リアルタイムWebを極める

第3回 node.jsを利用した開発とWebサイトへのデプロイ

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アプリケーションをデプロイ

それでは作ったアプリケーションをWindows Azure Webサイトで公開してみます。

WebMatrixのツールバーにある「発行」ボタンをクリックすると,以下のようなダイアログが表示されます。

図9 WebMatrixの「発行」をクリックして表示されるダイアログ

図9 WebMatrixの「発行」をクリックして表示されるダイアログ

4つ項目が表示されていますが,一番上にある「発行プロファイルのインポート」をクリックして,先程ダウンロードしておいた*.publishsettingsファイルを選択します。

接続情報がWebMatrixにインポートされて設定項目が表示されますが,特に問題ないので「保存」ボタンをクリックして接続情報を保存します。さらに発行の互換性というダイアログも表示されるので,⁠続行」をクリックすると自動的にnode.jsなどとの互換性があるかを確認してくれます。

図10 WebMatrixでの互換性チェックの結果が表示される

図10 WebMatrixでの互換性チェックの結果が表示される

問題がないことを確認して「続行」ボタンをクリックします。最後にWebMatrixがサーバにアップロードするファイルと,削除するファイルのプレビューを行います。

図11 WebMatrixがファイルの変更を検出して,一覧を表示する

図11 WebMatrixがファイルの変更を検出して,一覧を表示する

「リモートサーバにあるファイルで,自分のコンピュータ上には存在しないファイルを削除します」のチェックボックスはOnにしてください。そして「続行」ボタンをクリックするとファイルのアップロードが始まります。

すべてのファイルアップロードが完了すると,WebMatrixの画面下に以下のような通知が表示されますので,表示されているリンクをクリックしてみましょう。

図12 発行が完了すると通知が行われる

図12 発行が完了すると通知が行われる

さっきまでローカルで動いていたアプリケーションが,Windows Azure Webサイト上で動作していることが確認できると思います。

実際にブラウザを2枚表示させると,ブラウザ間で正しくメッセージのやり取りがされていることも確認できます。

図13 ブラウザ間で同じメッセージが同時に配信されている

図13 ブラウザ間で同じメッセージが同時に配信されている

このようにWebMatrixとWindows Azure Webサイトを使うことで,Windows環境でもnode.jsやsocket.ioを利用したリアルタイム通信を行うアプリケーションを簡単に作成することができます。

環境の構築の手間がかからないので,開発者は今までよりもアプリケーションの開発に集中できることが,WebMatrixとWebサイトを利用するメリットだと思います。

次回はnode.jsとsocket.ioに類似したMicrosoft発のテクノロジーであるASP.NET SignalRについて説明を行いたいと思います。

著者プロフィール

芝村達郎(しばむらたつろう)

PHPでの受託開発が中心の会社に勤めていたが,趣味で C# や ASP.NET 開発を行う。

2010年4月から Microsoft MVP - ASP.NET/IIS を受賞。
2012年6月にソーシャルグリッド株式会社 取締役に就任。

blog:http://shiba-yan.hatenablog.jp/
twitter:@shibayan