概要
太陽系はどうやってできたのか。また,地球以外の惑星はどのような環境を持ち,生命は存在するのか。こういった数え切れない疑問を解くために,莫大な費用と最先端の技術を注入した探査機が各惑星へと送り込まれてきました。そして月探査,火星探査,水星探査,木星探査,土星探査,金星探査,その他(はやぶさなど)といった惑星探査により,新しい事実が明らかにされつつあります。本書は惑星科学の第一人者松井孝典氏が,これまでの惑星探査で集められた豊富なデータを利用して明らかになってきたことを,一般の読者向けに分かりやすく解説します。太陽系惑星に興味ある読者の好奇心を高めてくれます。
こんな方におすすめ
- 惑星探査機とその成果に興味ある人
- 太陽系・惑星に興味ある人
目次
第1章 月探査
- 月はどんな天体か
- アメリカによる月探査
- 旧ソ連による月探査
- ヨーロッパによる月探査
- その他の国の月探査
- 日本による月探査
- 月探査からわかったこと
第2章 火星探査
- 火星はどんな天体か
- アメリカによる火星探査
- 旧ソ連による火星探査
- ヨーロッパによる火星探査
- 日本による火星探査
- 火星探査からわかったこと
第3章 木星探査
- 木星はどんな天体か
- アメリカによる木星探査
- 木星探査からわかったこと
第4章 土星探査
- 土星はどんな天体か
- アメリカとESAによる土星探査
- 土星探査からわかったこと
第5章 水星探査
- 水星はどんな天体か
- アメリカによる水星探査
- 水星探査からわかったこと
第6章 金星探査
- 金星はどんな天体か
- アメリカによる金星探査
- 旧ソ連による金星探査
- ヨーロッパによる金星探査
- 日本による金星探査
- 金星探査からわかったこと
第7章 天王星・海王星探査
- 天王星はどんな天体か
- 天王星の探査からわかったこと
- 海王星はどんな天体か
- 海王星探査からわかったこと
第8章 太陽系小天体探査
- 太陽系小天体について
- アメリカによる探査
- 日本による探査
- ヨーロッパによる探査
- 小惑星についてわかったこと
- 彗星についてわかったこと
サポート
正誤表
本書の掲載内容に下記の誤りがございました。読者の皆様,および関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
P.66ページの後ろから1行目
誤 |
1076年に相次いで火星 |
正 |
1976年に相次いで火星 |
P.91ページの写真説明
誤 |
標高約27,000km。 |
正 |
標高約27,000m。 |