サルでき流 WordPressではじめる企業サイトの作り方

第34回 検索エンジンを振り向かせろ!「Googleウェブマスターツール」(サイトマップ編)

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検索エンジン用のサイトマップとは?

前回「Googleウェブマスターツール」の基本編でしたね。

内容を思い出してみましょうか。まず,⁠Googleウェブマスターツール」の前提にある「SEO(検索エンジン最適化⁠⁠」というものは,こんなことを指していたのでした。

クラスのアイドルである「不思議系美少女グーグルちゃん」に,⁠あの手この手の方法で頑張って⁠⁠,なんとかみなさんのWebサイトの方に「振り向いてもらおう」という努力。

思い出しましたか?

で,その上で,

「とりあえずアレコレSEO頑張っているけど,グーグルちゃんは自分のアピールに『ちゃんと気付いている』のだろうか?」

「遠くから手を振るだけではなくて,グーグルちゃんに自分のアピールを『確実に気付かせる方法』は無いのだろうか?」

と。

そう,それが前回と今回のテーマである,「Googleウェブマスターツール」の役割でしたね。ここまではバッチリですか?(まだ心の準備が……というアナタは,前回の最初からチェック!)

それでは,今回はこの続きからお話していきましょう。

グーグルちゃんに自分の努力を「確実に」気付いてもらうためにはどうしたらいいか。何か良いアイデアは思い付きますか?

そうそう,それそれ。「ラブレター」を送ればいいのですよ。

愛の言葉をA4ビッシリに詰め込んで,気になるあのコの下駄箱にダンクシュート。みなさまの中にもそんなアグレッシブな想い出をお持ちの方,きっといると思います。

送りましょうか,ラブレター。あの頃のキモチで。

このグーグルちゃんに対する「ラブレター⁠⁠。専門的には,「サイトマップ」と呼びます。

そう言えば,⁠サイトマップ」という言葉,以前この連載の中でも出てきましたね。

そうです。Webサイトにあるページを一覧で表示して,ユーザーを迷わないようにするためのもの,なんていうお話をしました。そのとき導入したプラグインの名前,覚えていますか?(最近ちょっと記憶に自信がなくて……というアナタは第20回をチェック!)

実はですね。ここで出てくる「サイトマップ」は,あのときの「サイトマップ」とはモノが異なります

うーん。どっちも「サイトマップ」と呼ぶので,別に間違ってはいないんですよね。こっちは「検索エンジン用⁠⁠,あっちは「ユーザー用⁠⁠。面倒ですが,分けて覚えてくださいね。

で,検索エンジン用のサイトマップには,少々変わった特徴がありましてね。人間用ではありませんので,作り方がかなり機械的なのです。その名も「XML」という形式で作ります。

「XML⁠⁠,どこかで聞いたことありますか?略さずに書くと「Extensible Markup Language」と書きます。EMLじゃなくて,XMLなところがオシャレ。

うん。サッパリ聞いたことがない。そうですか。でもなんとなーく,コレと似たような雰囲気の言葉を見たことありますね。ありますよね?

そう,Webサイトを作るときのコード,⁠HTML」とそっくりです。略さずに書くと「HyperText Markup Language」でしたし。ね?そっくりでしょう?

実際のところ,このふたつはまったくの別物なのですが,どちらも後ろに「Markup Language」という言葉が付いているように,コードとしては非常に似通っています。例の,⁠タグ」を使って書く形式ですね。

こんな感じ。コードはWikipediaより参考URL

こんな感じ。コードはWikipediaより

HTMLが,人間よりもWebブラウザ,つまりコンピューターにとって都合が良い書き方だったように,XMLもコンピューターにとって都合が良い書き方です。

検索エンジンは当然コンピューターシステムですので,サイトマップもコンピューター向けに書いたほうが良いということですね。

では,検索エンジン用サイトマップの中身を少しだけ覗いてみましょう。

こんな感じ

こんな感じ

なんて言うか……,実に無味乾燥としたラブレターですね。リアルの女の子にこんなラブレターを送りつけたら,いろんな意味で「着信拒否リスト」直行ですよ。

では,このシステマチックなラブレター中には一体何が書かれているかというと,実は「Webサイトに含まれているページと,各ページのちょっとした属性情報」が書かれています。

<loc>ページのURLです。
<lastmod>ページが最後に更新された日時です。
<changefreq>ページの更新頻度です。⁠毎週更新」とか,⁠毎日更新」とか。
<priority>サイト内における,ページの優先度(相対的優先度)です。1.0が最高,0.1刻みで下がっていきます。

この情報をワンセットとして,Webサイトの中に含まれる全ページの情報がサイトマップとしてまとめられています。

中身を見てわかる通り,検索エンジンは「ページのタイトル」「記事の中身」をサイトマップから知ることはできません。

ですので,どんなにSEOの対策をビシバシしていたとしても,検索エンジン用のサイトマップでは「そのページがあるよ」ということしか伝えられないということになります。

ただ,サイトマップを送ることで,⁠オレってば,こんなに一生懸命頑張っている(記事を書いている)んだよ!」というキモチだけは伝えることができるわけですね。とりあえず今はそれで我慢しとけ,ということです。

著者プロフィール

カワサキタカシ(かわさきたかし)

元アイ・ビー・エムERPコンサルタント,元アップル教育ソリューション開発者兼営業,他にも様々な経験を経て,人材育成会社『株式会社マイウェイ』を夫婦で起業。現在,同社の取締役兼なんでも担当。

「Webサイト」から「iPhoneアプリ」,「ビジネスサービス」から「会社」まで,『作ること』が好き。そして作る楽しさを誰かに『教えること』も好き。楽しく作る技術を学ぶコミュニティ,『サルでき.jp』をぐーたら管理中。

著書に『iPhoneアプリ開発塾』(技術評論社),『サルにもできるiPhone同人誌の創り方』(飛鳥新社)がある。

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