今夏に発売予定の土屋健著『怪獣古生物大襲撃』(仮題)。本書に登場する、古生物に由来した「怪獣」20体すべての名前を大募集します!
採用されたネーミングは『怪獣古生物大襲撃』(仮題)に実際に収録。さらに投稿が採用された方には、特製サイン入りの書籍を贈呈いたします。
以下のキャンペーン詳細をお読みのうえ、ふるってご応募ください!
- キャンペーン期間
- 受付は終了しました。採用されたネーミングは、4月29日(金)22時から行われる「どこでも博物ふぇす壱」の土屋健さんの講演の中で発表されます。たくさんのご応募ありがとうございました。
2022年4月1日(金)から2022年4月20日(水)まで - 投稿が採用された方
- ① 採用されたネーミングを実際の書籍に反映し、投稿者のお名前(またはペンネーム)をエンドクレジットに記載
- ② 『怪獣古生物大襲撃』(仮題)特製サイン入り書籍1冊
- ③ 怪獣の3Dデータから作成した特製単色フィギュア(株式会社海洋堂提供)※特別賞採用者4名のみ対象となります
応募にあたり、採用された投稿のお取り扱いに関する応募規約を必ずご確認ください。
- 特別賞
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本書には、古生物監修として岡山理科大学の林昭次さん、生物監修として天王寺動物園の佐野祐介さん、造形監修として海洋堂の古田悟郎さん、怪獣の侵攻路考察担当として地球科学可視化技術研究所の芝原暁彦さんにご協力いただいています。
今回、協力者4名の名前を関した特別賞(林賞、佐野賞、古田賞、芝原賞)を用意しました。20体中4体のネーミング採用者には、対象の協力者のサイン本、さらに株式会社海洋堂からの特製プレゼントとして対象の怪獣の3Dデータから作成した特製フィギュア(単色)を進呈します。残る16体のネーミング採用者には、著者の土屋健さんのサイン本を進呈します。
なお、どの怪獣のネーミングが特別賞の対象となるかは、怪獣名発表時までのお楽しみです。
- 著者プロフィール
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- 土屋 健(つちや・けん)
サイエンスライター。オフィス ジオパレオント代表。日本地質学会員。日本古生物学会員。日本文藝家協会員。埼玉県出身。金沢大学大学院自然科学研究科で修士(理学)を取得(専門は、地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て、現職。「進化の傾向」などを重視し、「もしも、あの古生物が絶滅しなかったら」の本、『ifの地球生命史』(技術評論社)を2021年に上梓。本書は、『ifの地球生命史』の類書ながらも(?)、さまざまな“学術的制限”を解放して製作中。
- 監修者プロフィール(順不同)
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- 林 昭次(はやし・しょうじ)
岡山理科大学生物地球学部 准教授。3歳の時にみたゴジラをきっかけに、怪獣研究者をめざす。しかし怪獣が現実にいないことに気づき、その後、見た目が似ている恐竜の研究者を目指すことに。ステゴサウルスをはじめとした装盾類恐竜を研究し、北海道大学で博士号を取得。その後、ドイツ・ボン大学を経て大阪市立自然史博物館で勤務した際に、天王寺動物園の佐野獣医師と出会ったことで、現生と化石動物の両視点から進化を明らかにすることにはまり、現在ではさまざまな動物園・水族館とコラボしつつ、恐竜など大型脊椎動物の進化について研究をしている。
- 佐野 祐介(さの・ゆうすけ)
2005年に岩手大学農学部獣医学科を卒業後、大阪市にある天王寺動物園で獣医師として勤務し、様々な動物診療を行っている。自称寄生虫と爬虫類の専門家。趣味で集めたフィギュア(大量の怪獣を含む)で、1部屋が埋まってしまっている(笑)。
- 古田 悟郎(ふるた・ごろう)
1994年海洋堂入社。ホビーロビー店員として働く傍ら、松村しのぶ、木下隆志から造形を学ぶ。動物の専門学校を卒業した経験を生かして「日本の動物コレクション」シリーズをはじめ生物フィギュアのペイントマスター(塗装見本)をほぼ全て担当。爬虫類や古生物への造旨も深く、爬虫類専門誌で個人作品の連載や、博物館の展示モデルの製作を担当するなど、造形師としても高い評価を得る。2021年度 国際日本文化研究センター共同研究員。
- 芝原 暁彦(しばはら・あきひこ)
古生物学者、博士(理学)。1978年福井県出身。18歳から20歳まで恐竜発掘に参加し、その後は北太平洋などで微化石の調査を行う。筑波大学で博士号を取得後は、産業技術総合研究所(産総研)で3D計測やVR展示など、地球科学の可視化に関する研究を行った。2016年には産総研発ベンチャー「地球科学可視化技術研究所」を設立、「未来の博物館」を創出するための研究を続けている。2019年から福井県にある恐竜学研究所の客員教授を兼任。
- 応募方法
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以下のいずれかの方法で応募が可能です。
- A ツイッターで応募
- STEP1 技術評論社販売促進部アカウント(@gihyo_hansoku)をフォロー
- STEP2 以下2つをつけて、怪獣のネーミングをツイート
- ① 名付けたい怪獣の番号のハッシュタグ(#怪獣○号)
- ② 「#怪獣古生物」のハッシュタグ
その他、ネーミングの理由やメッセージを添えてもOKです!
各怪獣のイメージ画像右上にある「#怪獣〇〇号をツイートする」ボタンからの応募が便利です。
また、何度でも投稿していただくことが可能です。
- ツイッターで応募するときの注意点
- 当選時のご連絡に必要ですので、必ずアカウントのフォローをお願いします。
- 上記2つのハッシュタグがない場合、応募完了となりませんのでご注意ください。
- B 応募フォームで応募
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名前をつけたい怪獣のイメージ画像右上にある「この怪獣の名前をつける」をクリックし、応募フォームに以下の項目を記入のうえご応募ください。
- ① ご連絡用メールアドレス
- ② お名前(ペンネーム)
- ③ 名前をつけたい怪獣の番号
- ④ 怪獣の名前
- 結果発表
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採用されたネーミングは、4月29日(金)22時から行われる「どこでも博物ふぇす壱」の土屋健さんの講演の中で発表されます。その後、このホームページでもお知らせします。
※「どこでも博物ふぇす壱」は、4月29日〜5月15日まで開催されるWebイベントです。詳細は公式サイトをご覧ください。
- 『怪獣古生物大襲撃』の概要
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多くのファンを有する「怪獣」と「古生物」。
この二つはとても親和性が高く、多くの古生物ファンや専門家は、怪獣好きでもあります。とはいえ、怪獣はあくまでもフィクション。
科学と一線を画す存在ということもあり、「古生物」と「怪獣」は空想の中でしか交わることはありませんでした。しかし、もしも、怪獣を生物学の知見によって創造することができたとしたら?
生物としてのサイズの限界値に関係する「スケール問題」などの一部の“制約”を取り払いさえすれば、“科学的な怪獣”を想像できるのではないか?この本では、“怪獣が存在し、来襲する世界線”をお届けします。
古生物を“オリジン”として、専門家が大真面目に(楽しく)「怪獣化」を考察し、さらに怪獣の侵攻路についても専門家の意見を反映した世界を服部雅人さんの美しいCGでリアルに再現。他書にはない、魅力的なビジュアル古生物&怪獣図譜を目指します。
各怪獣紹介。名前をつけよう!
※怪獣のサイズ、体色、細部などは制作中のもので、多少の変更が加わる可能性があります
- No.01 巨大怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ティラノサウルス
- No.02 長頸竜型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- フタバサウルス
- No.03 翼竜型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ケツァルコアトルス
- No.04 寒冷地対応型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ケナガマンモス
- No.05 剣竜型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ステゴサウルス
- No.06 飛行亀型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- シネミスガメラ
- No.07 球変形怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ドエディクルス
- No.08 夜間行動型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ディメトロドン
- No.09 帆恐竜型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- スピノサウルス
- No.10 ブーメラン型頭怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ディプロカウルス
- No.11 甲冑魚型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ボスリオレピス
- No.12 四本角怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- アルシノイテリウム
- No.13 長腕怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- カリコテリウム
- No.14 恐鳥型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ケレンケン
- No.15 超巨大怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- ディプロドクス
- No.16 超空母怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- デスマトスクス
- No.17 大口水棲怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- プリオサウルス
- No.18 四足蛇型怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- テトラポッドフィス
- No.19 変形大怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- コティロリンクス
- No.20 肉食獣型大怪獣
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- オリジンと思われる古生物
- アンドリューサルクス
「古生物をもとに、ifの世界の生物を創造しよう」。
このとき、その古生物の属する分類群の“進化の傾向”を考慮したり、地球環境の影響を考えたり、さまざまな制約下で「創造(想像)」した本が『ifの地球生命史』(2021年刊)でした。
一方、本企画では、こうした制約を取り払い、さらにスケール問題などもスルーして、「生物学的にギリギリのラインを狙い、古生物をモデルに『怪獣』を創ったらどのような生物ができあがるか?」という構想のもとにスタートしています。
そして、「この怪獣のモデルは何?」という興味から、多くの人々が古生物に関心をもっていただければ、と思っています。
林さん、佐野さん、古田さんと、服部さんによって、すばらしい怪獣ができあがりました。その怪獣は、芝原さんによって考察された侵攻ルートで、日本各地の都市に襲いかかります。さらに、増川さんの「怪獣骨格図」も収録!
ぜひ、みなさんに、このコたちにふさわしい名前をつけていただけると嬉しいです。
何度でも応募できますので、気軽に、思いついたまま、どうぞ!