きたみりゅうじの聞かせて珍プレー

第135回 「部長は,そこにいますか?」

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直接体験したわけではない話です。

とあるベテランさんが,若手にちょっと仕事をお願いしたそうです。開発中のとある機械を使って,いろいろと規定の実験を行うお仕事です。ただし,もうほとんど開発は完了しており,実験も既に複数回実施済みの状態で,形式上必要なだけの,いわば確認作業でした。お願いした相手も,年齢はともかくしっかり技術を持ち,同様の作業経験も豊富。何の心配もいらない状態でした。

作業当日,オフィスで別件の書類作成に頭を悩ませていた(だからその仕事をお願いしたわけですね)ベテランさんの携帯に,作業現場の若手から電話が入ります。

  • 若手「あ,もしもしベテランさん? 今どこにいますか?」
  • ベテ「オフィスだけど,なんで?」
  • 若手部長は,そこにいますか?⁠机の位置はすぐそば)
  • ベテ「いるよ。電話代わる?」
  • 若手「いやいや。えーと…… ねえベテランさん,ちょっと外に出てもらっていいですか?
  • ベテ「⁠⁠察し)あー,うんうんわかった。ちよっとかけ直すわー」

外に出て再度電話するベテランさん。

  • ベテ何があったぁぁぁぁぁっ!?(小声⁠⁠」
  • 若手「作業ミスして機械壊しちゃった,ごめーん」
  • ベテ「うそぉぉぉっ!?(小声⁠⁠」

紆余曲折あった末,なぜかベテランさんが始末書を書く羽目になったそうな。

たぶん職場で一番聞きたくない言葉ですよね。

  • 「部長そばにいます? いる? 『じゃあ』ちょっと外に出てもらっていいですか?」

合掌。

匿名希望(男/34歳/その他技術職)

確かにこれは,言われたら思わずぞっとする言葉かも!

それにしても,なんでベテランさんが始末書を書くことになったんだろう…という点が気になります。

※この連載は,最新記事を含めて5回分の公開になります。

著者プロフィール

きたみりゅうじ

もとは企業用システムの設計・開発,おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり,現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

URLhttps://oiio.jp/

Twitter@kitajirushi