話が進む仕切り方
~会議/プロジェクト/イベントを成功させるファシリテーションの道具箱~

[表紙]話が進む仕切り方 ~会議/プロジェクト/イベントを成功させるファシリテーションの道具箱~

紙版発売
電子版発売

四六判/224ページ

定価1,760円(本体1,600円+税10%)

ISBN 978-4-297-13160-9

電子版

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書籍の概要

この本の概要

  • 「会議が毎度お偉いさんのリサイタル」
  • 「突然,意見を求められて『シーン』」
  • 「話が脱線したっきりで,戻ってこない」
  • 「結論ありき。予定調和な定例会」
  • 「司会者だけが空騒ぎするオンライン会議」
  • 「沈黙の1on1」
  • 「何かが決まった試しがない」
  • 「後でちゃぶ台返し」
  • 「毎度,延長,延長,また延長の汗と涙の甲子園模様」
  • 「なぜ自分が呼ばれたのかわからない」

うまくいかない場を動かし,成果へ導くには?

400以上の組織の景色を変えてきた専門家が,リアル/オンライン/ハイブリッドを問わず“いますぐ使える”秘伝を一挙公開!

こんな方におすすめ

  • 会議やイベントなどの場をうまく進行させたい方

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著者の一言

目次

はじめに

  • 多様な人たちとものごとを前に進めないといけない時代
  • コアアクション3つ:「観察」「対話」「期待役割の合意」
  • 戦略アクション4つ:「ビジョンニング」「ストーリー設計」「偶然設計」「環境セットアップ」
  • ものごとを前に進めるための道具箱をあなたに

序章 ファシリテーションの基本

  • 01 人,イシュー,プロセス,環境をマネジメントする
  • 02 「5つの要素」を意識して場を設計する
  • 03 5つの要素①目的を押さえる
  • 04 5つの要素②インプットを押さえる
  • 05 5つの要素③成果物を押さえる
  • 06 5つの要素④関係者を把握する
  • 07 5つの要素⑤効率を考える

1章 信頼関係を構築する

  • 08 歩き回る
  • 09 オンラインで歩き回る
  • 10 口ぐせを観察する
  • 11 自己開示する
  • 12 相手が「何のプロか」を言語化する
  • 13 期待役割を明確にする
  • 14 期待に成長イメージを添える
  • 15 「この場で何を学びたいか?」「どう成長したいか?」を言語化する
  • コラム 焦らず,手を変え・品を変え・景色を変え

2章 時間を効果的に使う

  • 16 魔の時間帯をはずす
  • 17 毎時ゼロ分に時報を流す
  • 18 BGMを流す
  • 19 オープニングスライドを投影する
  • 20 時計は全員が見やすい場所に設置する
  • 21 事前に動画を見てもらう
  • 22 戦略的に休憩をとる
  • 23 戦略的に間をとる
  • 24 時間を相手に戻す
  • 25 場に進め方の意見を問う
  • コラム ワーケーションのススメ

3章 景色を合わせる

  • 26 側面報告幕のように目的地と各ステップと現在位置を示す
  • 27 キーワード/キーフレーズでまとめる
  • 28 キーワード/キーフレーズを考える
  • 29 キーワードやキーフレーズを最適なタイミングで投げ込む
  • 30 「モヤモヤ」に名前をつける
  • 31 着地イメージの合意をとる
  • 32 変化や感動を言葉にする
  • 33 待ち受ける困難やしんどさを示す
  • 34 言葉や概念のズレをなくす
  • 35 文学的な表現は言い換える
  • 36 外来語の用語はできればそのまま使う(ただし説明を添えて)
  • 37 主観を定量化する
  • 38 とりあえず測定してみる
  • 39 「意識合ってる?」「認識合ってる?」と確認する
  • コラム 迷子にさせない説明を大切に

4章 気持ち,意見,能力を引き出す

  • 40 アイスブレイクでは番号で答えてもらう
  • 41 気持ちを番号で回答してもらう
  • 42 スタンプや投票で意思表示してもらう/意見集約する
  • 43 ハンドルネームで本音を引き出す
  • 44 同時編集で一斉に書き出す
  • 45 チャットを読み上げるスタイルにする
  • 46 「壁打ち」の相手になる
  • 47 普段とは違う役割を任せてみる/試してみる
  • コラム 無理して盛り上げようとしない

5章 進行に気を配る

  • 48 やりやすいところから始める
  • 49 場のリズムを作る
  • 50 成果物イメージが決まっているなら,枠を書いておく
  • 51 枠に沿って対談を進める
  • 52 達成感が得られる工夫をする
  • 53 明示的にコンセンサスをとる
  • 54 「方向性」と「論点」を分類し,合意事項と未合意事項を明確にする
  • 55 合意事項を書き出す
  • 56 3本締めで次のアクションを促す
  • 57 事務やサポートが得意な人を入れる
  • コラム 「番組」「劇場」だと思って場を運営してみる(1)

6章 視点を変える

  • 58 ネガティブな見方をポジティブに変える
  • 59 "What if""Yes if"で視野を広げる
  • 60 人と人との対話を仕掛ける
  • 61 対談形式にする
  • 62 景色を変えてみる
  • 63 その場にない観点を投げ込んで話を広げる
  • 64 新たな目的を投げ込む/にぎる
  • 65 論点や観点を洗い出す
  • 66 具体と抽象を行き来する
  • 67 「上の句」と「下の句」に因数分解する
  • 68 「上の句」と「下の句」を入れ替えてみる
  • コラム 「番組」「劇場」だと思って場を運営してみる(2)

7章 理解・共感・納得を生み出す

  • 69 「CCF」「NLC」「AREA」でシンプルに伝える
  • 70 笑顔2倍,うなづき3倍で対応する
  • 71 相手の言葉やペースで会話する
  • 72 「リ」+感情ワードで相手の感情を受け止める
  • 73 自分の経験や専門性を全面に押し出す
  • 74 感情的になるのではなく,感情を伝える
  • 75 一理三例で説得力を持たせる
  • 76 「何費で落とさせるか」を想定する
  • 77 図解する
  • 78 図解の落とし穴を回避する
  • 79 グラフィックレコーディングを活用する
  • 80 問題地図を描いてみる
  • コラム 無理して相手に寄り添わなくていい

8章 「詰んだ」と思ったら

  • 81 パーキングエリアを創る
  • 82 「コントローラブル」なものごとに集中する
  • 83 「バリカタ」か「ゆるふわ」か選んでもらう
  • 84 詰まったらグループワークをする
  • 85 「テーマが大きいな」と思ったら小分けにして並列処理する
  • 86 適切なグループ分けをする
  • 87 意見が割れたら,面白いほうに決める
  • 88 突然パソコンが再起動,オンラインで相方が落ちてしまったときに対処する
  • 89 場が荒れたら進行を止める
  • 90 場が荒れた後の再開の仕方を工夫する
  • コラム 「上空1,000mからの着陸」をマネジメントしよう

おわりに

  • ファシリーダーになろう

著者プロフィール

沢渡あまね(さわたりあまね)

作家/ワークスタイル&組織開発専門家。『組織変革Lab』主宰。DX白書2023有識者委員。

あまねキャリア株式会社CEO/株式会社NOKIOO顧問/浜松ワークスタイルLab所長/国内大手企業人事部門顧問ほか。

日産自動車,NTTデータなどを経て現職。400以上の企業・自治体・官公庁で,働き方改革,組織変革,マネジメント変革の伴走・講演および執筆・メディア出演をおこなう。

著書は『職場の問題地図』『新時代を生き抜く越境思考』『どこでも成果を出す技術』『バリューサイクル・マネジメント』『仕事ごっこ』『業務デザインの発想法』(技術評論社)ほか多数。尊敬する人は兼好法師。

趣味はダムめぐり。#ダム際ワーキング 推進者。