概要
特集1
データベースとの賢いつきあい方
多くのWebアプリケーションの開発には,データベースが欠かせません。これは,インターネットに公開される大規模サイトにも,企業内向け中小規模アプリケーションにも限らないでしょう。しかし,アプリケーションのビューやコントローラ部分についてはさまざまな設計手法やテスト手法が広まっていますが,ことにデータベース周りのものとなると,いまだ確固たる方法論は見出されていないようです。そこで本特集では,このデータベース周辺開発のホットな話題である「設計とO/Rマッピング」「テスト」に焦点を当て,最新情報をお届けします。
特集2
もっとスマートにAjaxるための
Ajax&JavaScriptフレームワーク活用術
Ajaxというキーワードが与えられたことで,JavaScriptでユーザビリティの高いサイトを構築しようという流れが出ています。もともと枯れた技術であったこともあり,蓄積されたさまざまなノウハウを活かしたライブラリやフレームワークなどの環境が急速に整いつつあります。本特集では,こうしたAjaxに関する最新の開発手法や環境について,言語別の現状も踏まえつつ解説をしていきます。
特集3
Seasar2徹底攻略
DIベースの設計手法GoyaとSeasarプロダクト活用のツボ
Seasarファウンデーションが開発するSeasar2をはじめとするさまざまなプロダクトは,DIを基盤として,サーバサイドJavaなどによる業務システム開発を,より容易で品質の高い,ユーザが求めるものを作りやすいものへと導いてくれます。
本特集ではまず,Seasarファウンデーションとそこで開発されているプロダクトの概要を解説したあと,DIベースの設計指針として同ファウンデーションがまとめているGoyaをわかりやすく解説します。さらに数あるSeasarプロダクトの中から,Strutsベースのシステム構築をダイナミックに改善するMayaaとS2Strutsを使った開発手法,そして業務フローを容易にシステム実装できるS2Buriを紹介します。
特別企画1
オープンソースで実現する
Webシステムの負荷軽減と高可用性
Webシステムの品質や性能を考える際に,アプリケーションの中だけで話が完結することはなく,当然ハードウェアや求められる信頼性の度合いなどが含まれます。そこで本特別企画では,クラスタリングを行う意義や「信頼性」「可用性」「保守性」「負荷」という単語を改めて考えてみるとともに,オープンソースソフトウェアでも実現できるツールをご紹介します。
特別企画2
顧客の要望を顧客以上に理解するための
[超級]コミュニケーション講座
お客さんの要望をどう的確にシステム開発に反映させるか―――。昨今,社会的に大きなニュースとなるシステム障害の原因として,コーディングレベルの単純な「テスト漏れ」もさることながら,要件定義が不十分なことによる「仕様ミス」もしばしば挙げられます。これは,なぜ発生するのでしょうか? どこから話が食い違ってしまったのでしょうか? 本特別企画は,プロジェクトや顧客組織が持つ不整合(技術⇔金⇔納期,経営・営業⇔管理⇔現場)を整理しながら,お客さんとのコミュニケーションを超級レベルにする方法をやさしく解説します。