ソフトウェア開発の必須アイテム,BTSを使ってみよう

第5回 Tracの導入

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次にtrac-adminでプロジェクトを構築します。

まずはディレクトリを作ります。ここでは/var/trac 配下に設置するとしましょう。

図8

# mkdir /var/trac
# mkdir /var/trac/<プロジェクト用のディレクトリ名>

プロジェクトを作成します。

図9

# trac-admin /var/trac/<プロジェクト用のディレクトリ名> initenv

下記のプロンプトが出ますので,プロジェクト名を入力します。

図10

project Name [My project]>

データベースに何を使うか指定します。

図11

Database connection string [sqlite:db/trac.db]

バージョン管理システムに何を使うか指定します。もちろんデフォルトはSubversionです。

図12

Repository type [svn]>

リポジトリのパスを指定します。

図13

Path to repository [/path/to/repos]> <Subvirsionのディレクトリ名>

ここまで入力して,最後にConguratulations! と表示されれば準備OKです。

TracにはtracdというWebサーバがついていますので,こちらで表示を確認してみましょう。

図14

# tracd --port 8000 /var/trac/<プロジェクト用のディレクトリ名>

ブラウザでhttp://localhost:8000/にアクセスすると,次のページが表示されるはずです。

図15 

図15

今作成したプロジェクトを選択すると,TOPページが開きます。

図16 

図16

Trac Lightningについて

Trac LightningはTracをWindows環境で簡単にインストールでき,Tracを簡単に使うことができます。有用なプラグインも追加された状態になっており,大変魅力的です。

Trac Lightning
URL:http://sourceforge.jp/projects/traclight/wiki/FrontPage

まとめ

今回はTracの特徴とインストールについてご案内しました。小規模案件向きですが,ツールとしての使い心地がとても良いので,ぜひ一度触ってみてください。

次回は,BTSの運用Tipsついてお話したいと思います。

著者プロフィール

山本健(やまもとたけし)

ウノウ株式会社 QAエンジニア。パーソナルコンピュータ黎明期にPCを使い始めるも,若気の至りか芸術の道へ大きく寄り道し東京芸術大学大学院で油画を専攻。在学中から始めたサイト制作・携帯コンテンツ運営などを経て2003年より株式会社BEATにて受託開発のテスト業務に携わる。2006年4月よりウノウに参戦し,より早くより深いWebアプリケーションの品質管理を目指して奮闘中。画家としても活動しており,見た目からは連想できない繊細な画風で世間の注目を集めている。白日会会員。