60分でわかる!シリーズ60分でわかる!
メタバース 超入門

[表紙]60分でわかる! メタバース 超入門

紙版発売
電子版発売

四六判/160ページ

定価1,320円(本体1,200円+税10%)

ISBN 978-4-297-12785-5

電子版

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書籍の概要

この本の概要

2021年7月末にFacebookが「メタバース企業になる」と宣言をして以来(10月には社名を「Meta」と変更),ここ数か月で「メタバース」という言葉を目にする機会も急激に増えてきました。暗号資産やNFTなどブロックチェーン技術への関心の高まりとあいまって,現在もっともホットなワードの一つといえます。とはいえ,そもそも「メタバース」とは何なのか,そんな疑問を持つ人も多く,もっともその実態が掴みづらいワードの一つともいえるでしょう。本書は,「メタバース」がどのようもので,何を目指しているか,多くの事例や実際のビジネス展開例を通して紹介します。また「メタバース」の技術的なしくみやそれを支える周辺技術などにも触れながら,今後のビジネスにつながる情報を提供します。

こんな方におすすめ

  • メタバースに興味を抱いている人
  • メタバースをビジネスに活用できないか考えているビジネスパーソン

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

Part1 なぜ注目されるのか?
進化を続けるメタバースの現在

  • 001 メタバースとは?
  • 002 『セカンドライフ』時代からの技術的進化
  • 003 「あつ森」もメタバース? コロナ禍で注目のバーチャル空間
  • 004 フェイスブックはメタバースの会社になる?
  • 005 メタバースの経済圏とは? 大企業が注目するポテンシャル
  • 006 クローズドメタバースとオープンメタバースの違い
  • 007 メタバースが変えるオンライン体験
  • 008 ゲーム以外にも広がりを見せるメタバース
  • 009 大手VCや機関投資家も関心を寄せるメタバース
  • Column メタバース上で恋愛! 性別不問の自由なパートナー関係

Part2 メタバースを支える
技術ファクターとエコシステム

  • 010 自由自在な仮想世界を作り出す3DCGの力
  • 011 ゲームを中心としたコミュニケーションの加速
  • 012 次世代SNSとして期待されるメタバースのソーシャル性
  • 013 メタバース時代のアイデンティティ「アバター」はどう進化する?
  • 014 没入感・臨場感を実現するメタバースのXR技術
  • 015 NFTやブロックチェーンが支える新しい経済圏
  • 016 クリエイターエコノミーとメタバースのシナジー
  • Column アバターが盗まれる!? 新しい概念がゆえのリスク

Part3 メタバースを牽引する
主要なサービスプラットフォーム

  • 017 バーチャルライブ開催も話題に 進化する『フォートナイト』
  • 018 大手ブランドも注目 若年層に強い『Roblox(ロブロックス)』
  • 019 自由度の高さが魅力 マイクロソフト提供の『マインクラフト』
  • 020 ソーシャルVRの雄,黎明期からユーザーを伸ばし続ける『VRChat』
  • 021 バーチャルライブ配信から発展 グリーが手掛ける『REALITY』
  • 022 バーチャルイベントから始まった国産メタバース『cluster』
  • 023 メタ社が狙う次世代プラットフォーム『Horizon Worlds』
  • 024 オフィス用途に特化したビジネス会議用VR『Horizon Workrooms』
  • 025 『Teams』や『Office』と連携『Microsoft Mesh』
  • 026 ARでのメタバース構築を目指す「Niantic」
  • 027 イーサリアムブロックチェーンがベース『The Sandbox』
  • 028 バーチャルな土地が高額売買され話題を集める『Decentraland』
  • 029 NFTを活用したオープンメタバース上の文化都市『MetaTokyo(メタトーキョー)』
  • 030 アバターを軸としたクリプトアートプロジェクト『Metaani(メタアニ)』
  • Column 世界的テック企業「アップル」の気になる動向

Part4 メタバースを加速する
新しいテクノロジー・インフラ・エコノミー

  • 031 オールインワン型VRデバイス「Meta Quest2」
  • 032 VRがさらに現実に近づく驚きの「ハプティクス技術」
  • 033 リアルとデジタルの融合を可能にするARグラス
  • 034 デジタルツインとARクラウドが生み出すミラーワールド
  • 035 メタバース構築の基盤となるゲームエンジン
  • 036 3DCGを民主化するモデリングツール
  • 037 3DCGの描画を支えるGPUの進化
  • 038 3DCG制作のコストを下げる可能性を秘めるAI技術
  • 039 5Gが支えるメタバタース時代の高速通信
  • 040 ブロックチェーンとメタバースとの親和性
  • 041 メタバースに求められる相互運用性や自立した経済圏
  • 042 「 NFT( 非代替性トークン)」を活用した商取引
  • Column メタバースの「 トークン」は国家通貨と同じ?

Part5 メタバースがビジネスを変える
各業界のリアル×バーチャル

  • 043 収益モデルから見たメタバース①〈課金モデル/広告モデル〉
  • 044 収益モデルから見たメタバース②〈仲介モデル/ECモデル ほか〉
  • 045 メタバースの浸透が最も早く進んでいるゲーム業界
  • 046 既に大物アーティストの事例も バーチャルライブで変わる音楽界
  • 047 IP活用の新しい可能性が期待されるエンタメ業界
  • 048 アバターファッションの活用に積極的なアパレル業界
  • 049 バーチャルで完結する新たな購買体験を模索する小売業
  • 050 バーチャルシティの取り組みが進んできた不動産業界
  • 051 デジタルツインによる生産性向上が期待される建設業
  • 052 リアルとバーチャルのシナジーを目指す旅行・観光業
  • 053 ブランディングの新しい手法として注目が集まる広告・メディア業界
  • 054 通信技術の革新とコンテンツ拡充を目指すIT・通信業界
  • 055 直感的な体験で新しい学びの形が実現する教育業界
  • 056 デザインレビューや展示プロモーションとしての活用が進む製造業
  • 057 手術のトレーニングや治療用途で活用が盛んな医療業界
  • 058 暗号資産やブロックチェーンと結びつきが強い金融業
  • Column すでに「遊ぶだけで暮らせる」世界は存在する!

Part6 メタバースの未来は?
成功のための条件と課題

  • 059 マスに普及するためのキラーコンテンツの必要性
  • 060 ゲーム以外のユースケースが確立されることが重要
  • 061 既存のウェブやリアルのコンテンツとの連携ができるか
  • 062 サングラス型など手軽なデバイスはいつ出てくるのか
  • 063 五感すべてで没入できるフルダイブ技術の夢
  • 064 メタバース空間のアイテムは所有物として認められるのか
  • 065 世代や格差を超えて広く社会に受け入れられるのか
  • 066 メタバースが本格普及するタイミングはいつか

著者プロフィール

武井勇樹(たけいゆうき)

株式会社Synamon 執行役員/COO
新卒でITベンチャーの株式会社Speeeに入社し,SEOを中心としたWebマーケティングのコンサルティング等に従事。その後,イノベーションの最先端であるシリコンバレーでビジネスを学びたいと考え,UC Berkeley ExtensionのThe International Diploma Programs(IDPs)を修了。2018年よりXRの可能性に惹かれ,SynamonにBusiness Developmentとして参画。2021年8月に執行役員COOに就任し,現在はビジネスサイド全般の統括を担当。

https://synamon.jp/