書籍概要

情報処理技術者試験

改訂4版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算

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概要

午後選択「表計算」問題対策の定番書として長く支持されている本書が改訂4版となりました。
表計算の基礎知識から,よくでる関数,表計算マクロや擬似言語までじっくり丁寧に解説した本書で学び,例題や練習問題を解いていくうちに,効率よく正答にたどり着ける力が身につきます。
改訂4版では,受験者の多くが苦手とする表計算マクロの解説を大幅に強化。表計算マクロを記述する擬似言語についての章も新設し,基礎から丁寧に解説しています。擬似言語の基礎から表計算マクロの考え方・問題の解き方がこれ一冊で学習できます。
関数・マクロの速攻解答のためのヒント集や,Excelでの試験問題の確認に役立つ対応解説も掲載。
巻末の表計算ソフト問題は,仕上げの模擬試験としてもご活用いただけます。別冊取り外し式で使いやすく,解答解説を参照するのにも便利な仕様です。

こんな方におすすめ

  • 表計算を基礎からちゃんと学習したい方に
  • 表計算問題のマクロ問題や午後試験問8の擬似言語が苦手な方に

目次

Chapter 1 表計算ソフトの基本仕様

  • 01 ワークシートの基本仕様
  • 02 複数のセルをまとめて指定する「セル範囲」
  • 03 セルに入力できる値の種類とその表示
  • 04 他のセルの値を使う「セルの参照」
  • 05 参照の矛盾が引き起こす「循環参照」
  • 06 他のアプリケーションでも扱える「CSV形式」
  • Chapter 1 章末確認問題

Chapter 2 算術式の入力とセルの参照

  • 07 セルに入力する算術式のルール
  • 08 複写で参照先のセル番地が変わる「相対参照」
  • 09 参照先のセル番地を固定する「絶対参照」
  • 10 複数のワークシート間での値の参照
  • Chapter 2 章末確認問題

Chapter 3 計算を簡単にする関数

  • 11 試験仕様表計算ソフトが備える「関数」
  • 12 合計値を計算する「合計関数」
  • 13 平均値を計算する「平均関数」
  • 14 整数部を求める「整数部関数」
  • 15 余りの値を計算する「剰余関数」
  • 16 平方根を求める「平方根関数」
  • 17 バラつきを示す「母標準偏差関数」と「標本標準偏差関数」
  • Chapter 3 章末確認問題

Chapter 4 関数名の条件で値を求める関数

  • 18 最大値を探す「最大関数」
  • 19 最小値を探す「最小関数」
  • 20 値を丸める「切上げ関数」「切捨て関数」「四捨五入関数」
  • 21 セル範囲の中での順位を返す「順位関数」
  • 22 セルの個数を数える「個数関数」
  • 23 ちょっとした操作に便利な「 乱数関数」と「結合関数」
  • Chapter 4 章末確認問題

Chapter 5 条件を記述して値を求める関数

  • 24 比較演算子を使った条件式
  • 25 条件に合うセルを数える「条件付個数関数」
  • 26 値によって結果を変える「IF関数」
  • 27 IF関数を入れ子で使う論理式
  • Chapter 5 章末確認問題

Chapter 6 複数条件を組み合わせる関数

  • 28 条件の組合せに用いる「論理関数」
  • 29 「○かつ□」を表す「論理積関数」
  • 30 「○または□」を表す「論理和関数」
  • 31 「?ではない」を表す「否定関数」
  • 32 IF関数と論理関数の組合せ
  • Chapter 6 章末確認問題

Chapter 7 セルの位置関係で値を求める関数

  • 33 1行または1列のセル範囲から値を抽出する「照合検索関数」
  • 34 列方向の位置関係で値を抽出する「垂直照合関数」
  • 35 行方向の位置関係で値を抽出する「水平照合関数」
  • 36 位置を教える「照合一致関数」と値を抽出する「表引き関数」
  • 37 条件に該当する値を合計する「条件付合計関数」
  • 照合関数 機能一覧
  • Chapter 7 章末確認問題

Chapter 8 擬似言語プログラムの基礎

  • 38 擬似言語プログラムの基本構造
  • 39 擬似言語プログラムの「宣言部」
  • 40 擬似言語プログラムの「処理部」
  • 41 擬似言語プログラムの「順次処理」と「選択処理」
  • 42 擬似言語プログラムの「繰返し処理」
  • 43 擬似言語プログラムの読み解き方法

Chapter 9 マクロの仕様と読み方

  • 44 擬似言語を使ったマクロの仕様
  • 45 ワークシートとマクロを結ぶ「セル変数」
  • 46 マクロの基本的な「選択処理」と「繰返し処理」
  • 47 マクロプログラムの読み解き方法

Chapter 10 午後の表計算ソフト問題に挑戦!

  • 48 「会議室の予約管理」をテーマとした表計算ソフト問題
  • 49 「アクセス状況の分析」をテーマとした表計算ソフト問題
  • 50 関数・マクロの速攻解答のためのヒント集

Chapter 11 MS Excelで解く表計算ソフト問題

  • 51 MS Excelと試験仕様表計算ソフトの違い
  • 52 試験仕様の関数に対応するMS Excelの関数

【別冊】午後の表計算ソフト問題 問題小冊子

  • 「会議室の予約管理」をテーマとした表計算ソフト問題
  • 「アクセス状況の分析」をテーマとした表計算ソフト問題
  • 【コラム】コレは必ず出る! 関数の出題頻度ランキング

サポート

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2021年11月24日最終更新)

第2刷訂正情報(第3刷では修正済み)

P.235 「④「重ならない」を表す論理式」の見出し~図の間の解説と図の内容を次のように訂正(赤枠の箇所)

図02-p235設問2空欄d

P.236 見出し「①空欄Jの値が表すもの」のページ中央の図の内容を次のように訂正(赤枠の箇所)

図03-p236設問2変数J

P.238 見出し「①内側の繰返し処理の動き⑨~⑭」のページ下端の図の内容を次のように訂正(赤枠の箇所)

図04-p238設問2空欄f

P.244 ページ中程の見出しを下記に訂正

設問2 空欄b「時間帯」を表す式~
設問2 空欄b「時間帯+曜日コード」を表す式~

P.245 見出し「④空欄bに入る「検索するセルの条件」を表す式」の図にある2つの吹き出しの解説を次のように上下入替え(赤枠の箇所)

図05-p245設問2空欄b

第1刷訂正情報(第2刷では修正済み)
P.6~10 「表計算ソフト問題で午後問題を突破しよう!」および本書の各所

午後試験の出題分野の区分け・出題数・解答(選択)する問題数・配点が変更になっているため、以下のように読み替えてください。
  • データ構造およびアルゴリズム(問番号)→ 旧:問8 新:問6
  • データ構造およびアルゴリズム(配点)→ 旧:20点 新:25点
  • ソフトウェア開発(問番号)→ 旧:問9~13 新:問7~11
  • ソフトウェア開発(配点)→ 旧:20点 新:25点
  • 表計算ソフト問題(問番号)→ 旧:問13 新:問11
  • ソフトウェア開発の言語の種類からCOBOLを削除、Pythonを追加

P.7 「午後試験の分野構成」の表を以下のように内容変更

(新)午後試験の分野構成

図01-p07新午後試験の分野構成

P.66 「試験仕様として定義されている関数」の解説3~4行目

各関数の機能や書式は、試験問題(小冊子)の最後にまとめて掲載されています。この仕様は試験時間中も見ることができるので、~
各関数の機能や書式などの仕様は、試験時間中も見ることができるので、~

基本情報技術者試験は,問題の表示・解答の操作ともに試験会場に設置されたPCで行うCBT試験に変更になり,問題小冊子は配布されなくなりました。ただし,表計算ソフトや擬似言語の仕様や機能の説明は,問題画面からボタン操作で表示できるため,試験時間中も参照することができます。

P.104 「順位関数の機能と書式」ページ中程の順位関数の「書式」欄

<引数1>の説明の最初に「順位を知りたい値を指定」を追記。

P.158 「④結果の値が入っているセル⇒行位置の番号と列位置の番号の交点」解説1行目

②で見つけたセルA2の~
②で見つけたセルB2の~

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