書籍概要

Software Design plus_養成読本

AWSエキスパート養成読本
[Amazon Web Servicesに最適化されたアーキテクチャを手に入れる!]

著者
発売日
更新日

概要

クラウドサービスの代名詞とも言えるAWS(Amazon Web Services)。いまや,Web業界だけでなく基幹系システムや業務システムでも合理的な選択肢として避けて通ることのできない存在になりました。しかし実際のところはまだ,ホスティングの代わりにAWSを利用しているに過ぎないようなケースも多く見られます。
本書では,AWSのメリットである「スケーラビリティ」,「アジリティ(俊敏性)」,「マネージドプラットフォーム」を享受する,クラウドのポテンシャルを120%活かした「クラウドネイティブ」なアーキテクチャを実現するにはどうすればよいのか,実案件で実践してきたエンジニア陣が解説します。

本書のキーワード「New Normal」(ニューノーマル)について

AWSの最大のメリットは上述のように「スケーラビリティ」「アジリティ(俊敏性)」「マネージドプラットフォーム(AWS側に隠蔽され,サービスとして運用保守された仮想サーバやOSを意識せずに使えるプラットフォーム)にあります。こうしたAWSの特徴を考慮した,クラウドネイティブなアーキテクチャは最近,「ニューノーマル」と呼ばれ,AWS上に構築するシステムの指針として今後,広く一般的になっていくと考えられています。本書では,こうしたニューノーマルなクラウドアーキテクチャの構築を日々実践している著者陣が,そのさまざまなノウハウをわかりやすく解説しています。

こんな方におすすめ

  • AWSエンジニア
  • サーバ/インフラエンジニア

目次

第1章
〜キーワードは「ニューノーマル」
エンジニアの[新]常識 Amazon Web Services アーキテクチャ入門
…… 吉田 真吾

  • 1-1:進化を続けるAWSのサービス
    デファクトスタンダードなクラウドサービスの概要
  • 1-2:AWSサービス活用のススメ
    「クラウド・ニューノーマル時代」を生き抜くために

第2章
〜AWSに最適化された設計はこうなる
[実践!]「ニューノーマル」なアーキテクチャ

  • 2-1:モバイルサービス編
    サーバレスで作る写真共有サービス
    …… 今井 智明
  • 2-2:IoTバックエンド編
    センサーネットワークのバックエンド
    …… 大瀧 隆太
  • 2-3:APIサービス編
    マネージドサービスだけでスケーラブルなアプリケーションバックエンドを
    …… 松井 基勝
  • 2-4:機械学習編
    Amazon Machine Learningで作るリアルタイム予測API
    …… 冨永 善視
  • 2-5:Webサービス編
    Amazon Elasticsearch Serviceでお手軽全文検索システム
    …… 藤原 吉規

第3章
〜今のアプリのまま,旧来の設計でAWSのメリットを享受するには
「ニューレガシー」なAWS アーキテクチャ
…… 大栗 宗

  • 3-1:「ニューレガシーシステム」のアーキテクチャ
    セキュリティ,信頼性,性能効率,コスト最適化
  • 3-2:オンプレミスからニューレガシーへの移行手順
    レガシーなAWSシステム改善のポイント

付録

  • 〜AWSアカウントの作成方法/AWS無料利用枠/AWSサービスの一覧AWS 活用ガイド

サポート

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2016年2月25日更新)

P.7 「開発コミュニティの活発さ」

日本以外では、Office HourやPop-out Liftという名前で~
日本以外では、Office HourやPop-up Loftという名前で~

P.42 例2のキャプション

Kinesis Streamsからのレコードの取り出し
Kinesis Streamsへのレコード格納

2-3「APIサービス編」TODO管理アプリケーションのサンプルイメージ

P.44「APIサービス編」で解説しているTODO管理アプリケーションのサンプルイメージを,参考に掲載します。

参考画像

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