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グーグル非公式会社ガイド

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概要

「グーグルとはどんな会社なのか?」―この問いの答えは,年代によって異なります。

2004年頃までは,単純な答えで済みました。―「検索エンジンを持っている会社だよね」

しかしその後,グーグルはGmailを公開し,YouTube社を買収。Androidを発表し,スマートフォン市場に大きく食い込むことになります。SNSの分野では,Google+が大きくシェアを伸ばし続けています。近年では,ハードウェアの販売を開始し,タブレット端末のNexus 7と10がヒット商品となりました。最近はメガネ型情報端末「Google Glass」が発表され,注目を集めています。「グーグルは,非常にユニークな米国の巨大IT企業」というのが,現在の模範的な答えではないでしょうか。

グーグルは,世界第2位の大企業に成長して,2010年には日本の検索エンジンでのグーグルのシェアは98パーセント以上になりました。この巨大企業をあくまでひとつの会社として分析し,非公式の会社ガイドとして紹介しています。電子書籍書き下ろし。

目次

  • はじめに グーグルとはどんな企業か?

Chapter 1. Google Glassから覗くグーグルの未来

  • 最先端の情報端末「Google Glass」
  • Google Glassの仕様
  • Google Glassの基本操作
  • Google Glassは何が新しいのか?
  • Google Glassの課題
  • プライバシーの課題
  • 安全性の課題
  • Google Glassの行方
  • ウェアラブルコンピュータの競合製品
  • 開発中と噂されるスマートウォッチ

Chapter 2. グーグルとは?―グーグル企業情報

  • グーグルの会社概要
  • グーグル米国本社の沿革
  • グーグル日本法人の沿革
  • グーグルの企業理念
  • 特徴的な企業理念①「ウェブでも民主主義は機能する」
  • 特徴的な企業理念②「悪事を働かなくてもお金は稼げる」
  • 特徴的な企業理念③「スーツがなくても真剣に仕事はできる」
  • 特徴的な企業理念④「『すばらしい』では足りない」

Chapter 3. グーグルの事業内容

  • グーグルの売り上げと,柱となる広告関連事業
  • 広告事業の代表的サービス①「アドワーズ(AdWords)」
  • 広告事業の代表的サービス②「アドセンス(AdSense)」
  • グーグルのハードウェア戦略
  • 携帯アプリ&コンテンツの配信プラットフォーム「Google Play」

Chapter 4. グーグルの総本山,米国本社

  • すべてを統括するグーグル本社
  • ラリー・ペイジ(CEO)
  • エリック・シュミット(会長)
  • セルゲイ・ブリン(共同創設者)
  • スーザン・ウォイッキ(広告担当上級副社長)
  • アンディ・ルービン(前モバイル/デジタルコンテンツ担当上級副社長)
  • スンダル・ピチャイ(Chrome/Apps担当上級副社長・Android担当上級副社長)
  • デニス・ウッドサイド(モトローラ・モバイリティCEO)
  • グーグルの三頭政治体制
  • グーグルとアップルの蜜月時代
  • グーグルの社風①「20パーセントルール」
  • グーグルの社風②「無料の社員食堂」
  • グーグルの社風③「エイプリルフール」
  • 社員の報酬
  • 福利厚生
  • 映画『ザ・インターンシップ』

Chapter 5. グーグル初の海外拠点・グーグル東京オフィス

  • 初の海外拠点となったグーグルジャパン
  • 村上憲郎(前名誉会長)
  • 辻野晃一郎(前代表取締役社長)
  • 有馬誠(グーグル株式会社代表取締役)
  • グーグル株式会社の社風

Chapter 6. グーグルの商品とサービス①「ウェブサービス」

  • あらゆる情報を収集するウェブサービス
  • ウェブ検索の世界標準「グーグル検索」
  • 世界最大の動画共有サービス「YouTube」
  • 多くの課題を抱えつつも進化が続く地図検索「Googleマップ」
  • 革命を起こしたウェブメールサービス「Gmail」
  • 検索技術の応用で自動分類するニュースサービス「Googleニュース」
  • グーグル製SNS「Google+」はFacebookの牙城を脅かせるか?

Chapter 7. グーグルの商品とサービス②「プラットホーム」

  • 広告事業の成長から始まったプラットホーム戦略
  • スマホのメジャーOSに成長した「Android」
  • 洗練されたブラウザとOS「Chrome」
  • iPadへの対抗から生まれたタブレット端末「Nexus 7/Nexus 10」
  • グーグル純正のスマホ「Nexus 4」
  • 巻き返しをはかる後発のスマートテレビ「Google TV」

Chapter 8. グーグルの商品とサービス③「コンシューマビジネス」

  • グーグルが手がけるコンシューマビジネス
  • グーグルのコンテンツ配信プラットホーム「Google Play」
  • PayPalのライバル本命?「Googleウォレット」

Chapter 9. 邪悪にならない生き方

  • グーグル恒例の大掃除
  • グーグルの企業買収とその結果
  • グーグルの検索結果から「消える」
  • 中国の検閲問題
  • PRISM問題
  • あとがき グーグルの向かう場所

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