書いて覚えるSwift入門

第20回 Pokémon GO,iPhone 7,macOS(Sierra)

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2.5 分

Swift Playgroundsはモバイルプログラミングを実現するか?

このまま妄想を続けたい誘惑を振り切って,Swiftの話題に入りましょう。ARがモバイルアプリを「デスクトップでしかできなかったことがどこでもできる」から「実際の場所に行ってみないとできない」と一段進めたのであれば,モバイルプログラミングとはいったい何を意味するのでしょうか?

Swift Playgrounds for iPadはその試みの1つかもしれません。

図7を見てのとおり,リアルキーボードなしでもフルセットのSwiftプログラミングができます。それも「単に動く」以上にある程度のモバイル最適化が進んでいます。カーソルの位置によって正しい構文として成立する表現が候補に現れますし,変数やリテラルをクリックすればその型にあった候補が現れます。

図7 Swift Playgrounds for iPad

図7 Swift Playgrounds for iPad

とはいうものの,やはり「iPadの方がMacよりも快適にプログラミングできる」というにはほど遠く,実際に使いこむには大まかな作業はMacで行い,それをiPadでレタッチするというiWorkに近い使い方に現状落ち着くと思うのですが,ここで1つ問題が。

現時点で,iPad以外の環境でiCloud DriveがSwift Playgroundsに対応していないようなのです図8,図9⁠。

図8 Swift Playgrounds for iPadはiCloudに対応している

図8 Swift Playgrounds for iPadはiCloudに対応している

図9 Swift Playgrounds for iPadはiPhoneに未対応であることに注意

図9 Swift Playgrounds for iPadはiPhoneに未対応であることに注意

スクリーンショットを見てもわかるとおり,iPadのiCloud DriveにはPlaygroundsがあるのに,iPhoneの方にはない。Macも同様です。macOS SierraとXcode 8.1待ちということでしょうか……。

というわけで冒頭で述べたとおり「微妙な時期」だけあってなんとも微妙な結果となりましたが,次号までにはmacOSもSierraになるはずですし,もしかしたらMacBook Proも刷新されているかもしれません。次回は本連載の主旨どおり,Swift言語メインの記事をお届けできる……はずです。

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著者プロフィール

小飼弾(こがいだん)

1969年生まれ,東京都出身。元ライブドア取締役の肩書きよりも,最近はPokemon GOのガチトレーナーのほうが有名になりつつある……かもしれない永遠のエンジニアオヤジ。

活躍の場はIT業界だけでなく,サブカルからアカデミックまで多方面にわたり,ネットからの情報発信は気の向くまま毎日毎秒! https://twitter.com/dankogai,ニコニコチャンネルは,http://ch.nicovideo.jp/dankogai,blogはhttp://blog.livedoor.jp/dankogai/

当社刊行書籍は『小飼弾のアルファギークに逢ってきた』『小飼弾のコードなエッセイ』など。他にも著書多数。