ITSの導入と定着の壁
Excelを使い続けるわけ
プロジェクト管理では,
ところが,
それでは,
しかし,
限られたプロジェクトのための商用ITS
Excelが使われ続ける理由として,
内製ITSのジレンマ
もともとバグ帳票とバグ票による紙文化が根付いている日本企業では,
オープンソースITSの貢献
この状況が変化してきたのは,
ITSの次のステップ
開発現場主導によるITSの導入が加速すると,
限られた人による活用からの進化
開発作業の促進が目的のITSは,
開発者がタスクとそれに関わるソースコードとの関連を取るためにITSを活用した場合,
ITSによって作業の効率化とコラボレーションが進むことを身をもって体験している開発者からすると,
例としてバグの改修を考えてみましょう。開発者は,
ある程度の目的が果たせるからこその悩みではありますが,
ITSの定着に向けたツールの統一の必要性
視点を変えてみましょう。ITSの普及とともに,
ここで,
望まれるITSとしてのJIRA
JIRAは,
- 無償提供
- オープンソースプロジェクト,
NPO法人, 授業用に無料で提供 - スターターライセンス
- 10ユーザが利用できる製品を10ドルで提供し,
売り上げを全額チャリティーとして寄付 (注1)
JIRAという名前を知らなくても,
Atlassianは,
- 注1)
- 提供製品およびユーザ数についてはhttps://
www. をご覧ください。atlassian. com/ ja/ software/ starter/ overview
JIRAはどんなITSか?
JIRAには,
- 使い勝手が良くなるよう工夫されている
- プラットフォームとして確立されている
- 部門やロールを問わずに利用可能なしくみに拡張できる
JIRAは,
また,
表2 JIRAスマートクエリ
検索ワード | 提供される一覧情報 |
---|---|
my | 自分が担当しているIssue |
r:me | 自分が報告したIssue |
r:tnagasawa | ユーザ |
overdue | 期限の切れてしまったIssue |
due:.1d,1w | 期限が昨日 |
created:yesterday | 作成日が昨日 |
JIRAにはプロジェクトの事情に応じて展開できる柔軟な提供形態が用意されています
表3 JIRAの提供形態
提供形態 | 特徴 | 適用例 |
---|---|---|
JIRA Server | (旧名称:Download) | 自社サーバに構築自社のプロジェクトルームや機密性の高いプロジェクト |
JIRA Cloud | AtlassianがホストするSaaS | 期間の短いプロジェクトや分散拠点間での共有 |
JIRA Data Center | 自社サーバに構築 | 部門や企業内で統一したITSプラットフォーム |
JIRA ServerやJIRA Cloudを現場に導入することから始めて,