目次
第1章 実務家目線の経済学
- 1 ある時期から通貨が異質なものになった
- 2 まるでヌカにクギ「金融政策」と,どっぷり依存症「財政政策」
- 3 ええい,ニッポンの物価は化け物か!
- 4 借金は通貨を増やし,GDPも増やす
- 5 絶望的なプライマリーバランス
第2章 無敵の日本国債でも起こりうる財政破綻
- 1 あえて言おう,エセ借金であると!
- 2 財政破綻の形は一つではない
第3章 金融システムの壊死
- 1 たかが金利の上昇くらいで,なぜ国債が暴落するのか
- 2 金利上昇による国債暴落,打つ手はあるのか
- 3 そのリスク回避シナリオは甘すぎる
- 4 もう金融システムの壊死は避けられない
- 5 中央銀行は無限のパワーを持っているのか
第4章 政府債務膨張型破綻の正体
- 1 俗説的な財政破綻論はレベルが低すぎる
- 2 政府債務膨張型破綻の正体
- 3 日本だけが突出して政府債務を増やせる理由
- 4 通貨の信頼性の錯覚を解明する
第5章 破綻を回避し続ける日本経済の行方
- 1 日本円も,地に堕ちたものだな
- 2 日本経済のさまざまな苦境は政府債務の崩壊防止のためにある
- 3 消費税増税は財政再建のために行うのではない
- 4 「操作されたGDP」のツケ
- 5 まだだ! たかが金勘定がやられるだけだ!
第6章 停滞から脱する妙案は見つかるか
- 1 政府債務が巨額のまま景気回復できるのか
- 2 「ほどよい」「緩やかな」インフレについて考える
- 3 見えるぞ,私にもエセ濃度が見える!
- 4 健康体・日本経済へのはるかな道のり