概要
いま最も注目を集めるチャットコミュニケーションツールSlackの解説書です。
Slackが人気の背景には,さまざまなサービスと連携してソフトウェア開発を効率化できるツールとしてエンジニアから高い評価を得たことにあります。Slackは親しみやすいUIとチャットコミュニケーションを活性化させる工夫がたくさんあり,いまやエンジニアだけでなく多くのビジネスユーザを獲得しています。コミュニケーションプラットフォームのデファクトスタンダードになりつつあると言っても過言ではありません。
本書では「ChatOps」というソフトウェア開発におけるタスク管理の考え方に触れ,はじめてSlackを利用する方に向けて基本操作をじっくり解説します。さらにボットツール(Hubot)と連携したタスクの自動化やCIツールと連携したアプリの開発方法を紹介しています。この1冊にSlackの基礎から実践的な利用方法がまとまっています。
こんな方におすすめ
目次
第1章 Slackをはじめよう …… 松下雅和
- 1.1 Slackとは何か
- 1.2 Slackの基本
- 1.3 Slackの導入
- 1.4 Slackで実現するChatOps
第2章 Slackの機能を徹底解説 …… 小島泰洋
- 2.1 Slackの利用環境
- 2.2 メッセージボックス
- 2.3 メッセージやファイルの操作
- 2.4 チャンネルの操作
- 2.5 検索
- 2.6 個人設定
- 2.7 チーム設定
- 2.8 App Directory
- 2.9 有料プラン
- 2.10 そのほかの便利な機能
第3章 Slack APIの活用 …… 松下雅和
- 3.1 Slack APIとは
- 3.2 Incoming WebHooks
- 3.3 Outgoing WebHooks
- 3.4 Slash Commands
- 3.5 Bot Users
- 3.6 Web API
- 3.7 Real Time Messaging API
- 3.8 APIの特長と利用シーン
第4章 代表的な連携ツールHubot …… 長瀬敦史
- 4.1 Hubotとは
- 4.2 Hubotの導入
- 4.3 Hubotプロジェクトの作成
- 4.4 プロジェクトディレクトリ構成
- 4.5 代表的なホスティング例:Heroku
- 4.6 Hubotのしくみ
- 4.7 Hubotスクリプト/メッセージの受信・応答
- 4.8 Hubotスクリプト/ Webサーバーとしてエンドポイントを実装
- 4.9 Hubotスクリプト/ 外部WebサーバーなどにHTTPリクエストを送信
- 4.10 Hubotスクリプト/任意のデータを永続化
第5章 CIツールとの連携 …… 坂本卓巳
- 5.1 SlackとCI(継続的インテグレーション)
- 5.2 Slackを中心としたCIの実践
- 5.3 サンプルプロジェクトの作成
- 5.4 GitHubのセットアップ
- 5.5 CircleCIのセットアップ
- 5.6 自動テストによるコード品質の担保
- 5.7 検証用アプリの自動配布
- 5.8 ユーザーフィードバックの可視化
サポート
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
(2016年9月1日更新)
P.145 1行目
誤 |
send と hear の違いは
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正 |
send と reply の違いは
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