概要
Arduinoはシングルボードのコンピュータで,デジタル・アナログの入出力を行える端子を備え,LEDやスイッチ,センサなどを制御できます。しかもプログラミングが簡単で,マイコン初学者でも取りかかりやすいのが特長です。本書は,鉄道模型をもっと楽しみたいけど,マイコンの知識はゼロ。だけど,信号機や踏切を本物そっくりに動かしたい。そんなチャレンジ精神旺盛な人に読んでもらいたい,入門以前の鉄道模型プログラム本です。
こんな方におすすめ
- Arudinoユーザ ,Arduinoで具体的に何かを作ってみたい人,鉄道模型マニアでマイコンに興味のある人
目次
Part. 0 はじめに~Arduinoで何ができる
- マイコンってナニさ?
- まずは,マイコン以前の話から
- IDEの構築までの手順
- BlinkのサンプルスケッチでLEDを点滅させてみよう
- <製作スタート!>!>Blinkでハザードランプを点滅させる
Part. 1 交通信号機をつくろう
- マイコンの言葉なんて慣れてしまえば,かんたん
- 少しだけスケッチのルールを知ろう
- 交通信号機のスケッチ
- Arduinoに書き込む
- ブレッドボードに配線する
- LEDについて
- LEDは小型で長寿命
- チップLEDなんか怖くない
- はんだ付けのコツ
- <製作スタート!>交通信号機をつくる
Part. 2 暗くなるとストラクチャーが自動点灯
- 光センサーはレイアウトの必需品
- 明るさの変化を数字で見る
- Arduinoがパソコンと対話する
- “もしも”というArduinoの便利な言葉
- 数字が大きいか,小さいかで判断する
- 「〇でなければ,□をしろ」と指示する
- <製作スタート!>暗くなると屋台の赤提灯がつく
Part. 3 2,3,4灯式信号機をつくろう
- 車両の通過を光センサーが感じる
- 2灯式信号機のスケッチ
- 3灯式信号機のスケッチ
- 4灯式信号機のスケッチ
- <製作スタート!>3灯式信号機と4灯式信号機をつくる
Part. 4 踏切遮断器,腕木式信号機をつくろう
- サーボモーターとは
- サーボモーターを動かしてみよう
- 遮断機のスケッチを考える
- <製作スタート!>踏切遮断器,腕木式信号機をつくる
Part. 5 踏切警報器をつくろう
- 警報音を出す
- 踏切警報音をつくる
- 踏切警報音のスケッチ
- 光センサーを加える
- 遮断機の付いた警報器にしてみよう
- <製作スタート!>踏切警報器をつくる
Part. 6 ターンテーブルを動かそう
- ステッピングモーターとは
- 動かすにはトランジスタアレイが必要
- サンプルスケッチはどれを使うのか
- サンプルスケッチのだいたいのイメージ
- 配線してみよう
- アナログ値でステッピングモーターの動きを知る
- <製作スタート!>Nゲージでターンテーブルをつくる
Part. 7 自動運転をしてみよう
- Arduinoをパワーパックにしてみよう
- 自動運転にチャレンジ
- ポイントマシンを付けてみた
- <製作スタート!>スイッチバックをつくる
Part. 8 500円マイコンをつくってみた
- わずか5点の部品でマイコンをつくる
- ブートローダが大切
- 稼働テストをスタート
- USBでパソコンとつなげてみた
Part. 9 パーツや回路のこと
Part. 10 最後に,ちょっとだけ専門用語のこと
サポート
ダウンロード
(2018年8月2日更新)
本書のPart.10に掲載しているArduinoのサンプルスケッチのダウンロード用ソースコードです。
圧縮してありますので解凍してご使用ください。
ファイル名はpart01.ino~part07.inoとなっています。
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- ソースコードファイル