いまやもっとも美しい生き物はカメだろう。
――映画
はじめに
本連載ではアジャイル開発を
今回は
連載の第1回で説明したように,
今回はまず,
「変化ヲ抱擁セヨ」
変化はアジャイル開発者にとってとても強い関心事です。本連載の第2回でも,
アジャイル開発と変化
そもそものアジャイル開発のムーブメントの始まりである
これは
昨年末に刊行された
Mike Cohnは
計画に対するアジャイルな態度とは
「変更されてもかまわない」 ではない。むしろ 「積極的に変更したい」 と思うのがアジャイルな計画である。
――Mike Cohn
かなり大胆ですね。
このように,
変化の存在を認め,
- 注1)
- 日本語訳第2版
『XP エクストリーム・ プログラミング入門 第2版 ― 変化を受け入れる』 (Kent Beck (著), 長瀬 嘉秀 (監訳), 株式会社テクノロジックアート (訳), ピアソン・ エデュケーション) - 注2)
- 平鍋 健児さんの記事
「eXtreme Programmingの魅力を探る」 より。 - 注3)
- 『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』
(Venkat Subramaniam/ Andy Hunt (著), 角谷 信太郎/ 木下史彦 (監訳), オーム社) - 注4)
- 『Agile Estimating and Planning』
(Mike Cohn (著), Prentice Hall)
さまざまな変化
みなさんの中には
ソフトウェア開発の文脈でよく言及されるのは,
ですが,
ソフトウェア要求の変化
上で述べた
アジャイル開発では,
仕様の確認を進めていくなかで
そのときに
組織やチームの変化
自分の所属する組織やチーム内でも変化は起こります。プロジェクトメンバーの増減や入れ替わりや,
個人の変化
そして,
プロジェクトに対する理解は,