ZendFrameworkで作る『イマドキ』のWebアプリケーション

第2回 開発環境の準備(下)

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GnuPG

現在利用されているLinuxシステムであれば,パッケージ管理システムでGnuPGをインストールできます。

sudo yum install gnupg

または

sudo apt-get install gnupg

とするだけです。

Windowsの場合はバイナリパッケージが用意されています。インストーラも用意されているので簡単にインストールできます。筆者はGnuPGホームページのdownloadページからリンクされているバイナリパッケージを利用しました。

Macの場合はMacPortsが利用できます。既にMacPortsがインストールされている環境であれば

sudo port install gnupg

としてインストールできます。GnuPGのホームページからMacGPGもダウンロードできますが,コマンドが必要なのでportが利用できる場合はportコマンド利用してインストールしたほうが便利でしょう。

インストールが完了していればgnupgコマンドが利用できるようになっています。

[framework@localhost www]$ gpg --version
gpg (GnuPG) 1.4.5

などとバージョン番号が表示されればインストール完了です※3⁠。

詳しくはGnuPGのホームページを参照してください。

※3

実際にはラインセンスなど,他に多くの情報が表示されます。

Eclipse PDTのインストール

Eclipseのパッケージ管理システムからPDTをインストールすることも可能ですが,手間がかかったり,パッケージのインストールに失敗することがあるので,すべて入っているAll-In-Oneと呼ばれるアーカイブを利用します。

EclipseはJavaを利用しています。システムにJavaがインストールされていない場合は

にアクセスしてJVMをインストールしてください。EclipseではSUNまたはIBMのJVM 1.5.0以上を推奨していますが,Open JDKでも問題なく動作します。ただし,GCJではEclipse PDTは動作しないので注意してください。

java -version

を実行してバージョン番号が表示されていればインストールされています。

CentOS 5に必要な設定

CentOSのJavaは1.4なので,JPackageを利用して新しいjavaと古いjavaを切り替えるようにします。 java.comからJREをダウンロードしてインストールするだけでは正しくインストールできません。

からJPackageのSRPMをダウンロードします。

java-1.5.0-sun-1.5.0.15-1jpp.nosrc.rpm

これをrpmコマンドでビルド用にインストールします。新しいバージョンがあれば新しいnosrc.rpmをダウンロードします。

$ sudo rpm -ihv java-1.5.0-sun-1.5.0.15-1jpp.nosrc.rpm

デフォルトでは/usr/src/redhat以下にファイルがインストールされます。インストール場所を変えたい場合は~/.rpmmacrosを作成して⁠%_topdir /home/framework/rpm⁠など記述します。詳しくはrpmのマニュアルなどを参照してください。

古いバージョンのJavaを利用することはセキュリティ上からもお薦めできませんが,非公開の開発環境なので手を加えないことにします。

このSRPMにはソースが付属していないのでSUNのアーカイブサイト

から必要なJDKをダウンロードします。上記のSRPMの場合Javaの⁠1.5.0.15⁠⁠,つまり⁠JDK 5.0 Update15⁠が必要です。ダウンロードしたファイルをrpmビルド用のSOURCESディレクトリに配置します。

# cp jdk-1_5_0_15-linux-i586.bin /usr/src/redhat/SOURCES

ビルドツールなど必要なパッケージがインストールされていれば

# cd /usr/src/redhat
# rpmbuild -ba SPEC/java-1.5.0-sun.spec

とすれば,RPMSディレクトリにパッケージが作成されます。

# rpm -Uhv RPMS/*.rpm

とすればパッケージがインストールできます※4⁠。specファイルの取扱いに慣れている方であればspecを修正して最新版のJDKを利用できるようにすることも比較的容易です。余裕のある方は試してください。

インストールしても新しいJDKは有効ではありません。alternativeコマンドを使用で有効化します。

[root@localhost# alternatives --config java

2 プログラムがあり 'java' を提供します。

  選択       コマンド
-----------------------------------------------
   1           /usr/lib/jvm/jre-1.4.2-gcj/bin/java
*+ 2           /usr/lib/jvm/jre-1.5.0-sun/bin/java

Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか,選択番号を入力します:
※4

共有ファイルが無いなどの依存性問題でエラーになる場合もありますが,必要なパッケージをインストールすれば,インストールできます。

著者プロフィール

大垣靖男(おおがきやすお)

University of Denver卒。同校にてコンピュータサイエンスとビジネスを学ぶ。株式会社シーエーシーを経て,エレクトロニック・サービス・イニシアチブ有限会社を設立。
オープンソース製品は比較的古くから利用し,Linuxは0.9xのころから利用している。オープンソースシステム開発への参加はエレクトロニック・サービス・イニシアチブ設立後から。PHPプロジェクトでは,PostgreSQLモジュールのメンテナンスを担当している。

URLhttp://blog.ohgaki.net/

著書