サルでき流 WordPressではじめる企業サイトの作り方

第37回 黒歴史を闇に葬れ!Googleのインデックスを削除する方法

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ケーススタディ「アメブロのインデックスを消す方法」

と,このくらいでサラッと終わらせたかったのですが。それではネタとして少々迫力不足ですので,ひとつの例として,ワタシが陥った少々面倒なケースのお話をさせていただきましょう。

むか~しむかし。

ワタシ「アメーバブログ」で記事を書いていたことがありましてね。自分で言うのもなんですけど,おかげさまでそこそこの集客力があるブログになったんです。

自社のWebサイトと比べても,圧倒的にアメブロのほうが読者数が多くなったので,ワタシは会社のことについてもアメブロのほうに記事を書くようになりました。

ところが,ある程度記事を書いた後に,⁠やっぱり自社のWebサイトをキチッと育てるか」と思い直しましてね。

アメブロの更新を停止して,アメブロの各記事の中から,自社のWebサイトに掲載したほうがよさそうな記事については,⁠自社のWebサイトに転記(コピペ⁠⁠」ということをやったわけです。

その時は,⁠まあ2つのサイトに同じ記事があれば,その分目に付く機会も増えるよね」くらいの軽い認識でした。この判断が後に大きな落とし穴につながるのですが。

ある程度整備が終わった段階で,Googleウェブマスターツールを使って,自社サイトのサイトマップを送信しました。

当然わんさかインデックス化されて,自社サイトのPVがグーッと伸びていくのを,今か今かと楽しみにしていたのですが……。

これがもうまったく伸びず。

むしろ,しばらくすると検索回数も減っていく有り様に

ビックリしたワタシが何が起こっているかを調べたところ……。

そうなんです。どうやら自社サイトが,Googleから「アメブロのパクリ」というジャッジを下されてしまったようなのです。

……どっちもワタシの記事なのに(ToT

こうなると大変です。自社サイトの記事は,検索結果のランキングにサッパリ引っかからなくなりました。さらに悪いことに,アメブロのブログタイトルを,⁠会社名込みのタイトル」にしていたので,自社サイトのトップページまでもが検索エンジンから嫌われてしまう羽目に。

まさに途方に暮れるという言葉がピッタリの状況発生。とほほー。

……さてさて,こんなケースが起きたら,みなさんどうしますか?「最初アメブロでやっていて,ある程度流れができたら自社ドメインに移行する」なんて,ありそうな話ですよね。

正解はもちろん,⁠アメブロを検索に引っかからないようにして,自社ドメインを正式なものとしてGoogleに認識してもらう」というものなのですが……実はこれが一筋縄では行きません。

さて,ではどんなことが問題になるのか,解決までの果てしない道程を,一緒に追いかけて行きましょう。

まず,アメブロはその特徴として,

  • WordPressではなく,独自のブログシステムで運用されている
  • Googleウェブマスターツールが導入できない

というものがあります。

厄介なのはこのうちの2つ目のほうです。

Googleウェブマスターツールを使用するためには,⁠対象のWebサイトの管理者が自分であること」を証明するために,⁠認証作業」が必要なのですが,現状のアメブロは,複数ある認証方法のすべてが使えません

あくまで,アメブロの管理者は,⁠ユーザーではなく,サイバーエージェント社」ということなのです。

ですので,Googleウェブマスターツールが導入できず,その結果,サイトマップを送信することもできなければ,URLの削除依頼をすることもできません。ぐえー。

罠過ぎます。アメブロ。散々お世話になっていて言うのもなんですが,この時ばかりはちょっとアメブロが嫌いになりました。

ではどうしたらいいんだー!もー!アメブロのバカー!ボケー!立派なオフィスー!オシャレ若手社員ー!業績好調ー!羨まsh(以下略)

……コホン。ご安心ください。実はGoogleはこんな機能を用意してくれています。

ウェブマスターツール古いコンテンツの削除画面

ウェブマスターツール『古いコンテンツの削除』画面

あれ?ウェブマスターツールの画面が出てきましたよ。

実はこれ,⁠古いコンテンツの削除」という画面でして。さっきの「URLの削除」画面とそっくりな画面なのですが,こちらは自分が管理者じゃないページの削除依頼も行うことができる画面なのです。

ええ!?

そんなことが!?

……じゃ,じゃあ早速。憎きライバル企業のWebサイトのインデックスを全部削除してしまいましょう。そうしましょう。

いやいやいや!絶対そうなるとは思いましたけど!

そんな悪いことを考える人がいますので,こちらの画面から削除依頼をする場合は,対象のページが既に無くなっている場合に限られます。そうじゃない場合は,エラーでリクエストを受け付けてくれません。

ね,こうなるでしょ?ダメですよ,そういうこと考えちゃ

ね,こうなるでしょ?ダメですよ,そういうこと考えちゃ

ですので,ワタシのケースの場合,アメブロから「すべての記事を削除」して,それでも心配なので「アカウントも停止して⁠⁠,それから「ブログのURL」まるごと削除依頼しました。

退会処理をして,ブログが削除されたことを確認

退会処理をして,ブログが削除されたことを確認

削除依頼をポチッとな。

最初に「保留状態」になって,しばらく時間をおいて「削除済み」になります

最初に「保留状態」になって,しばらく時間をおいて「削除済み」になります

このケースでは,約1日で削除してくれました。

これでパクリ状態が解消されましたので,念のためウェブマスターツールから自社サイトのほうのサイトマップを再送信。その後,自社サイトがちゃんと検索結果に表示されるようになったことを確認できました。

ふう~。おつかれさまでした~。

まとめ

いかがでしたか?

SEOのお話の最後は,⁠検索結果に表示させない方法」という内容でお届けました。最後に来て真逆の方向になりましたね~。

  • 「インデックス化される」
  • 「検索結果ランキングに載る」

ここまででも十分と言えば十分なのですが,もうひとつ,⁠インデックスを削除する」ところまで覚えておくと,検索エンジンマスター,SEOマスターへの道がグーッと開けてきます。たぶん。いや,ホントに。

内容もツールも沢山ありましたが,できるところからひとつずつ,ガンバって身に付けていきましょう!

ではでは,これでSEOのお話は終了です。

次回からはWordPressのお話に戻ります。

まだまだ企業サイトっぽくないウミネココーポレーションのサイトを,より魅力的な企業サイトにするために,各パーツを少~しずつ絞り上げていくことにします。

すっかりWordPressを忘れてしまったそこのアナタ!第10回あたりから復習しておきましょうね!ワタシもしておきますから!(←オイ)

……おっと。

と,いうところで終了の時間です。

ではでは,今回はここまで!

次回をお楽しみに~。

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著者プロフィール

カワサキタカシ(かわさきたかし)

元アイ・ビー・エムERPコンサルタント,元アップル教育ソリューション開発者兼営業,他にも様々な経験を経て,人材育成会社『株式会社マイウェイ』を夫婦で起業。現在,同社の取締役兼なんでも担当。

「Webサイト」から「iPhoneアプリ」,「ビジネスサービス」から「会社」まで,『作ること』が好き。そして作る楽しさを誰かに『教えること』も好き。楽しく作る技術を学ぶコミュニティ,『サルでき.jp』をぐーたら管理中。

著書に『iPhoneアプリ開発塾』(技術評論社),『サルにもできるiPhone同人誌の創り方』(飛鳥新社)がある。

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