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第23回 Summit on the Summit,Esquire Cover Augmented Reality Software and Video,全日本バーベイタム選手権

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“軽快さ”の裏にある“したたかさ”

『全日本バーベイタム選手権 | Verbatim Championship』

三菱化学メディア株式会社が海外展開で展開しているグローバルブランドVerbatimの日本上陸を記念したスペシャルコンテンツ,
Verbatim(バーべイタム)のスペシャルサイト,⁠全日本バーベイタム選手権』です。

図5 キャラクターの動きが非常に軽快な対戦ゲーム

図5 キャラクターの動きが非常に軽快な対戦ゲーム

credit: ROXIK, IMG SRC, Kaibutsu

難しい言葉の読み方に関する3択クイズに答えると,獲得したポイントによって,さまざまな記録メディアでできたメディアモンスター(メディモン)が誕生します。ユーザーはこのメディアモンスターを操作して対戦を楽しみます。

図6 ランキングなど,ゲームを楽しめる要素もしっかりと準備されている

図6 ランキングなど,ゲームを楽しめる要素もしっかりと準備されている

さらに,勝敗を左右する3種類必殺技やランキングシステムなども用意され,対戦ゲームとしても奥深い作りとなっています。

2009年11月22日まで行われていたキャンペーン 記録せよ!AKB4800!では,最強のボスモンスターに勝利すると,特別なコンテンツがダウンロードすることができました。

なお,第二弾コンテンツも鋭意準備中で,そちらも面白いコンテンツになるということです。

さりげなく,そして強烈なアピール

ブランド名であるVerbatimは,⁠一語一句そのままの(に⁠⁠」という意味を持つラテン語だそうですが,初めてこの名前を見たとき,誰もが「正直何と読めばいいのか」と思うのではないでしょうか。

このウェブサイト上で行われるゲームに参加するためには,ユーザーは3択クイズに答えてモンスターを作らなければならないのですが,そのクイズの中に,必ず一度,ブランド名であるVerbatimの読み方を聞く質問が出題されます。

図7 3択クイズで必ず出題されるVerbatimの読み方

図7 3択クイズで必ず出題されるVerbatimの読み方

モンスターの基本的な能力値はクイズを素早く正解することで決まるため,能力値を良くしようと何体ものモンスターを生み出していくうちに,いつの間にかブランド名の正しい読み方である「バーベイタム」を覚えてしまいます。

キャンペーンサイトでは,ユーザーに覚えてもらおうと,商品の名前などを徹底的に繰り返したり,過剰にアピールしたりすることも多いでしょう。しかし,その方法が逆にユーザーに悪い印象を与えてしまう可能性も否定できません。そんな中,読みにくいブランド名をさりげなくユーザーに覚えさせてしまう仕掛けと,軽快に動くコンテンツの面白さを用意したこのウェブサイトから学べる部分は非常に多いと思います。

というわけで,今回も最後まで読んでいただき,ありがとうございました。それでは次回をおたのしみに。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。