィック制御と運用管理の実装
  • 2.5 バックエンド
    • 2.5.1 Apache Hadoop
    • 2.5.2 基本的なしくみ
    • 2.5.3 プログラミング
    • 2.5.4 動向
  • 2.6 信頼性と品質~HA,セキュリティ
    • 2.6.1 サーバ監視
    • 2.6.2 セキュアOS
    • 2.6.3 データ保全
    • 2.6.4 ネットワーク監視
    • 2.6.5 その他(セキュリティや運用管理)
  • 2.7 その他の関連技術,理論技術,実装技術
    • 2.7.1 関連技術の概要
    • 2.7.2 関連理論
    • 2.7.3 実装技術
    • 2.7.4 RFCの利用と実装

第3章 インフラ構築①-インフラ~インフラ分散/統合

  • 3.1 ネットワークインターフェース層の冗長化・負荷分散・統合技術
    • 3.1.1 複数IP/NICの設定
    • 3.1.2 ネットワークインターフェースの冗長化と負荷分散:Ethernetチャネルボンディング
  • 3.2 IPネットワーク層の冗長化・負荷分散・統合技術
    • 3.2.1 パス制御
    • 3.2.2 パストラフィック制御によるルーティングの負荷分散:iproute2
  • 3.3 ストレージレベルの冗長化・負荷分散・統合技術
    • 3.3.1 論理ボリューム管理:LVM
    • 3.3.2 ディスクアレイ:RAID
  • 現場技術者の眼

第4章 インフラ構築②-フロントエンド~クラスタリング

  • 4.1 クラスタリングの特徴と機能
    • 4.1.1 高信頼クラスタシステムの特徴
    • 4.1.2 求められる機能
    • 4.1.3 解説箇所
    • 4.1.4 高信頼クラスタシステムのまとめ
  • 4.2 Pacemaker(+Heartbeat/Corosync)
    • 4.2.1 Pacemaker HAクラスタシステムの処理制御
    • 4.2.2 動作環境と処理
    • 4.2.3 Pacemaker HAの障害時の自動フェイルオーバー/フェイルバック動作
    • 4.2.4 クラスタ構成別の動作例
    • 4.2.5 その他のポイント
    • 4.2.6 Pacemaker/Corosyncの場合
    • 4.2.7 Pacemaker
    • 4.2.8 ldirectord稼働監視デーモン
  • 4.3 フロントエンド分散
    • 4.3.1 機能
    • 4.3.2 Poundの利用
    • 4.3.3 設定と実行例
    • 4.3.4 その他
  • 4.4 LVS/Keepalived/HAproxy
    • 4.4.1 LVSの物理的構成
    • 4.4.2 LVSの論理的構成
    • 4.4.3 負荷分散スケジューリング
    • 4.4.4 パケット転送(ルーティング)方式
    • 4.4.5 LVSクラスタ設定
    • 4.4.6 LVSバーチャルクラスタの設定と処理
    • 4.4.7 LVSルータ間HA機能~LVSディレクタ間のフェイルオーバー
    • 4.4.8 リアルサーバHA機能~LVSディレクタによるリアルサーバの監視と障害対応
    • 4.4.9 まとめ
    • 4.4.10 LVSをベースに組み合わせたHA/負荷分散クラスタ
    • 4.4.11 Keepalived/VRRP
    • 4.4.12 HAProxy
  • 4.5 Ultra Monkey L7
  • 現場技術者の眼

第5章 インフラ構築③-インターナル~仮想化

  • 5.1 単体仮想システム
    • 5.1.1 WWW仮想ホスト
    • 5.1.2 メール仮想ホスト
    • 5.1.3 仮想ドメインシステム
    • 5.1.4 利用上の問題点について
    • 5.1.5 その他
  • 5.2 ホスト型仮想化
    • 5.2.1 VMware Workstation Player
    • 5.2.2 VirtualBox
    • 5.2.3 利用上の問題点について
  • 5.3 ハイパーバイザ型仮想化
    • 5.3.1 XEN
    • 5.3.2 KVM
    • 5.3.3 VMware ESXi/vSphere Hypervisor
    • 5.3.4 Hyper-V
    • 5.3.5 利用上の問題点について
  • 5.4 ネットワーク型仮想化
    • 5.4.1 OpenVPN
    • 5.4.2 SoftEther VPN
    • 5.4.3 Windows VPN
    • 5.4.4 その他(SSH-VPN)
    • 5.4.5 利用上の問題点について
  • 5.5 新利用形態の仮想化技術
    • 5.5.1 コンテナ型仮想化(Docker/Kubernetes)
    • 5.5.2 SDN/OpenFlow
    • 5.5.3 利用上の問題点について
  • 5.6 仮想化環境におけるトラフィック制御と運用管理の実装
    • 5.6.1 仮想環境の運用管理
    • 5.6.2 仮想環境リモート運用管理の実装例
  • 現場技術者の眼

第6章 インフラ構築④-バックエンド~ビッグデータ分散データベース処理

  • 6.1 Apache Hadoop
    • 6.1.1 Hadoopの概観
    • 6.1.2 Hadoop適用
    • 6.1.3 Hadoopの歴史とコンポーネントの概観
    • 6.1.4 スケールアップとスケールアウトの問題
    • 6.1.5 HadoopとRDBMSの比較
    • 6.1.6 CAP定理
    • 6.1.7 処理タイプ
  • 6.2 Hadoopアプリケーション
  • 6.3 Hadoop System
    • 6.3.1 Hadoopレイヤ
    • 6.3.2 HDFS(Hadoop Distributed File System)
    • 6.3.3 Hadoopクライアント
    • 6.3.4 Hadoop分散クラスタ
    • 6.3.5 MapReduce
    • 6.3.6 YARN(MRv2)
    • 6.3.7 Hive
    • 6.3.8 HBaseの利用概要
    • 6.3.9 Hadoopの適用
    • 6.3.10 Hadoopの利用
    • 6.3.11 Hadoopの使用ポートと運用管理
  • 6.4 Java MapReduceプログラミング処理
  • 6.5 Java以外の言語を使ったプログラミング
  • 6.6 RubyやUNIXのサンプルコード
  • 6.7 動向
    • 6.7.1 データ基盤の変化とHadoop
    • 6.7.2 HadoopとIoT
    • 6.7.3 ストリーミングStreaming
    • 6.7.4 Hadoopのストリーミング処理
    • 6.7.5 Apache Sparkストリーミング
    • 6.7.6 Kafka(Apache Kafka)
    • 6.7.7 Hadoop関連パッケージ
  • 現場技術者の眼

第7章 インフラ構築⑤-品質~HA,セキュリティ

  • 7.1 サーバ監視
    • 7.1.1 障害監視・自動復旧:watchdog
    • 7.1.2 デーモンの稼働監視:daemontools
    • 7.1.3 lm_sensors
  • 7.2 セキュアOS
    • 7.2.1 SELinux
    • 7.2.2 TOMOYO Linux
    • 7.2.3 RSBAC(Rule Set Based Access Control)
    • 7.2.4 その他
  • 7.3 データ保全
    • 7.3.1 データファイル同期rsync
    • 7.3.2 ディレクトリデータ共有(LDAP-OpenLDAP)
    • 7.3.3 デバイスミラーリング(DRBD)
    • 7.3.4 その他
  • 7.4 ネットワーク監視
    • 7.4.1 ネットワークリソース監視
    • 7.4.2 サーバサービス稼働監視
  • 7.5 その他(セキュリティや運用管理)
    • 7.5.1 サーバのセキュリティ
    • 7.5.2 ネットワーク侵入検出システム
    • 7.5.3 統合運用管理(グループノード統合運用管理:Hinemos)
  • 現場技術者の眼

第8章 その他の関連技術動向と実装知識

  • 8.1 関連技術の概要
    • 8.1.1 クラウドサービス
    • 8.1.2 IoT
  • 8.2 関連理論
    • 8.2.1 ネットワーク理論
    • 8.2.2 TCP/IPコアプロトコルのフォーマットと手順
  • 8.3 実装技術
    • 8.3.1 認証と暗号化
    • 8.3.2 トラフィック捕捉技術
  • 8.4 その他
    • 8.4.1 インターネット管理・運営組織
    • 8.4.2 標準化トラック――RFCとインターネットドラフト(I-D)
    • 8.4.3 RFCの実装要件
    • 8.4.4 RFCの情報
  • 現場技術者の眼

Appendix

  • 付録1 用語概説
  • 付録2 本書単元別参照RFC
  • 付録3 情報通信ネットワーク関係機関・組織URL
  • 付録4 参考文献

著者プロフィール

笠野英松

オフィス ネットワーク・メンター代表
ホームページ:http://www.network-mentor.com/indexj.html

静岡大学理学部数学科卒。日本電気,NCR,HPなどのベンダーにて基本ソフトウェア/OS開発,スパコン・汎用機・UNIX機・PCなどの通信ネットワーク・システムの研究開発/インテグレーションに従事。
これら実務を通じて,超大型機から超小型機までのハードウェアやOS・システム開発言語,ネットワークや伝送交換・電気通信などの幅広く深い技術に精通。 電気通信主任技術者,電気通信設備工事担任者等の法的担保資格を有し,電信電話技術委員会,日本フレームリレーフォーラム,日本情報処理開発協会等の委員を歴任。
専門は,通信ネットワークおよびOS。
インターネットのTCP/IP技術を研究してまとめた書籍「インターネットRFC事典」は1万1千部を超えるベストセラーとなり,通信ネットワーク技術を研究してまとめた書籍「通信プロトコル事典」も1万9千部を越えるベストセラーとなるなど,そのネットワーク技術研究には定評がある。
現在,ネットワークのコンサルティングやインターネット/イントラネット構築および,技術研修等の技術サポートを手がける一方で,通信ネットワークやOS,マルチメディア伝送,モバイル通信および高速伝送技術の研究・開発を行い,ライセンスシステムや技術の提供,多数の技術書・雑誌執筆や学会講演,技術講演会・セミナー・教育機関等での技術普及,公的機関のICT分野の指導など,幅広い活動を続けている。