目次
- はじめに
- ネットワークはIT分野の鬼門?
- 今,なぜ「必要に迫られた人」向けの入門書が必要なのか
- 必要なのは,ネットワークの「教科書」ではなく「攻略本」
第1部 TCP/IPネットワークの仕組み(全体編)
第1章 ネットワークの捉え方を攻略しよう
- まずは,準備運動!―頭の中に,ネットワーク専用の入れ物を作ろう
- プロフェッショナルの「視点」を手に入れよう―ネットワークの全体像を把握する3つのメガネ
- 「単純化」のメガネを通して見たネットワーク―ネットワークが複雑で難しい,というのは単なる思いこみ?
- 「個別化」のメガネを通して見たネットワーク―一言でネットワークといっても,様々な視点で分けられる
- 「関連性」のメガネを通して見たネットワーク―ネットワークは,色々な人の連携プレーで成り立っている
- TCP/IPネットワークの全体像
第2部 TCP/IPネットワークの仕組み(詳細編)
第2章 ネットワークを活用する「表舞台」の仕組み<アプリケーション編>
- ネットワークアプリケーションは,ネットワークの一部?
- 表舞台にもルールが必要なわけ
- 最も身近なWEBの仕組み
第3章 パケットの送り方を制御する「両端」の仕組み<TCP/UDP編>
- 連携プレーの鍵となる「ポート番号」
- 暗黙のルール「ウェルノウンポート」
- クライアント側のポート番号の考え方
- 「両端」で何をチェックする必要があるのか?―TCPの役割
- 信頼性よりも,通信速度を優先するUDP
第4章 「中間」でパケットを運ぶ仕組み<IP編>
- どうやって通信したい相手を見つけることができるのか
- 手がかりは,ネットワーク世界の住所「IPアドレス」
- ネットワーク空間にも存在する「公の場」と「私的な場」
- IPアドレス変換の技術
- IPアドレスは,どこに付けられる?
- 「住所」を表さない,特別なIPアドレス
- 「地域」を表すネットワークアドレス
- 経路情報の要,デフォルトゲートウェイ
- 経路情報を交換しあうルーター
- 人間にとって覚えやすい「住所」を実現するDNS
第5章 「リンク内」でパケットを運ぶ仕組み<データリンク編>
- Ethernetで使われるMACアドレス
- IPアドレスからMACアドレスを知るARPの仕組み
- 「カプセル化」という概念
- パケットは,リンク内でどうやって運ばれるのか?
- Ethernet方式の信号の伝達方法
- データ転送方式
- 全二重通信と半二重通信
- 伝送路の物理的な種類と特徴
- LANで活躍するネットワーク機器の種類と特徴
- デジタルデータは,どうやって運ばれるのか?
- 信号の段階に応じて増やすことができるビット数の対応付け
- 信号からデジタルデータを読み取る工夫
- エラーチェックの仕組み
- 伝送速度の考え方
- 全体のまとめ
- おわりに
- 読書ガイド―大きな木を育てるために