思い出をありがとう! 上野のパンダ リーリーとシンシン
~いつまでも素敵なパン生を!~

[表紙]思い出をありがとう! 上野のパンダ リーリーとシンシン ~いつまでも素敵なパン生を!~

紙版発売
電子版発売

A4変形判/48ページ

定価1,320円(本体1,200円+税10%)

ISBN 978-4-297-14579-8

電子版

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書籍の概要

この本の概要

上野動物園のジャイアントパンダ,リーリー(力力,オス,19歳)とシンシン(真真,メス,19歳)とお別れをする日,2024年9月29日が来てしまいました。2頭は中国につい先日旅立ちました。

返還という突然の発表からファンは動揺する日々を過ごし,いまいっそうさみしさをつのらせています。しかしながら,帰る理由は中国で治療を受けるため(リーリー,シンシンは人間でいえば60歳くらいで,高血圧だったり白内障の症状が出始めるなどにより治療を続けていました)と知り,より高度な治療により2頭が元気になってくれるならば,とファンは自分に言い聞かせているのです。

本書は,そんなファンに向けてリーリーとシンシンが日本で過ごした14年間を振り返ります。2005年四川省臥竜生まれで幼なじみ,パンダ幼稚園では同級生だった2頭は,2011年2月に一緒に来日しました。しかしながら,2011年3月11日東日本大震災が発生。日本中が悲しみにくれるなか,4月1日にお披露目され約3000人が列を作りました。上野動物園のパンダ公開は,2008年にリンリンが亡くなって以来3年ぶりだったのです。2頭は私たちにそれ以来ずっと元気と癒しをくれる存在です。シャンシャン,シャオシャオ,レイレイという3頭の子供たちを残してくれたリーリーとシンシン。

シンシンが木のぼりをして大好きなシンシンをこっそり見ている健気なシーンやシャンシャン,シャオシャオ,レイレイという3頭の子供たちとシンシンの貴重なふれあいシーンなどを入れながら,濃い14年間を写真と文でお届けします。

こんな方におすすめ

  • ジャイアントパンダが好きな方
  • 上野動物園のリーリーとシンシンが特に好きな方

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上野動物園内に広告掲載を始めました
この度,ジャイアントパンダの解説ボードへ,11月5日発売の新刊『思い出をありがとう! 上野のパンダ リーリーとシンシン ~いつまでも素敵なパン生を!~』・9月24日発売の既刊『ありがとう! パンダ タンタン 激動のパン生 〜懸命に生きた28年間〜』に関する広告の掲示を開始しました。

本書のサンプル

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目次

感謝をこめて,リーリーとシンシンへ

リーリー・シンシン とっておき写真集

  • お散歩リーリー/もぐもぐシンシン/リーリーももぐもぐ/ごうかい!シンシン伝説/まったリーリー&シンシン/変顔シリーズ/美パンショット/上野ファミリー名場面集

リーリー・シンシン物語

  • 上野動物園へ!/シンシンの出産/待望の赤ちゃんたん生!/シャンシャン ブーム!/シャンシャンのひとり立ち/旅立ちのとき/ありがとう!リーリー・シンシン

リーリーの特ちょう

シンシンの特ちょう

上野パンダファミリー

  • リーリーとシンシンの子どもたち
  • シャンシャン シャオシャオ&レイレイ

上野パンダヒストリー

著者プロフィール

神戸万知(ごうどまち)

英米文学翻訳家・作家。東京生まれ。白百合女子大学大学院で児童文学を研究する。2012年に生まれた赤ちゃんパンダ「優浜」の名付け親になったことがきっかけでパンダ愛に目覚め,撮影・執筆を続ける。おもな著書に『世界一のパンダファミリー』『もふもふ あかちゃんパンダ』(ともに講談社)。訳書に『ポケットに色をつめこんで』(フレーベル館),『スパイ・バレリーナ 消えたママを探せ!』(早川書房),『ありがとう! パンダ タンタン 激動のパン生』(技術評論社)など。白百合女子大学,神奈川大学,成蹊大学,國學院大学,専修大学の非常勤講師も勤めるほか,朝日カルチャーセンターなどでパンダの講座もおこなう。