Web情報アーキテクチャ(IA)とツール

第1回 "IAって何するの?" がわかる「IA One Sheeter」

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IAIで公開されているツール

IA One Sheetersとは別に,IAI(Information Architecture Institute)という国際団体により一般公開されているツール群「IA Tools」が誰でも見ることができるので紹介します。

こちらについては,IAIの日本サイト情報アーキテクチャ研究所があるので,英語がわからない方はこちらからリンクをたどってみてください (リンク先は英語になる⁠⁠。

主に,各タスクにおける成果物のテンプレート集のような位置づけですが,たとえば,自社の成果物のテンプレートが揃っていなければ,これらのテンプレートを改良して自社のテンプレート集を作ってみてはいかがでしょうか?

実際に,わたしも「Wireframe Templates」「Site Map Templates」を利用して,自社のワイヤーフレームやサイトマップについてのテンプレートづくりを進めた経験があります。

とくに,作成ツールとしてよく使われるMS VisioやOmni Graphなどで使用する「ステンシル」なども同様に公開されているので,ダウンロードして使用してみることをオススメします。

同じようにツール群を公開しているサイトとして,以下の3つが紹介されていますので,こちらも見ておくといいと思います。

今回抑えておくポイントとして,以下の3つをご紹介しました。

  • IAはスキルである(専門職だけを指さない)
  • IAを説明するマーケティングツールがある(IA One Sheeters)
  • IAが使うツールにはテンプレートがある(IAI > IA Tools)

マーケティングツールおよびテンプレートを紹介したのは,IAとはそもそもどういうものなのか,という点と,成果物の種類を改めて眺めることで,どういうタスクを指しているのかを俯瞰(ふかん)したかったからです。

そうすることで,はじめに話した「IAとはスキルである」ことを実感してもらい,日々の業務の中でも「これはIAタスク」だという意識で取り組んでもらえると,よりいっそう付加価値の高い成果物にすることができるのではと思います。

次回からは,実際に設計する際に利用するツール(設計ツール)を中心に紹介していきたいと思います。

著者プロフィール

坂本貴史(さかもとたかし)

2002年より,ネットイヤーグループ株式会社で,IA/UXDディレクターとして参加。

主に,企業におけるイタラクティブマーケティング支援 (コンサルティング)や,Webサイト構築におけるクリエイティブディレクションを担当。とくに,Web情報アーキテクチャを設計する専門職インフォメーションアーキテクトとして活躍中で,執筆・寄稿やセミナーの講師なども行っている。

URLhttp://bookslope.jp/blog/