目指せ100万円!「第1回察知人間コンテスト」優勝への道~ARアプリ開発キット「SATCH SDK」入門~

第7回 「SATCH SDK」応用編(2):サンプルを使いこなす

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複数の小シナリオを集めた「TESTS」サンプル

TESTSサンプルには,26個の小シナリオが用意されています。それぞれに特定の機能が搭載されているので,必要に応じて組み合わせることが可能です。

「testAccelerometer」は,加速度センサーから取得したポジション値をテキスト表示するとともに,3Dフレームに反映して表示します。⁠testBarCodePlugin」および「testBarCodePlugin2D」は,1Dおよび2Dのバーコードを読み込むためのサンプルです。検出した結果は,画面の左上に表示されます。

「testCameraBack」および「testCameraFront」は,モバイル端末に搭載されている背面あるいは正面のカメラ機能を使用するためのサンプルです。また,⁠testCameraRuntimeSelector」は,カメラを動的に開くための機能で,デバイスの持つ全て(正面・背面)のカメラの起動テストを簡単に行うことができます。

「testCommInterface」は,月面の画像を検出すると黄色いロボットを表示するものですが,画像の検出回数を表示するとともに,ダイアログの「スケール」ボタンを選択することで,ロボットの大きさを2倍にできます。

「testCompass」は,コンパスから取得した方向情報をテキストと3Dフレームで表示します。

「testDownloadText」はダウンロード機能となっており,ホスティングサーバとHTTP通信を行ってテキストをダウンロードし表示します。あらかじめサーバ側にファイルをアップロードしておく必要があり,アクセス先などの情報をカスタマイズする必要があります。

「testDownloadText」では,サーバからデータをダウンロードすることができる

「testDownloadText」では,サーバからデータをダウンロードすることができる

「testFaceTracking and testFaceTrackingFront」は,顔認識機能を提供するものです。実行すると,カメラ画像とともに表示されるキーフレームに顔を合わせ,顔認識が行えます。さらに「testFaceTrackingAutoinit / testFaceTrackingAutoinitFront」では,認識した顔の上に透明マスクがシンクロして表示されます。顔認識を使用したARアプリに活用できます。

「testFocusVideo」はビデオキャプチャーを表示するものですが,画面をタッチすることでオートフォーカスが起動します。トラッキング精度の向上に便利な機能です。

「testGps」は,モバイル端末のGPSセンサーの数値を取得して表示します。

「testKeepAspectRatio」は,表示オブジェクトの縦横比を維持するためのものです。左上固定で縦横比率を保つ,あるいは中央固定で縦横比を保つことが可能で,比率の異なる画面にビデオキャプチャーを表示する際などに,矛盾が発生しないようにします。

「testFaceTrackingAutoinit / testFaceTrackingAutoinitFront」では,認識した顔の上に透明マスクを表示できる

「testFaceTrackingAutoinit / testFaceTrackingAutoinitFront」では,認識した顔の上に透明マスクを表示できる

「testKeyboard」は,ハードウェア・キーボードを搭載したモバイル端末でキー入力した文字を表示します。

「testOverlays」は,2つのオーバレイと3Dオブジェクトが表示されるものです。1つのオーバレイはテキストと雲模様が入った固定のもの。2つ目のオーバレイ(赤い文字)は3Dオブジェクトの周りを回転します。⁠testParticles」は,2つのパティクルシステムを一定の間隔で表示します。

「testSnapshot」は,画面に表示された3Dコンテンツのスクリーンショットを撮影します。撮影した画像は.jpgまたは.bmpで保存されます。

「testSoftKeyboard」は,ソフトウェア・キーボードを表示します。⁠testSound」は,音声の再生と停止を行うものです。⁠testTouchscreen」は,画面をタップした場所に丸を表示します。

「testTracking and testTrackingCameraFront」は,月面の画像を検出すると黄色いロボットを表示しますが,解像度と縦横比が固定されています。

「testUpdateAndLoad / testUpdateAndLoadZip」はダウンロード機能を使用しますが,トラッキング設定をシナリオ再生中にサーバからダウンロードします。これによりトラッキングデータを変更することが可能になります。⁠testUpdateAndLoadScene」では,3Dロボットをダウンロードして追加表示することが可能です。⁠testUploadFile」は,サーバへのアップロードを行えます。⁠testVideoTexturation」はiPhoneのみに対応する機能ですが,トラッキング画像にビデオテクスチャを貼ることができます。

「testUpdateAndLoadScene」では,3Dロボットをダウンロードして追加表示できる

「testUpdateAndLoadScene」では,3Dロボットをダウンロードして追加表示できる

ビデオ再生やタッチボタンを追加

「VIDEOFILEANDSTREAMING」サンプルは,プラットフォーム別にフルスクリーンでのビデオ再生を説明する上位アプリケーションのサンプルです。このビデオ再生機能は,アプリケーション側のみの機能となっており,D'Fusion Mobile SDKを使用していません。

「VIEW FLIPPER」サンプルは,VIEWSサンプルとほぼ同じ動作をしますが,特にAndroid搭載端末で動作させた場合の処理速度を向上させています。

「TOUCH ME」サンプルは,KDDIロゴが検出されると画像を表示させるものですが,透明の板ポリゴンに画像(テクスチャ)を設定し,2枚のテクスチャを交互に表示することでアニメーションさせています。⁠ここにタッチしてね!」をタップすると,ブラウザを起動し,⁠SATCH APPS」サイトが表示されます。テクスチャの画像を差し替える(テクスチャ名(touchme01.png/touchme02.png)やサイズ(512px×512px)はサンプルと同じになるように調整して差し替えて下さい)ことで,簡単にオリジナルのシナリオを作成できます。

「TOUCH ME」サンプルは,KDDIロゴが検出されるとアニメーション画像を表示できる

「TOUCH ME」サンプルは,KDDIロゴが検出されるとアニメーション画像を表示できる

このように,SATCH Developersサイトサンプルページには,多くのサンプルが用意されています。サンプルを組み合わせてカスタマイズすることで,ARアプリの可能性をより大きく広げることができます。ぜひサンプルを活用して,新たな可能性を実現するユニークなARアプリ開発に役立ててください。

SATCH SDK利用規約改訂に関して

2012年3月1日よりSATCH SDKの利用規約が改訂されました。

従来の利用規約では,SATCH SDKで開発するアプリケーションを公開する場合は,KDDIの提供するau one Marketから配信することが必須とされていましたが,改訂後はAndroidマーケット,App Store,au Marketのいずれかで配信することと,アプリの詳細情報を本サイトに登録し,3/1にリリースしたSATCH Viewerポータルに掲載していただくことが必須条件となります。その他,詳細につきましては,SATCH Developersにてご確認ください。

第1回 察知人間コンテスト応募条件変更のお知らせ

応募作品のうち最終選考通過後のアイデアについては,KDDI株式会社に帰属します。

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第1回察知人間コンテスト開催中!

応募期間は2012年2月7日~2012年3月31日まで。

第1回察知人間コンテスト
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SATCH Developers
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