mixiのこれから,2012年に向けた新たなるステージ―株式会社ミクシィ笠原健治氏に訊く

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スマートフォン・スマートデバイスに向けた戦略と展開

2011年,日本もいよいよスマートフォンが主流になってきました。SNSを提供するサービス事業社として,スマートフォン,スマートデバイスの戦略はどのように考えられているのでしょうか。

笠原:

スマートフォン,スマートデバイスへの対応は,現在の最優先課題の1つです。これは,今に始まったことではなくて,昨夏のmixi meetup 2010の時点で,すでに強く意識し発表していました。結果的に,日本でも順調にスマートフォンのシェアが伸びていますし,今後はiPadのようなタブレットのユーザ数も増えていくと思っています。

私たちは,それらのデバイスに対して,Webアプリとしてのサービス提供,ネイティブアプリとしてのサービス提供を,各デバイスに最適化しながら行っていきます。ここも弊社のエンジニアリングの強みを最大限に活かせるポイントですのでご期待ください。さらに,スマートフォンやスマートデバイスについてはこれから技術が進化し,市場も拡張していくはずです。ですから,社内からだけではなく,外部のエンジニア・クリエイターの皆さんからのフィードバックも期待していて,⁠mixi API SDK for Android」「mixi API SDK for iOS」を提供することで,mixiの上での価値創造が行えるサポートをしていきます。

mixi for iPad

mixi for iPad

2012年に向けて,そしてWeb関係者の皆さんへ

最後に,2012年に向けた展望,そして本誌読者,Web関係者に向けたメッセージをいただきました。

笠原:

冒頭でお話ししたように,mixiページをリリースしたことで,HomeエリアとTownエリアを概念的にはっきりとさせ,それぞれに向けた施策を打ち出し始めました。2012年にかけていくつかサービスもリリースする予定です。mixiとして,両エリアを盛り上げながら,相互に行き来するもの,ソーシャルグラフで有機的につながっているものを拡張していきたいです。当然,お使いいただくユーザの皆さんにはストレスを感じさせないような,安定したサービス提供・サービス運用,それを支えるバックエンドの体制も整備します。

mixiがリリースして7年半で,業界も様変わりしました。最近はとくに起業家マインドを持った方たちが増えてきていますね。若手で起業家,グローバルマインドを持った人たちが,この業界にもたくさん入ってきています。その中で,本当にグローバルで通用する人たちが出てくると思いますし,そうあるべきです。私自身も,ミクシィという会社を通じてそうなっていきたいです。今,日本全体で見ると景気が停滞していると思いますが,その中で,WebやITというのは成長産業になっていくべきで,そこに従事している人の役割,責任は大きいと思っています。

それを感じながら,ぜひ皆さんと一緒に切磋琢磨して,全員でこの業界を盛り上げていきましょう。

ありがとうございました。

コラボレーションスペースにて

コラボレーションスペースにて

著者プロフィール

馮富久(ふぉんとみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業室部長代理。

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属,同誌編集長(2004年1月~2011年12月)や『Web Site Expert』編集長を歴任。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部(現クロスメディア事業室)の責任者として,イベントやWeb・オンライン企画を統括。現在は,技術評論社の電子出版事業を中心に,デジタル・オンライン事業を取りまとめる。社外活動として電子書籍を考える出版社の会の代表幹事やWebSig 24/7のモデレーター,TechLIONプロデューサーなども務める。過去にIPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード他各賞審査員などの経験を持つ。

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