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第4回 覚えて便利なコピー・テクニック

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オブジェクトを選択して,コントロールパレットの[X][Y]欄に,プラスマイナス記号と移動したい距離を入力します。たとえば,現在[X]「100mm」で右方向へ「10mm」離れた場所にコピーを作りたいのであれば,⁠X]欄の「100mm」の後ろに「+10」を入力します。続いて,⁠Option][Return]キー(Windowsは[Alt][Enter]キー)を押せばコピーができます。

オブジェクトを選択して,⁠X]欄の数字の末尾に「+10」を入力して,⁠Option][Return]キーを押すと,10ミリ移動してコピーができる

オブジェクトを選択して,[X]欄の数字の末尾に「+10」を入力して,[Option]+[Return]キーを押すと,10ミリ移動してコピーができる

このような「移動してコピーを作る」という操作は,⁠編集]メニューの[繰り返し複製]を使ってもできます。ただし,1個だけコピーを作るようなときは,上のようなコントロールパレットを使う方法のほうが簡単です。

繰り返しコピーする

Illustratorでは,移動してコピーを作成したのち,続いて[Command][D]キー(Windowsは[Ctrl][D]キー)を押すと,さらに同じ距離だけ移動してコピーができます。Illustratorの[Command][D]キーとは[変形の繰り返し]のショートカットで,Illustratorユーザーがとてもよく使う方法です。

InDesign CS2でも,Illustratorと同じように[変形の繰り返し]ができます。ただし,Illustratorとは異なり[変形を再実行]という呼び名です。操作方法は次のようになります。

InDesignで[Option]キーを押しながらドラッグして,移動してコピーを作成します。続いて[オブジェクト]メニューの[変形を再実行⁠⁠→⁠変形を再実行]を選択すると,移動してコピーが繰り返されます。

Illustratorの[変形の繰り返し]を使い慣れている人には残念ですが,InDesignの[変形を再実行]のショートカットキーは[Command][D]キーではなく,⁠Command][Option][3]キー(Windowsは[Ctrl][Alt][3]キー)になります。

オブジェクトを[Option]キーを押しながらドラッグしてコピーを作成し,続いて,⁠Command][Option][3]キーを押すと,同じコピーが繰り返される

オブジェクトを[Option]キーを押しながらドラッグしてコピーを作成し,続いて,[Command]+[Option]+[3]キーを押すと,同じコピーが繰り返される

ご存知のように,InDesignは,アドビ社の古いDTPソフトであるPageMakerの伝統を引き継ぎ,⁠Command][D]キーに,⁠ファイル⁠⁠→⁠配置]のショートカットを割り当てています。⁠Command][Option][3]キーをぜひとも憶えましょう。

参考文献
「InDesignプロフェッショナルテクニック」34ページ,39ページ

著者プロフィール

株式会社シータス

東京の印刷会社。商品カタログ,PR誌,書籍などの企画制作から組版・製版・印刷,Webサイトの企画・制作,さらに食品・雑貨の輸入販売などなど,幅広く展開中。また,InDesignをはじめとしたDTPやWebのノウハウを活かし,書籍の執筆も行う。おもな著書に「InDesignプロフェッショナルテクニック」「Photoshopデジタルフォト基礎レッスン」「Flash MX 2004で作る小さくて可愛いWebアニメーション」「デジタル一眼レフ プロ級写真の撮り方教えます」(技術評論社刊)など多数。

Webサイト「ぱぴっとタウン」でコラム「ステップアップのためのInDesign導入術」を連載中。 →http://www.papit-town.jp/column/index.html

URLhttp://cetus.co.jp/

著書