なでしこを使って,日本語でバッチを書こう!

第1回 なでしこのインストールとバッチの作り方

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実行ファイルの作成方法

次は実行ファイルを作成してみましょう。

なでしこは,インストール直後の標準環境のモードが「vnako」になってます。このモードをバッチ用の「cnako」に変更します図3※1⁠。

図3 実行方式の設定

図3 実行方式の設定

※1
なでしこにも,直接バッチファイルを作成する機能がついているのですが,今回は使いません⁠⁠。理由は,なでしこ本体が入っている環境でしかそのバッチプログラムが動作しないからです。どんな環境でも,コピーしてすぐに動くようにしたいですよね。
なお,vnakoモードで作成してもプログラムの動作は変わりません。単にファイルサイズが大きくなるだけです。

次に作成したプログラムをエディタ上で実行して,正しく動くことを確認しましょう。なでしこエディタは,書いたソースプログラムが直接実行できます。実行方法は,ファンクションボタンのF5を押すか,メニューから[実行]-[実行(R)]を選択します。

図4 実行ファイルを作成(その1)

図4 実行ファイルを作成(その1)

きちんとファイルがコピーされているのを確認できましたか。確認できたら,実行ファイルの作成です。メニューから,⁠ファイル][実行ファイル作成]を選択するだけです図5⁠。

図5 実行ファイルを作成(その2)

図5 実行ファイルを作成(その2)

画面上部中央の「追加」ボタンをクリックすると,実行ファイルにするソースプログラムを選択する画面「ファイルを開く」が表示されます。今回は先に保存した「test.nako」を選択して,⁠開く」ボタンをクリックします図6⁠。

図6 実行ファイルを作成(その3)

図6 実行ファイルを作成(その3)

画面に先ほど選択したファイル名が表示されますので,間違っていなければ右下の「作成」ボタンをクリックしてください。すると実行ファイルを保存する画面が表示されます。今回の実行ファイルは「copytest.exe」とします図7⁠。

図7 実行ファイルを作成(その4)

図7 実行ファイルを作成(その4)

以下の画面が表示されれば,実行ファイルの作成は成功です図8⁠。これにより,プラグインフォルダ※2と実行ファイルが作成されます図9⁠。

図8 実行ファイルを作成(その5)

図8 実行ファイルを作成(その5)

図9 配布するファイルとフォルダ

図9 配布するファイルとフォルダ

あとは,これらを配布すれば配布先のパソコン上でそのまま実行ファイルが動きます。

つまり,実行したいパソコン上に,これらをコピーしてマウスで実行ファイル(この場合はcopytest.exe)を実行すればファイルコピーが行われます。

※2
プラグインフォルダとは,なでしこの実行ファイルが利用する各種DLLが格納されているフォルダで,常に実行ファイルと同じディレクトリに置いてください。

次回予告

今回は初回ということで,なでしこについてとか,実行ファイルの保存で終わってしまいましたが,次回からは,なでしこの多彩な命令を中心に高機能バッチを作成したいと思います。

なお,ファイルをコピーするプログラムが作成できましたので,今度は同じ手順でファイルの移動プログラムを作成する予定です。

フリー版とプロフェッショナル版の違いについて

なでしこには,無料で利用できるフリー版と,有料で購入できるプロフェッショナル版が存在します。両者の違いは,主に2点です。

  • 利用できる命令数が違います(QRコード,スキャナー,PDF関連⁠⁠。
  • 実行ファイル作成時,フリー版はプラグインフォルダが作成されてプログラムが利用するDLLがそこに入るのに対して,プロフェッショナル版は全て実行ファイルに同梱されます。

詳細は,なでしこのWebサイトでご確認ください。

著者プロフィール

choco

東京情報システム株式会社 システム営業部IxDグループに所属。社内ではプロジェクトマネージャーとして日々奔走中。

4年ほど前に「なでしこ」に出会い,その魅力に取り付かれて外販用資産管理ソフトを「なでしこ」で作成。現在は,なでしこ友の会でDB接続に関するプログラムをブログで紹介中。

URLhttp://www.choco.org.uk/chocodb/