WEB DESIGN WORKSHOP「正しいウェブデザイン」

第11回 Measuring Effects「効果測定」

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検索エンジン

検索エンジンからの評価を高めることはウェブサイトにとって必要不可欠である。その評価を維持,向上させるためにも効果測定を行う必要がある。

到達キーワード数
検索エンジンからサイトへ到達したキーワードの総数。
上位キーワードランキング

検索エンジンからサイトへ到達したキーワードの上位(1~50位程度)とその検索結果順位のランキング。主要検索エンジンでのランキングはランキングチェッカー等で確認できる。

  • DW230
    Google,Yahoo,MSNのランキングと100位以内の競合サイトを表示する。
  • Broadentry Ranking Checker Beta
    Google,Yahoo,MSNのランキングを5つのキーワードまで同時に表示する。
被リンク数
ウェブサイト(ドメイン)に対して存在するリンクの総数。
インデックス数

検索エンジンがウェブサイト(ドメイン)内で登録しているページ数。

  • Yahoo! Site Explorer
    Yahooでの被リンク数,インデックス数を特定のドメインで表示する。
  • Google ウェブマスターツール
    Googleでの被リンク数,インデックス数を特定のドメインで表示する(site:ドメイン名,link:ドメイン名の検索でも表示可能⁠⁠。
ページランク
Google が採用するウェブページの重要性を測る0から10までの11段階のランキング。

地域データ

ウェブサイトの対象が広い流通網を持つコンシューマー製品であれば,地域データも販売戦略と比較できる重要な測定項目である。

都道府県別セッション

各都道府県からのセッション数とその順位。

コンバージョン

ウェブサイトの最終的な目標の達成。販売,店舗誘導,会員登録等,ウェブサイトによって目的は様々。さらにそのコンバージョンの詳細な属性(流入経路,新規・リピート等)も把握する必要がある。

会員登録が行われた数
メールマガジン,キャンペーン応募,広告媒体など流入経路によって分類する。
プレゼントキャンペーン等の応募数
新規ユーザー,リピートユーザーによって分類する。
ECサイト等で達成した販売数
流入経路によって,新規・リピートユーザーによって分類する。

また,サイトやプロモーションの構成によって,特定コンテンツの閲覧やブログ上の拡散をコンバージョンとする事も考えられる。LPO等を行い,一般的なキーワードからの流入を見込む際は検索から特定コンテンツへの誘導回数も押さえておこう。

過去データとの比較

上記すべての数値データを過去の物と比較する事により,ウェブサイトやWEBプロモーションのパフォーマンスを測定することができる。短期的,中長期的な効果を測定するためには,一ヶ月前との比較,三ヶ月間の平均,六ヶ月間の推移などを計算するとよいだろう。

競合との比較

競合との比較も重要な効果の測定である。外部から把握できる認知度,検索エンジンランキング,被リンク数,インデックス数等は競合に対して押さえておくべきだろう。また,正確ではないが,Alexaでウェブサイトへのトラフィックの推移は調べる事ができる。競合のプロモーションなどのパフォーマンスを比較するには効果的だ。

Alexa Traffic Details
5つまでのドメインのリーチが比較できる。

上記の項目を記録し,定期的に過去データと比較する事で,ウェブサイト,WEBプロモーションの効果を測定する事ができる。パフォーマンスの向上を行うためには施策の効果を把握する必要があるのだ。

次回はウェブサイトを通じた個人情報の取得,ユーザーのセグメンテーション,ダイレクトマーケティングについて説明する。

著者プロフィール

荻野英希(おぎのひでき)

FICC inc. 代表。ファッションブランドのアートディレクターを勤め,ウェブプロデューサーとして様々なブランドや企業のウェブプロモーションを手がける。デザインポータルAnotherbookmarkの運営や雑誌連載の執筆など,幅広い活動を行っている。

URLhttp://www.ficc.jp/