概要
多くの企業で導入され,基幹業務やミッションクリティカルなWebシステムにおいて絶大な支持を受けているJBossは,Java言語によるオープンソースミドルウェアとして全世界で利用されています。本書は,JBossの開発に関わるレッドハットの技術陣と,その実践において確固たる実績のあるNTTオープンソースセンタにる解説書です。JBossインストールから各種設定,環境構築方法,エンタープライズレベルで各種サービスを運用するうえでのプロの技など,総合的に紹介していきます。システム構築から運用まで本書1冊で完璧です。
こんな方におすすめ
- Javaによるエンタープライズソフトウェア開発に従事されている方。Javaプログラマ,システムエンジニア,サーバ管理者など
著者から一言
本書執筆者の一人でもある皆本房幸の『JBoss入門』(2003年 技術評論社)が発売されて以降,JBossは日本国内では"知る人ぞ知る"アプリケーションサーバでした。そのJBossが数年前から,企業システムのコア部分で利用されるようになり,多くのエンジニアの方から「JBoss EAPの最新の技術書を書いてほしい」という,数多くの要望いただくようになりました。本書はそんなエンジニアの声から生まれた,世界で初めてのJBoss Enterprise Application Platform6に関する構築・運用ガイドです。
本書の対象読者
本書は,JBoss EAP6を利用して企業システムを構築および運用を実施したいと考えられている方を対象に記載されています。また,JBoss EAP6を初めて触る初心者の方から,既にJBoss EAP6は触っているが体系的にまとめたリファレンスガイドが欲しいと思われている中上級者の方にも活用頂ける内容となっています。本書を熟読頂くことで,JBoss EAP6をインストール後,各種設定を含む環境構築をスムーズに行っていただけるでしょう。
なお,本書は読者の皆様が下記の知識を有していることを前提に記載されています。
- JavaおよびJava EEに関する基本的な知識をお持ちの方
- Webサーバおよびデータベースに関する基本的な知識をお持ちの方
- 基本的なLinuxに関する知識をお持ちの方