クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第38回『かくれんぼ絵本』

五月晴れの季節ですねえ、とご挨拶しようしようと思いつつ、はや六月でございます。

うっとうしい季節がそこまでやってきています。

雨の日には雨の日の楽しみ方がありますよね。

絵本づくり、なんて、その最たる物だと思いませんか?

というわけで、しかけ絵本シリーズです。

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参考文献
『幼児と保育・教育技術MOOK/夢を育むワクワク手づくり絵本』小学館

しかけ絵本のダミーを作りましょう

しかけ絵本なので、絵柄を決めるにも仕掛けにそわなくてはいけません。

まずはダミーづくりから始めることにしましょう。

  1. 準備する物はコピー用紙2枚と木工用ボンド、定規です。

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  2. 紙を3cmほどずらして重ねます。

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  3. 3cmとしたのは、A4の紙だとそのくらいの幅がちょうど良かったからです。

    絵柄によっては、もっと広くてもいいと思います。そのあたりはダミーをいくつか作って、アイデアを練りながら決めてください。

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  4. ずらしたまま二つ折りにします。

    二つ折りにするときも同じようにずらしてください。

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  5. 図に描くと、こんな感じです。

    ページ数を増やしたときは紙の枚数を増やせばOK(当たり前ですね)

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  6. 折れ目に薄く、なるべくはみださないようボンドを塗ります。

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  7. 折れ目同士を貼り合わせます。ホッチキスを使っても構いません。

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  8. はい、ダミーの出来上がり。

    これは出来上がりサイズです。

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アイデアを練りましょう

  1. 出来上がりサイズのダミーは下書き用。

    アイデアを練るために小さいダミーもいくつか作りましょう。

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  2. 今回の仕掛けのおもしろさは、ページのずれているところから、先ページの絵の一部がのぞいていること。

    そこをうまく利用して内容を考えましょう。

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  3. 主人公が次々と動物を見つけていく、まさに「かくれんぼ」を題材にした物と、のぞいている一部がちがう絵柄の一部として現れる物を考えました。

    頭で考えていても、なかなかまとまりません。どんどんダミーに入れこんでいきましょう。

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  4. どちらも捨てがたかったのですが、だんだんと動物が増えていく話は、前にもやったので、今回は別パターンでいくことにしました。

    大きいダミーに下書きを起こしておいてくださいね。絵本づくりは、このアイデアを考えているときが一番楽しいですね。

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しかけ絵本だと、それをダミーに入れこみながら、しかけをどう生かそうか、頭をひねる楽しみが追加されます。

さあ、次回は絵を描いていきましょう!

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