③ Web Formアプリケーションでの代表的な脅威とその対策について
Web FormアプリケーションではWindows Formアプリケーションで想定される脅威以上に以下の表に示すような脅威について対策を検討する必要があります。
表3 Web Formアプリケーションへの脅威とその対策
脅威 | 対策 |
---|---|
ユーザ識別情報のなりすまし |
・ ・ |
データの改ざん |
・ |
④ 画面設計での考慮点とノウハウについて
画面設計を行う際に気を付けなければならない考慮点とノウハウについて説明します。
A) ソースコードからの情報漏洩
Webアプリケーションの場合,
しかし,
B) 画面からの情報漏洩
個人ごとに登録されたクレジットカード番号や口座番号を画面上に表示する場合,
C) フィッシング詐欺
Webアプリケーションの場合,
D) ユーザによる表示ページの保護状態の確認不可
Webアプリケーションの場合,
- アドレスバーを非表示にしない
- ステータスバーを非表示にしない
- フレームを使用して画面を構成するのではなく,
CSSを使用する設計とする - 右クリックを禁止しない
- SSL/
TLS対応コンテンツとSSL/ TLS非対応のコンテンツを混在させない
E) JavaScriptやActiveXのセキュリティレベルを変更しない
サイトによってJavaScriptやActiveXのセキュリティレベルを変更していると,
F) 入力チェック
入力チェックについては第3回に記載していますのでそちらをご参照ください。
G) サニタイジング
サニタイジングでは入力時のチェックだけと考えられがちですが,
Webアプリケーションでは,
入力時のチェックとしては