概要
本書は賃貸不動産経営管理士試験を受験する方を対象にしたテキストです。発表されている試験範囲と過去問題をもとに，はじめて試験を受ける方でも理解できるように，学習項目をコンパクトにまとめました。本書は1項目を2ページから6ページで構成しているので，短時間で1項目を学習することができます。また，本書は問題を解くことを徹底的に意識したテキストです。学習していくことで，実力がつき，問題が解けるという実感を味わっていけます。さらに，各章の終わりに過去問題を厳選して収録しています。試験の傾向をつかむのに最適です。
こんな方におすすめ
- はじめて賃貸不動産経営管理士試験を受験する方
- 短時間で学習したい方
著者から一言
賃貸不動産経営管理士試験の攻略サイト
試験や法改正の最新情報につきましては，「賃貸不動産経営管理士試験の攻略サイト」（著者のサイト）をご覧ください。
本書に収録されていない過去問題の解説は，当サイトで無料公開しています。サイトでの解説には本書の参照ページを掲載していますので，過去問題を解いてわからない部分があれば直ちに本書で確認できます。
http://賃貸不動産経営管理士.com
目次
- はじめに
- 賃貸不動産経営管理士試験とは
- 本書の使い方
- 学習の進め方
第1章 賃貸管理の意義・役割をめぐる社会状況
- 1-1 賃貸不動産管理の意義
- 1-2 賃貸不動産をとりまく社会的情勢
- 1-3 賃貸不動産に関する政策・対策
- 演習問題1
第2章 賃貸不動産経営管理士
- 2-1 賃貸不動産経営管理士の役割・業務
- 2-2 倫理憲章とコンプライアンス
- 2-3 個人情報保護法
- 2-4 民法
- 2-5 消費者契約法
- 演習問題2
第3章 賃貸住宅管理業者登録制度
- 3-1 登録制度の意義・定義
- 3-2 登録制度の登録の申請と更新
- 3-3 登録制度の登録の拒否
- 3-4 登録簿，変更・廃業等の届出
- 3-5 業務等状況の報告と閲覧
- 3-6 禁止事項
- 3-7 管理受託方式における重要事項説明，書面交付
- 3-8 サブリース方式における重要事項説明，書面交付
- 3-9 賃貸借契約の更新時・終了時の書面交付
- 3-10 貸主・借主に対する報告・通知
- 3-11 標識・帳簿
- 3-12 その他の遵守事項
- 3-13 監督・登録の抹消等
- 演習問題3
第4章 管理業務の受託
- 4-1 管理受託方式
- 4-2 サブリース方式
- 演習問題4
第5章 借主の募集
- 5-1 借主の募集，入居審査
- 5-2 媒介報酬，報酬以外の費用
- 5-3 宅地建物取引業法に基づく重要事項説明等
- 演習問題5
第6章 賃貸借契約
- 6-1 賃貸借契約の成立
- 6-2 貸主の義務
- 6-3 借主の義務
- 6-4 敷金等
- 6-5 賃貸借契約の契約期間と更新
- 6-6 賃貸借契約の終了
- 6-7 賃貸借契約の解除
- 6-8 賃貸不動産の所有権移転
- 6-9 賃貸借契約の保証
- 6-10 相続と賃貸借
- 6-11 賃貸借契約と使用貸借契約との異同
- 6-12 特殊な建物賃貸借契約
- 6-13 定期建物賃貸借契約
- 6-14 賃貸住宅標準契約書
- 賃貸住宅標準契約書（改訂版）
- 演習問題6
第7章 管理実務
- 7-1 鍵の管理
- 7-2 借主の居住ルールおよび苦情処理
- 7-3 住環境の整備
- 7-4 防犯・防火・防災対策
- 7-5 アウトソーシング
- 7-6 賃料改定・賃料増減額請求
- 7-7 未収賃料の回収・明渡し
- 7-8 内容証明郵便・公正証書
- 7-9 支払督促
- 7-10 少額訴訟
- 7-11 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
- 演習問題7
第8章 建物・設備の知識
- 8-1 建築基準法①用途地域・用途制限
- 8-2 建築基準法②建ぺい率・容積率
- 8-3 建築基準法③高さの制限，日影規制
- 8-4 建築基準法④採光・換気，シックハウス，避難等
- 8-5 基礎，建築構造
- 8-6 防水・漏水，外壁
- 8-7 建物の維持管理と点検
- 8-8 耐震診断・耐震改修
- 8-9 給水設備・給湯設備
- 8-10 排水設備・通気設備・浄化槽設備
- 8-11 換気設備
- 8-12 電気設備・ガス設備
- 8-13 消防用設備等
- 8-14 昇降機設備・機械式駐車場設備・その他
- 演習問題8
第9章 賃貸業への支援業務
- 9-1 賃貸不動産の企画提案
- 9-2 不動産証券化とプロパティマネジメント
- 9-3 不動産所得の税金
- 9-4 消費税・印紙税・登録免許税
- 9-5 固定資産税・都市計画税
- 9-6 譲渡所得の税金
- 9-7 相続税・贈与税
- 9-8 保険
- 演習問題9
サポート
正誤表
本書掲載の記述に誤りがありました。訂正するとともに，読者の皆様および関係者の方々に深くお詫び申し上げます。
第1刷をお買い上げの方への正誤表