いま,見ておきたいウェブサイト

第74回 速報マップ(第88回箱根駅伝),SanDisk Street Camera,Pinterest

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

画像でつなぐ,シンプルなコミュニケーション

Pinterest / Home

ユーザーが,さまざまなテーマから選んだ「お気に入り画像のコレクション」を作成・管理できるオンラインピンボードサービス,⁠Pinterest』です

図8 気に入った画像を収集できるウェブサービス『Pinterest』

図8 気に入った画像を収集できるウェブサービス『Pinterest』

ユーザーは興味のあるカテゴリーを選び,その中にある好きな画像を追加(⁠⁠Repin⁠⁠)したり,用意されたブックマークレットを使って,インターネット上にある画像を追加(⁠⁠Pin it⁠⁠)したりして,お気に入りの画像を集めたピンボードを作成していきます。

図9 さまざまなジャンルのピンボードが作成できる

図9 さまざまなジャンルのピンボードが作成できる

また,同じような興味を持つ他のユーザーをフォローすることで,他のユーザーが選んだ画像を自分のピンボードにも表示できます。自分の所持している画像をアップロードすることも可能で,iPhoneアプリも提供されています。

コミュニケーションの単純化は進むか

アメリカの調査会社であるExperian Hitwiseによる調査結果(⁠⁠1週間の訪問者数が,2011年6月からの半年で40倍に急増⁠⁠)や,キャンペーンページを設ける企業が出てくるなど,注目されている『Pinterest』ですが,個人的には,あまり新しさを感じていません。

理由としては,こうした「気に入った画像」を利用したウェブサービスとして,昨年instagramが注目されたことや,特に日本国内ではFFFFOUND!Sumally / browse itemsといったコミュニティが,以前から存在していることが挙げられます。

図10 ⁠欲しいモノ」を媒介としてコミュニケーションする『Sumally』

図10 「欲しいモノ」を媒介としてコミュニケーションする『Sumally』

むしろ注目しているのは,ウェブ上におけるコミュニケーションが,今までの「テキストベース」から「画像ベース」へと移行しつつあるのではないかという点です。⁠Blog」から「Twitter」への移行があったように,今後はシンプルで簡単,手間のかからない,気軽な形のコミュニケーションが,多くのユーザーをひきつけていくのではないでしょうか。

画像中心の『Pinterest』は,非常にシンプルなコミュニケーションを実現しています。今後,この流れがさらに進んでいくとき,コミュニケーションやソーシャルメディアがどのような変化を見せるのか,注目したいと思います。

というわけで,今回も最後まで読んでいただき,ありがとうございました。それでは次回をおたのしみに。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。