概要
Webデザインの現場では必須のツールといえるIllustratorとPhotoshopは,アイコンやSVGの制作,写真の補正や加工など,高度なデザイン作業においては欠かせません。一方,プロトタイピングの普及でWebデザインのワークフローが変化し,制作工程ではCCライブラリを使ったアセット共有のほか,プロトタイプツール(Adobe XD,Sketchなど)や各種デバイスでの表示確認ツールと連携し,効率よく制作を進めるスキルが重要になっています。モダンなWebデザイン制作現場の知見を取り入れ,XDを含めた複数ツールの長所を組み合わせて使い分けていく,いままさにWebデザインをしている人のためのAiとPsとXDの活用術のテキストです。
こんな方におすすめ
- WebデザインでのIllustratorとPhotoshopとXDの活用法を知りたい方
- Adobe CCを中心に制作をしているWebデザイナー
- XD、Sketch、Zeplinなどのツールと連携して使いたい方
著者から一言
本書は,Adobe IllustratorとPhotoshopの基礎操作をご存じの方を対象に,Webデザイン業務で実際に使えるテクニックの初歩を学ぶための学習書です。
「Illustratorで基本的な図形の作成はできる」「Photoshopで写真の色を変えたり汚れを消したりする操作はできるけれど,Webデザインを実際にどう進めていくのかよくわからない」といったレベルのデザイナー志望者さん,仕事を始めたばかりのジュニアレベルのデザイナーさんの役に立つよう,現役デザイナーとプロのインストラクター4人が集まり,現場で使われているテクニックを幅広く学べるように構成しました。
また,この書籍では,IllustratorとPhotoshopだけではなく,2017年に正式版が発表されたUIデザイン/プロトタイピングツールのAdobe XDの使い方も解説しています。XDは非常に軽い操作感とシンプルに絞り込まれた描画ツール類が特徴的なアプリケーションで,IllustratorやPhotoshopで制作したアイコンや写真を取り込んでレイアウトしたり,画面間の遷移を表したプロトタイプをつくったりすることができます。
繊細なベクトルアートを制作できるIllustrator,ビットマップデータの編集とリッチなグラフィック制作ならお任せのPhotoshop,実際に動くプロトタイプを軽い操作で作成できるXD。それぞれの特長を活かせるようになると,デザイナーとしての幅が格段に広がります。
Webサイトの閲覧環境がますます多様化するなか,制作手法/デザインツールも百花繚乱の様相を呈しています。「私はこの手法/ツールしか使えない」と固定してしまうことなく,案件に合わせて最適なものを選べるようになったとき,デザイナーとして成長している自分を実感できることでしょう。
その成長の一歩をお手伝いできる存在になれるよう,本書の中にはさまざまなパターンの作例をご用意しておきました。必要なところから拾い読みしてもよし,最初から通読して練習してもよし,ご自分のニーズに合わせてご活用いただければ幸いです。
(「はじめに」より)
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