概要
第1特集
データ分析に効く
SQL50本ノック
近年,SQLを利用する機会が増えています。顧客情報・販売情報などの重要データはデータベースに集まるため,営業やマーケティング担当者からデータの抽出・集計の依頼を受けるエンジニアも多いことでしょう。その際にSQLが必要になってきます。もはや開発で使うだけの時代ではないのです。
そこで,SQLでデータを抽出するところから始めて,累積比率・移動平均を求められるようになるまでの演習問題「SQL50本ノック」を用意しました。学習環境を簡単に構築できるスクリプトもあります。
自分のSQL力を磨くために使うも良し,社内のSQL勉強会の教材に使うも良し。本特集をデータ・ドリブンな組織づくりに役立ててください。
第2特集
なぜ,コンピュータは割り算が下手なのか!?
日ごろ,みなさんはコンピュータを何に使っていますか? インターネットの情報を入手するために使っていますか? SNSで友人知人とコミュニケーションをとるために使っていますか? レポートや報告書を書いたり,売上を集計したり,プレゼンテーションの資料を作ったり,お絵かきをしたり,動画編集をしたり,コンピュータの使い方は千差万別です。本誌の読者であれば,プログラミングでソフトウェアやシステムの開発に携わっている方も多いことでしょう。
しかし,情報処理装置としてのコンピュータも,その基本は計算を繰り返すことによって情報を処理します。テキストデータや動画,音声のデータであっても,その基本は文字コードでありコード化された音声情報,映像情報です。その実態は数値データにすぎません。コンピュータは中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)で超高速な数値演算を繰り返し,あらゆる情報処理を実現しています。
特集では,どうしてコンピュータは割り算が苦手なのか,その秘密を紐解いていくことにします。
一般記事
Redash+SQL勉強会で業務改善!
エンジニア任せにしないデータ分析の基盤作り
蓄積されたデータをビジネスに活かしたい! でもデータベースが使えない人はエンジニアにお願いしなければなりません。片や本業の合間をぬってデータを用意し,片やデータをもらうまでは仕事が進まない……。仕事の流れを止めてしまうこの状況を打開するために,ピクスタが行った改善事例を紹介します。
一般記事
ホワイトボックススイッチって何?
ユーザがソフトウェアを自作する新しいスイッチの形
近年登場した「ホワイトボックススイッチ」は,ネットワークの世界にソフトウェアのノウハウを持ち込んで開発・運用を効率化できる,領域横断的な特徴を持つ新しいスイッチの形です。本記事では,そもそもスイッチとは何をする装置なのかというところからはじめ,現状のスイッチの問題点,ホワイトボックススイッチのメリット,そしてホワイトボックススイッチにおける開発について解説します。