概要
情報処理技術者試験の基本情報技術者試験のうち,午前問題に的を絞ったテーマ別頻出問題集です。IPAのテーマ分類に沿った見開きの誌面では,頻出問題とその解き方を解説。また,章ごとに「この章の攻略法」を設け,核となる知識を詳しく解説しています。今回の改訂では,最近10回(5年間)の試験での頻出度合いがひと目でわかる実績マークを新たに掲載したので,頻出分野の集中学習や直前対策がさらに捗ります。
こんな方におすすめ
- 基本情報技術者試験を受験される方
- 基本情報技術者試験の午前問題の頻出問題を確認したい方
サポート
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
(2018年11月9日最終更新)
P.189 「ここがポイント!」の最終行
誤 |
①概念スキーマ(スキーマ)
データベースが扱う~現実世界のデータ関係の定義。
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③内部スキーマ(記憶スキーマ)
記憶装置にどう~情報(物理構造)を定義する。関係データベースでは実表が該当する。
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正 |
①概念スキーマ(スキーマ)
データベースが扱う~現実世界のデータ関係の定義。関係データベースでは実表が該当する。
:
③内部スキーマ(記憶スキーマ)
記憶装置にどう~情報(物理構造)を定義する。
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P.275 「⑤ソフトウェア詳細設計(プログラム設計)」の4行目
誤 |
結合テストのテスト仕様書も作成しておく。
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正 |
ユニット(モジュール)テストのテスト仕様書も作成しておく。
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P.395 「解説6」②の出だし
誤 |
①の最長値がM1なら~
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正 |
①の最小値がM1なら~
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(以下2018年9月28日更新)
P.51 解説2
別の問題の解説文が入っておりました。正しくは下記となります。画像をクリックすると大きく表示できます
正 |
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P.117 「〔計算問題の解き方〕必要なシリンダ数の計算」の2行目
誤 |
~何シリンダ必要か。
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正 |
~何シリンダ必要か。ここで、ブロック間隔は130バイト必要とする。
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P.117 「〔計算問題の解き方〕必要なシリンダ数の計算」の4行目(計算式の補足)
誤 |
・1ブロックの容量=200バイト×10+130バイト=2,130バイト/ブロック
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正 |
・1ブロックの容量=レコード長×ブロック化因数+ブロック間隔
=200バイト×10+130バイト=2,130バイト/ブロック
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P.231 解説1の1行目
誤 |
プライペートIPアドス
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正 |
プライベートIPアドレス
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P.239 解説1の1行目
誤 |
~TCP/IPネットワック
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正 |
~TCP/IPネットワーク
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P.276 問2のタイトル
誤 |
ソフトウェア要件定義の作業
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正 |
ソフトウェア方式設計の作業
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P.302 問3の1行目
誤 |
に該当するものはどれか。
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正 |
マッシュアップに該当するものはどれか。
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P.325 解説4の4行目
誤 |
アはサービスデスク、イは構成管理、~
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正 |
アはサービスレベル管理、イはキャパシティ管理、~
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P.393 上から5行目
誤 |
~損失が最小になる戦略をミニマックス戦略という。
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正 |
~損失が最小になる戦略ということからミニマックス戦略ともいう。
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(以下2018年3月23日更新)
P.18 解説2の後半の一文
誤 |
~2進数の7(=0111)を5ビット左シフトする方法でも解ける~
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正 |
~2進数の7(=0111)を5ビット右シフトする方法でも解ける~
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P.346 問1の選択肢
誤 |
“システム管理基準”によれば、情報戦略策定段階の成果物はどれか。
ア 企業の全体業務と使用される情報の関連を整理し、情報システムのあるべき姿を明確化すること
イ システム化の範囲や開発規模を把握し、システム化に要する期間、開発工数、開発費用を見積もること
ウ 情報システムの構築のために必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどの構成要素を洗い出すこと
エ 情報システムを実際に運用するために必要な利用者マニュアルや運用マニュアルを作成するために、業務手順を確認すること
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正 |
“システム管理基準”によれば、情報戦略策定段階の成果物はどれか。
ア 関連する他の情報システムと役割を分担し、組織体として最大の効果を上げる機能を実現するために、全体最適化計画との整合性を考慮して策定する開発計画
イ 経営戦略に基づいて組織体全体で整合性及び一貫性を確保した情報化を推進するために、方針及び目標に基づいて策定する全体最適化計画
ウ 情報システムの運用を円滑に行うために、運用設計及び運用管理ルールに基づき、さらに規模、期間、システム特性を考慮して策定する運用手順
エ 組織体として一貫し、効率的な開発作業を確実に遂行するために、組織体として標準化された開発方法に基づいて策定する開発手順
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補足情報
システム管理基準の改定に伴う変更点について
システム管理基準の改定(平成30年4月20日改訂)により,大きな変更点として,システム管理基準の6つのカテゴリが,10のカテゴリになりました。特に,最初の項目「情報戦略」のうち,「全体最適化」が「ITガバナンス」に変わっています。以下に示す「旧」は,本書P.347に記載する6つのカテゴリを指します。
- Ⅰ ITガバナンス (旧:Ⅰ 全体最適化)
- Ⅱ 企画フェーズ (旧:Ⅱ 企画業務)
- Ⅲ 開発フェーズ (旧:Ⅲ 開発業務)
- Ⅳ アジャイル開発 (旧:Ⅲ 開発業務)
- Ⅴ 運用・利用フェーズ (旧:Ⅳ 運用業務)
- Ⅵ 保守フェーズ (旧:Ⅴ 保守業務)
- Ⅶ 外部サービス管理 (旧:Ⅵ 共通業務)
- Ⅷ 事業継続管理 (旧:Ⅵ 共通業務)
- Ⅸ 人的資源管理 (旧:Ⅵ 共通業務)
- Ⅹ ドキュメント管理 (旧:Ⅵ 共通業務)
本書では,内容を要約して記述しており(本書P.333およびP.347),意味合いは変わりません。試験問題の出題レベルの範囲では,名称や分類範囲が変わったことを念頭に置いて学習をお進めください。
なお,平成30年9月28日現在,シラバスの変更は行われておりません。