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第6回レポート「西田幸司が語るWEBサイト制作におけるアートディレクション」

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中のコンテンツ(ショッピングページ)

ここはデザインもFlashも他の人にお願いし,西田さんはADとして関わった部分。ここでも,無駄になるかもしれないけどちょっと遊んでみようかという話をしたという。だけど,それが不満になってはいけない。そのため自分がおいしいところだけではなく,雑用(というか,ページに必要な細々した部分)もがんばったそうだ。ショッピングッモールなので,さまざまな情報ページが必要になってくる。⁠ご利用ガイド」⁠よくあるご質問」⁠お客様登録」などなど。こういうページにはこういう情報が必要と,下地の文章を作成し,それをクライアントに見せ,アッシュ・ぺー・フランスっぽい色に直してもらう。法的なこと,システム周りのこともきちんと確認しておく。

ここで,クライアントやデザイナーとどういう形で,素材などデータ類のやり取りを行ったのかを具体的に教えてくれた。

手書きのラフを渡す際,素材,パーツ類も渡すことになるが,ブランドの数も多く,クライアントから一度にもらえるものでもない。煩雑なので,ブランドごとにメインにする写真,使用可能なアイテム,ロゴなどまとめてExcelのシートで表にし,ある程度まとまったところでデザイナーに渡す。

これは運営,更新の際も同じで(作って終わり,ではないので⁠⁠,ブランドのロゴ管理は非常に重要なので,間違いがないよう,入れ替わりが発生する際などクライアントにExcelの管理表に赤字でオリジナルのファイル名を入力してもらい,変換したファイル名と対応させておく。このやり方も最初からすぐうまくいくわけではないが,2~3回やり取りすればわかってもらえて,あとはスムーズにできたという。

 ⁠PMっぽいことになるけど,この手の陰の仕事は上の立場になる人ほどやったほうがいいと思います。PMのありがたさがわかります」と西田さん。

FEATUREページJuana de Arcoのキャンペーン)

古布を使って下着を作るマリアナ・コルテスさんのお店。まず,クライアントとの打ち合わせで

  • 手作り感いっぱいにしよう
  • パッケージに凝る

ことにした。

古布を使った下着,2つとして同じものはない。そんな手作り感を全面に出したい。また,プレゼント用のパッケージが凝っていておもしろい(ex. 卵のプラケースの1つ1つに色とりどりのパンツが入っている)ので,そんなプレゼントをもらったときの「おもしろい」とか,⁠なんかわくわくする」感情を大切にしようというコンセプトだ。

実際の画面にはくまねずみが登場し,Juana de Arcoのお店に行って買い物をし,プレゼントをあげる。それが配達され,受け取った女の子の笑顔までムービーで紹介される。

ムービーを使うことにしたのは,ぬいぐるみの「くまねずみ」がイメージキャラクター的に使われていたので,それを動かせばいいんじゃないかと。また,マリアナさんが将来的に映画を,ショートムービーを撮りたいと言っていたので,すんなり決まったという。

打ち合わせでは,絵を描きながら。するとクライアントの理解も得やすい。

図1

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図2

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図3

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図4

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著者プロフィール

月刊インタラ塾(げっかんいんたらじゅく)

昨今、マス広告のあり方が大きく変化し,Web広告はより一層重要なポジションを担って来ております。そんな中,「宣伝・広報」「広告代理業」「広告制作業」に携わる方々へ向けてユーザーに響くWeb広告を生み出すための考え方や技術など,役に立つ情報をイベントを通じてお伝えできるのではないかと思い,開催致しました。また,このイベントをきっかけに,次代を担う人がでてきてくれればと願い,微力ながらもWeb業界全体に貢献ができればと考えております。

URLhttp://www.intarajyuku.net/