目次
本書に寄せて macOS/Macとコマンド
まえがき 使える道具を増やす
本書の構成
本書の読者対象および想定する前提知識
動作確認環境について
本書の補足情報
本書の読み方
macOSの「ユーザ」について コマンドラインの「ユーザ名」と,アカウント名&フルネーム
基礎知識編
第1章 [入門]macOSとコマンドライン
1.1 はじめてのコマンドライン まずは試してみよう
- コンピュータを「文字」で操作する コマンドとコマンドライン
- ターミナル コマンド入力に使うアプリケーション
- プロンプトとカーソル
- コマンドの入力
- コマンドラインの表記方法
- コマンドのオプションと引数
- ターミナルとシェルの関係
Column 補完機能を積極的に使おう
1.2 macOSの特徴 OSの基礎,Unix系OSという一面,macOSの変遷
- 基本となるソフトウェア「OS」
- OSの中心部分は「カーネル」
Column macOSとiOSの関係は?
- macOSのベースは「Darwin」
- Unix系OSの特徴
- Unix系OSの歴史
- UNIXは研究所で誕生し,無償公開されていた
- Unixの系統の1つが「BSD系」
- 商用UNIXの登場とUnix系OSの進化
- さまざまなディストリビューション
- POSIX,商標UNIXとSUS UNIXの標準規格
- Unix系OS間の違い 系統の違いはコマンドラインに影響する?
- Unix系OSの起動の流れ シェル,ユーザ,ログイン
- macOSの歴史
- Classic Mac OS
- 新しいOS「Mac OS X」の誕生
- ハードウェアの変化 PowerPCからIntel Macへ
- Mac OS Xから「OS X」へ名称変更
- OS Xから「macOS」へ名称変更
- Darwinの歴史
- バージョンと名称の変遷
- macOSとX Window System
- Darwin用のXは「XQuartz」
Column Boot Campや仮想環境 Macで他のOSも使ってみたい
第2章 ターミナルとFinderの基本
2.1 ターミナルの基本 起動と設定の確認
- ターミナルの起動と終了
- 複数のターミナルを起動して使う
- ターミナルを終了させる
- ターミナルの設定
- プロファイルで見た目をカスタマイズ
- ウィンドウタイトルに表示する内容
- ターミナルで使用するシェルの設定
- テキストエンコーディングの設定
- 「\」(バックスラッシュ)の基礎知識
- 「\」の表示を確認
- キーボードの設定を変更する
- いろいろな地域の言語を使えるようにする仕組み
- テキストエンコーディングと文字コード
- 日本語環境で使われているテキストエンコーディング
- 世界中の文字を表すことを目指して作られた「Unicode」
- [言語と地域]の設定
Column ターミナルの「マーク」と「ブックマーク」
2.2 Finderとコマンドライン 基本事項と便利な操作
- Finderの基本 フォルダとディレクトリ
- フォルダはディレクトリを視覚化したもの
- フォルダとディレクトリはどう対応しているか
- ホームディレクトリ
- Finderとターミナルとの連携
- ドラッグ&ドロップでファイル名を簡単に入力する
- Finderからターミナルを開く
Column macOSのルートにあるディレクトリの概観
- Finderにパスを表示するように設定する
- パスバーを表示する
- ウィンドウのタイトルにパスを表示する
Column Finderでもタブ補完を使いたい!
- ターミナルからアプリケーションを起動する3つの方法 openコマンド
Column フォルダではない姿で表示されるディレクトリ バンドル
- 1. ターミナルからFinderのウィンドウを開く
- 2. ターミナルからデータファイルを開く
- テスト用ファイルの作成
- openコマンドで開いてみよう
- 3. ターミナルから好きなアプリケーションを起動する
第3章 シェルとroot
3.1 シェル概論 コマンドラインを担う「シェル」を知る
- シェルの役割 コマンド入力をカーネルに伝える
- コマンドラインでのあれこれはシェルが受け持っている
- シェルでできることは「シェルスクリプト」で自動化できる
- シェルは環境の設定にも使われている
- シェルの種類 macOSの標準シェルはbash
- シェルによる違い コマンドは共通,コマンドラインの機能は異なる
- プロンプトで使われている記号の意味
- シェルスクリプトの基礎知識
- シェルスクリプト以外のスクリプト macOSにインストールされているスクリプト言語
3.2 [速習]コマンドライン入力 効率の良い方法をマスター
- コマンドラインの編集と履歴の活用
- コマンドラインの編集
- 前に入力した内容を呼び出す ヒストリ機能
- 補完機能の活用
- コマンド名の補完
- ファイル名の補完
- 複数の候補がある場合
- ファイルをまとめて指定する
- 「*」にはすべてがあてはまる
- 「?」は何か1文字を表す
- 「パス名展開」はシェルの仕事
- パイプとリダイレクトの活用
- パイプでコマンドの出力を他のコマンドに渡す
Column ワイルドカードと正規表現
- リダイレクトで出力結果をファイルに保存する
- リダイレクトで既存ファイルに「追加」する
- 画面をクリアする clearコマンド
Column コマンドによるコピー&ペースト pbcopy/pbpasteコマンド
3.3 root 管理者よりも強力なユーザ
- ユーザの種類と権限
- 「root」って何だろう
- rootの権限を使えるsudoコマンド
- rootでシェルを使う
Column sudoコマンドとsuコマンド
- 新しいセキュリティ機能「rootless」 SIP
- ディレクトリが保護されているかを確認する 拡張属性「com.apple.rootless」
Column rootの有効/無効
第4章 ファイルとディレクトリ
4.1 ディレクトリ どこに何があるかを示す階層構造
- macOSのディレクトリツリー
- ルートディレクトリを見てみよう 「/」
- ルートディレクトリの下にあるディレクトリの場合
- ホームディレクトリを見てみよう 「~」
- ホームディレクトリの下にあるディレクトリの場合
- 自分以外のユーザのホームディレクトリ
- カレントディレクトリは現在の作業場
- カレントディレクトリの下にあるディレクトリを確認する
- 違うディレクトリをカレントディレクトリにする
- パスの基本 パスの表し方
- 絶対パスと相対パス
- 相対パスと絶対パスを使ったコマンド操作
- カレントディレクトリを表す 「.」
- 「~」と組み合わせて指定する
- 「~」を使った指定も絶対パス
- ディレクトリを表す記号のまとめ
4.2 ドットファイル 普通のファイルなのに見えないファイル(⁉)
- 見えないファイル「ドットファイル」
- ドットファイルを表示してみよう
- ワイルドカードでドットファイルを指定する
- ドットファイルは「隠れている」ファイル
4.3 ファイルの属性 ファイルやディレクトリの詳しい情報とその表示
- ファイルの情報を眺めてみよう
- ハードリンクとシンボリックリンク
- ハードリンクとinode
- 「ハードリンク数」の意味
- ハードリンク数の変化を見てみよう
- シンボリックリンクはファイルやディレクトリへのリンク
- ファイルのシンボリックリンクの作成
- シンボリックリンクの削除
- ディレクトリのシンボリックリンクの作成
- Finderの「エイリアス」との違い
Column 「.DS_Store」って何だろう
- 読み/書き/実行の許可を管理する「パーミッション」 パーミッションは3種類×3組
Column カレントディレクトリとプロンプト
- ファイルの「読み/書きの許可」
- ファイルの「実行許可」
- ディレクトリのパーミッションはどう働くか
- ホームディレクトリのパーミッション
- この他の属性 ファイルフラグ,ACL,拡張属性
- ファイルフラグ Finderの表示や変更可能かを決める
- ACL アクセス制限を細かく定義する
- 拡張属性 Finderでの表示方法などを保存する
Column リソースフォーク
4.4 ファイルシステム 「フォーマットが違う」って何?
- ファイルシステムの基礎知識
- ファイルシステムの種類
- フォーマット 記憶媒体を特定のファイルシステム用に準備
- 記憶媒体はパーティションを作って管理
- ボリューム フォーマットされた領域には名前を付けて管理
- HFS+(Mac OS拡張)のバリエーション
- マウント 記憶媒体をOSからアクセスできるようにする
- /Volumes macOSのマウントポイント
- ファイル操作コマンドはファイルシステムを問わず使用できる
- 新しいファイルシステム「APFS」
- 現在のファイルシステムの確認 ディスクユーティリティ,Finder,diskutilコマンド
Column ファイルやディレクトリ名の大小文字
第5章 プロセスとジョブコントロール
5.1 プロセス macOSが「今,何をしているか」を見る
- プロセスの基礎知識
- コマンドの実行≒プロセスの開始
- topコマンドでプロセスを表示する
- topでコマンドが実行されている様子を見てみよう
- psコマンドでプロセスを表示する
- プロセスID プロセスにはIDがある
- プロセスと端末 端末を持つプロセスとは
- プロセスには親子関係がある
- 親プロセスを辿る プロセスの親子関係❶
- コマンド名の表示 プロセスの親子関係❷
- プロセスに「シグナル」を送る
- 「killall Finder」はFinderにシグナルを送っている
- シグナル送信前後の「PID」の変化を見る
- 「PID」を指定してシグナルを送るkillコマンド
- シグナルの種類
- シグナルに対しどう動くかは受け取り手次第
- プロセスの親子関係と起動/終了
- 死んだのに存在している「ゾンビプロセス」
Column プロセス,スレッド,プロセスグループ,セッション,ジョブ,そしてタスク
5.2 ジョブ コマンドラインを「切り替える」?
- ジョブコントロールの基礎知識
- プロセスはカーネルが,ジョブはシェルが管理している
- [control]+[Z]でジョブを一時停止する
- ジョブの再開
- フォアグラウンドジョブとバックグラウンドジョブ
- バックグラウンドジョブのメリット
- バックグラウンドジョブとして起動する findコマンドをバックグラウンドで実行する例
- 複数のジョブを切り替える
- [control]+[C]でジョブを終了させる
- バックグラウンドジョブと親プロセスの終了
Column ウィンドウアプリケーションとバックグラウンドジョブ
リファレンス編
第6章 [実践入門]bashコマンドライン
6.1 コマンドを組み合わせて実行する 組み合わせ方と使う記号
パイプとリダイレクト ¦ > >> 2> <
- 入出力を変更するパイプとリダイレクト
- 「標準入力」と「標準出力」
- 第2の出力「標準エラー出力」
- パイプは何をしているのか
- フィルターコマンド
- リダイレクトは何をしているのか
- 標準出力と標準エラー出力を保存する
- リダイレクトでファイルに追加する
- 出力を「捨てる」 /dev/null
- すべての出力をパイプする
- パイプとリダイレクトのまとめ
複数コマンドを1行で実行 ; && ¦¦ &
- 「;」で複数のコマンドを1行のコマンドラインで実行する
- 1行で実行できるとなぜ便利なのか
- 先に実行したコマンドの結果によって処理を変える
- 先に実行したコマンドが終わるのを待たずに次の処理をする
コマンド置換 ` ` $()
- コマンドの実行結果を引数にする
- コマンドの実行結果を引数の一部として使用する
- コマンド置換の「ネスト」
サブシェル ()
- サブシェルを使って標準エラー出力をパイプに渡す
Column デバイスファイルへのリダイレクト
6.2 コマンドライン入力補助 ヒストリ機能やパス名展開で省力入力
コマンド履歴の表示と活用 history
- コマンド履歴を一覧表示する
- ヒストリ番号を使って実行する
Column ログインの履歴を確認したい last,ac
エイリアス(コマンドエイリアス)の設定と活用 alias/unalias
- エイリアスを定義する
- 定義済みのエイリアスを確認する
- 定義済みのエイリアスを削除する
- いつも使うエイリアスを登録しておく
Column エイリアスを保存する
パス名展開 * ? []
- bashでパス名展開に使用できる記号
- 「*」は任意の文字列,「?」は任意の1文字
Column ブレース展開 { }
- 文字を限定した指定をする [ ]
- 各種展開を組み合わせてみよう
- 「.*」でドットファイルを表示する
- パス名展開はシェルが行っている
- echoコマンドでパス名展開の結果を確認
記号の意味を打ち消す \ ' ' " "
- 「\」 と「' '」と 「" "」の違い
ターミナルで使えるキーボードショートカット よく使う操作
- ターミナルウィンドウ関係の操作
- 表示や実行を制御する操作
- ヒストリと行内編集関係
6.3 bashの設定 設定ファイル/環境変数/シェル変数
bashの設定ファイル ユーザ設定は「~/.profile」「~/.bash_profile」へ
- システム全体用の設定ファイルと個人用/ユーザ固有の設定ファイル
- 「~/.profile」と「~/.bash_profile」の違い
- 「~/.bash_profile」の作成と編集
- テキストエディットを使う際の注意
- [注意❶]標準テキストで保存する
- [注意❷]スマート引用符をOFFにする
- 設定ファイルの動作確認 sourceコマンド
シェルの起動方法と設定ファイルの使い分け インタラクティブシェル,ログインシェル,ノンインタラクティブシェル
- 設定ファイルは起動方法によって異なる
- なぜ異なる設定ファイルを使用するのか
- bashの設定ファイルはどう読み込まれる?
Column リッチテキスト textutilコマンドで標準テキストに変換
bashの設定例 エイリアス,プロンプトの表示と色の例
- エイリアスを設定する
- プロンプトの表示内容を変更する
- プロンプトの色を変更する
- シェルオプションでリダイレクトによる上書きを禁止する
Column macOS独自のコマンドを探す
環境変数とシェル変数 シェルやコマンドの動作を変える
- 「変数」って何? 変数の役割,参照方法
- シェル変数は,環境変数とどう違う?
6.4 コマンドの基礎知識 PATH/オプション/man
環境変数「PATH」とコマンドの優先順位 エイリアス,ビルトインコマンド,外部コマンド
- コマンドを実行するにはパスが必要
- PATHの役割
- PATHの確認 PATHに登録されているディレクトリ
- PATHに登録されているディレクトリの使い分け
- シェルに組み込まれているコマンド ビルトインコマンド
- コマンドの優先順位
- 「何」が実行されているのかを知るには typeコマンド
オプションと引数 指定のルール
- ショートオプションとロングオプション
- オプションの組み合わせ方
- 引数があるオプション
- ヘルプやバージョンを表示するオプション
man コマンドのマニュアルを確認
- manコマンドでマニュアルを表示する
- ターミナルのメニューでマニュアルを参照する
- manで表示されるマニュアルの構成
- SYNOPSIS(書式)の読み方
- SYNOPSIS内の「[ ]」は省略可能であることを表す
- 「...」は複数指定可能であることを表す
- 「¦」はどちらかを選択することを示す
- ビルトインコマンドのヘルプ helpコマンド
whatis/apropos コマンドの検索
- コマンドの検索方法
- 概要で使われている単語で検索する whatisコマンド
- 単語の一部も含めて検索する aproposコマンド
Column マニュアルの章番号
第7章 ファイルとディレクトリの操作
7.1 カレントディレクトリの移動/検索
pwd カレントディレクトリの表示
- 物理名と論理名
cd カレントディレクトリの移動
ls ファイルリストの表示
- 詳細情報を表示する -l
- ディレクトリやシンボリックリンクの情報を表示する -l -d
- ファイルの種類を表示する -F
- 色付きで表示する -G LSCOLORS
- ドットファイルを表示する -a -A
- サブディレクトリの中も表示する -R
- ファイルの更新日で並べ替える -t
find ファイルの検索
- 検索するディレクトリの階層を指定するには -maxdepth
- 検索対象外とする条件を加えるには -prune
- ファイルを検索して削除する -exec -ok
which コマンドの検索
- 「`」(バッククォート)と組み合わせて実行する
type シェルが実行しているコマンドの検索
7.2 作成/削除/コピー/移動/同期
mkdir ディレクトリの作成
- ディレクトリ下にディレクトリを作る -p
rmdir 空のディレクトリの削除
rm ファイルやディレクトリの削除
- ディレクトリを削除する -R
- 確認メッセージを表示せずに削除する -f
- -R(-r)オプションを使用する際の注意点
mv ファイルやディレクトリの移動/名前の変更
- mvでファイル名を変更する際の注意点
- mvでディレクトリの移動/名前の変更
cp ファイルやディレクトリのコピー
- コピー先にディレクトリを指定する
- ディレクトリをコピーする -R
- コピー先のディレクトリがある場合の注意点
ln シンボリックリンクの作成
Column ディレクトリへのシンボリックリンクの補完方法を変更する
rsync ディレクトリの同期
- ファイルの削除も同期する
7.3 属性や種類の確認/変更
stat 属性の表示
Column GPLとBSDライセンス
chmod パーミッションの変更
- パーミッションを表すアルファベットと数値
- パーミッションとマスク値
- デフォルトのパーミッション
- chmodとデフォルトのパーミッション
- ACLの操作
xattr 拡張属性の表示/変更
Column 特別なパーミッション
chflags ファイルフラグの変更
- ファイルを「変更禁止」にする
chown 所有者/グループの変更
chgrp 所有グループの変更
touch ファイルやディレクトリの最終更新日と最終アクセス日の変更
- touchによるファイルの作成
- 新規ファイルを作りたくない場合
file ファイルの種類の確認
Column さまざまな変換コマンド
sips 画像の情報取得/変換
- 複数のファイルをまとめて変換する
7.4 圧縮/展開
zip ZIP形式での圧縮
- パス名展開を使用した場合の注意点
- サブディレクトリも含めて圧縮する
- 条件に合うファイルを探してZIPファイルにする -i
- findコマンドと組み合わせてZIPファイルにする -@
- ZIPファイルを作成して元のファイルを削除する -m
unzip ZIPファイルの展開
- 一部のファイルだけを展開する
tar アーカイブの作成/展開
Column ファイル名を指定するオプション
gzip/gunzip ファイルの圧縮/伸張
- 圧縮/伸張だけを行うコマンド
Column xz(tar.xz)形式の圧縮と展開
Column フォルダ名のローカライゼーション
第8章 テキスト処理
8.1 テキストファイルの表示
cat ファイルの表示/複数ファイルの連結
- ファイルを連結する
- キーボードから入力した内容をファイルに保存する
head 先頭部分の表示
tail 末尾部分のみ表示
more/less 1画面ごとの表示
- コマンドの実行結果を表示しながらファイルにも保存する
- 表示内容を検索する
strings バイナリファイルの可読部分のみ表示
say テキストの読み上げ
- 他の話者(他の言語)を指定する -v
Column バイナリファイルを表示する xxdコマンドによる16進ダンプ
wc テキストファイルの行数/単語数/文字数
- 実行結果を数える
- 文字数を数える
8.2 並べ替え/重複行の除去/比較
sort テキストの並べ替え
- 数の大小で並べ替える
- フィールドを指定して並べ替える
uniq 重複行の除去/抽出
diff テキストファイルの比較
- context形式
- unified形式
cmp ファイルの比較
- バイナリファイルを比較する
Column infoでマニュアルを読む
8.3 テキストの加工
cut 文字の切り出し
- CSVファイルから必要な部分だけを取り出す
tr 文字列の置き換え
- 特定の文字や制御文字を削除する
- 固定長のデータをCSVやタブ区切りにする
expand/unexpand タブ/スペースの置き換え
- タブの役割
- タブストップを指定して変換する
- インデントをタブにする
iconv テキストエンコーディング(文字コード)の変換
- 使用できるテキストエンコーディングを確認する
8.4 高度なテキスト処理
grep 文字列の検索
- 前後関係やファイル中の位置がわかるようにする
- 検索パターンに正規表現を使用する シンボリックリンクをリストアップする2つの例
- 基本正規表現と拡張正規表現
- 複数のパターンで検索する
sed コマンドによるテキスト編集
- 1. 行番号で処理を行う
- 2. 検索パターンで処理を行う
- 行を指定する方法
- 置き換えコマンド
- 正規表現で文字の一部を取り出す
- パターン全体を取り出す
- sedの結果をコマンドラインで実行する
- sコマンドで「/」を使いたい場合
awk パターン処理によるテキスト操作
- パターンとアクション
- パターン(条件)の指定方法
- BEGINとEND
- 出力を加工する
- 区切り文字を変更する
Column 文字の置き換えと文字列の置き換え
vi(vim) テキストエディタ
第9章 コマンド実行とプロセス管理
9.1 管理者権限での実行/ユーザ情報の確認
su 実行ユーザの切り替え
sudo コマンドを他のユーザとして実行
- sudoの設定ファイルを編集する visudo
groups ユーザが所属しているグループを表示
- システム環境設定でグループを追加した場合
id ユーザの識別情報を表示
- 実ユーザ/実グループと実効ユーザ/実効グループ
whoami 自分自身の現在のユーザ名を表示
Column ユーザIDとグループID
9.2 プロセス管理/ジョブ管理
ps 実行中のプロセスの表示
- 表示内容を調整する
- 全ユーザのプロセスをユーザ名や時刻入りで表示 aux
top 実行中のプロセスの監視/表示
Column launchdとlaunchctlコマンド サービスプロセスを管理する
nice 優先度を指定しながらコマンドを実行
renice 実行中のプロセスの優先度を変更
Column システムの状態を表示するコマンド iostatコマンド
kill プロセスの終了/再起動
- 終了以外のシグナルを送信する
killall 名前によるプロセスの終了/再起動
exec 実行中のシェルの切り替え
Column プロセスの親子ツリーを表示する pstreeコマンド
9.3 システムの終了/再起動
shutdown システムのシャットダウン/再起動
- シャットダウンや再起動のタイミングを指定する
- シャットダウンや再起動を中止する
halt/reboot システムの終了/再起動
第10章 システムとネットワーク
10.1 システムの情報の表示
uname OSの名前やバージョンを表示
sw_vers macOSのバージョンの表示
hostinfo システム情報の表示
date システム時刻の表示/変更
cal カレンダーの表示
10.2 環境変数の設定/表示
env/printenv 環境変数の表示/設定
- 環境変数を設定してコマンドを実行する
echo 変数の値の確認
- 引用符の扱い " " ' '
- 引用符の種類による違い
export 環境変数の設定
set シェルの設定の変更
- シェルオプションの設定内容を一覧表示する
- シェル変数を一覧表示する
- grepコマンドでシェル変数を絞り込む
Column コマンドを複数行に分けて入力する 引用符と複数行の入力
10.3 ネットワークの状況の確認
ifconfig ネットワーク設定の表示
- IPv4とIPv6 304
- ローカルIPアドレスとグローバルIPアドレス
- グローバルIPアドレスを確認する
Column さまざまなネットワークコマンド❶ nslookup,route,traceroute
ping 接続相手の確認
- pingで応答がない/応答までに時間がかかる場合
Column さまざまなネットワークコマンド❷ netstat,wdutil
scutil ホスト名の表示/設定
- macOSの3つの名前
Column wget Webサイトをまるごとダウンロードする
hostname ホスト名の表示/設定
Column ファイル共有のプロトコル
10.4 リモート接続とダウンロード
ssh セキュアな通信によるリモート接続
- ssh-keygenコマンドと公開鍵方式 GitHubにSSH接続するための例
curl ファイルのダウンロード
- ファイルを連番で指定する
10.5 システムのメンテナンス
defaults アプリケーション設定の一覧表示/操作
- ドメインを一覧表示する
- ドメインのキーを一覧表示する
Column Macアドレス ネットワークのハードウェアアドレス
plutil プロパティリストの表示/操作
- アプリケーションのバージョンを表示する
mdutil Spotlightのインデックスの管理
Column Spotlight検索を行うコマンド
tmutil Time Machineの操作
- バックアップ先とバックアップ状況を確認する
- バックアップからファイルを復元する
- ローカルスナップショットを有効/無効にする
diskutil ディスクの状況の確認/修復
- ボリュームのマウントを解除する
df ディスクの空き領域の確認
Column mount/umountコマンド
du ディレクトリのディスク使用量の確認
- ディレクトリ全体だけを集計する
- シンボリックリンクの注意点
- ドットファイルの注意点
softwareupdate ソフトウェアアップデート
Column AppleScriptをコマンドラインで動かそう
第11章 Homebrewによるパッケージ管理
11.1 パッケージ管理とHomebrewの基礎知識
[入門]パッケージ管理システム 役割とおもな選択肢
- パッケージ管理システムの役割
- インストール
- アップデート
- アンインストール
- どのようなパッケージ管理システムがあるか
Column 「ライブラリ」と「依存関係」
Homebrewの基礎知識 インストール,ディレクトリ,基本用語
- Homebrewのインストール
- MacPortsのアンインストール
- インストールコマンドの実行
- Homebrewの実行コマンド
- Homebrewのディレクトリと用語
- Homebrewのディレクトリ
- Formula
- Cellar
- Cask
- Homebrewのリポジトリ
- Homebrewのマニュアル
Column Homebrewの用語
11.2 インストール/更新/アンインストール
brew install/brew cask install パッケージのインストール
- Caskのパッケージをインストールする
- 他のリポジトリにあるパッケージをインストールする
- インストールオプションを確認する
- インストールオプションを指定してインストールする
Column サーバプログラムの導入 brew services
brew list/brew cask list インストールされた内容の確認
- caskにインストールされたパッケージの場合
Column Cellerの中を見てみよう
brew upgrade パッケージの更新
- 古いバージョンのファイルを削除する
brew uninstall パッケージのアンインストール
brew unlink/link/switch/prune リンクの操作
- パッケージを一時的に無効化する brew unlink
- パッケージを有効化する brew link
- 使用するバージョンを切り替える brew switch
- バージョンを元に戻す brew switch
- デッドリンクを削除する brew prune
Column 同名コマンドをインストールした場合の注意点 hashコマンド
11.3 パッケージの検索/情報の確認
brew search パッケージ(Formula)の検索
brew info/home/cat パッケージの情報の確認
brew deps/brew uses 依存関係の確認
Column GUIベースでHomebrew Cakebrew
11.4 Homebrew全体の管理
brew info/brew list インストールされているパッケージの確認
- Caskのパッケージを一覧表示する
- ディレクトリを直接確認する
Column ライブラリ用のパッケージ管理システム Pythonの例
brew cleanup キャッシュファイルの削除
- 手動でキャッシュを削除する rmコマンドの利用
- キャッシュファイルを確認してから削除する