目次
1章 運用設計とは
1.1 運用と運用設計
- 1.1.1 運用とはなにか
- 1.1.2 運用設計とはなにか
- 1.1.3 運用と運用設計の目的
- 1.1.4 運用設計の効果
1.2 運用設計の範囲
- 1.2.1 システムを運用する人の範囲
- 1.2.2 導入するシステムの運用業務の範囲
- 1.2.3 周辺システムと連携する範囲
- 1.2.4 運用設計の目指すレベル
1.3 運用設計に大事な「3つの分類」
- 1.3.1 業務運用
- 1.3.2 基盤運用
- 1.3.3 運用管理
- [Column]今回を機に運用をキレイにしたい
1.4 本書で説明する運用設計のパターン
- 1.4.1 1章のまとめ
- [Column]なぜ,運用設計の専門家は少ないのか
2章 フェーズから考える運用設計
2.1 プロジェクトの全体像
- 2.1.1 プロジェクトのフェーズ
- 2.1.2 プロジェクトの登場人物
- 2.1.3 運用設計担当が作成するドキュメント
2.2 システム化計画
- 2.2.1 プロジェクト案件の立案から受注までの流れ
- 2.2.2 システム化計画のまとめ
- [Column]要件が途中で変わったら
2.3 要件定義
- 2.3.1 要件定義で運用設計がやるべきこと
- 2.3.2 案件の概要とこれまでの決定事項を把握する
- 2.3.3 運用開始後に必要な登場人物の役割を決める
- 2.3.4 運用設計の範囲を決める運用項目一覧
- 2.3.5 運用項目一覧のドラフトを作成する
- 2.3.6 各ディスカッションから運用項目一覧をアップデートする
- 2.3.7 役割分担のサマリを作成する
- 2.3.8 運用に必要な工数を算出する
- 2.3.9 要件定義書を書く
- 2.3.10 要件定義のまとめ
- [Column]作業工数に管理工数を入れるべし
2.4 基本設計
- 2.4.1 基本設計で運用設計がやるべきこと
- 2.4.2 運用設計書とは
- 2.4.3 運用設計書の書き方
- 2.4.4 関係者間の摩擦をなくす運用フロー図
- 2.4.5 運用フロー図のドラフト版を作る
- 2.4.6 運用項目一覧を更新する
- 2.4.7 基本設計のまとめ
2.5 詳細設計
- 2.5.1 詳細設計で運用設計がやるべきこと
- 2.5.2 詳細設計のWBSを作成する
- 2.5.3 運用手順書を作成する
- 2.5.4 台帳と一覧を作成する
- 2.5.5 申請書を整備する
- 2.5.6 運用項目一覧と運用フロー図を修正する
- 2.5.7 詳細設計のまとめ
2.6 運用テスト
- 2.6.1 運用テストで運用設計がやるべきこと
- 2.6.2 プロジェクト全体から見た運用テストの立ち位置
- 2.6.3 運用テスト計画書を作成する
- 2.6.4 運用テストで考える網羅性
- 2.6.5 運用テスト仕様書の作り方
- 2.6.6 運用テストの実施
- 2.6.7 運用テストの課題,結果の取りまとめ
- 2.6.8 ドキュメントの最終修正
- 2.6.9 運用テストのまとめ
2.7 運用引き継ぎ
- 2.7.1 運用引き継ぎで運用設計がやるべきこと
- 2.7.2 システム説明会,新規導入製品勉強会を開催する
- 2.7.3 運用支援で運用成熟度を上げる
- 2.7.4 運用支援実績を発注者へ報告する
- 2.7.5 運用引き継ぎのまとめ
- [Column]運用設計の追加要望
3章 業務運用のケーススタディ
3.1 業務運用の対象と設計方法
- 3.1.1 業務運用の設計範囲
- 3.1.2 業務運用の設計の進め方
- [Column]オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
3.2 システム利用者管理運用
- 3.2.1 運用項目一覧を更新しながら必要な作業を洗い出していく
- 3.2.2 BPMNフロー図から詳細な作業内容を洗い出す
- 3.2.3 必要なドキュメントを整理する
- 3.2.4 システム利用者管理運用の成果物と引き継ぎ先
3.3 サポートデスク運用
- 3.3.1 サポートデスクのあり方
- 3.3.2 運用項目一覧を更新する
- 3.3.3 問い合わせ対応の運用フロー図の作成
- 3.3.4 サポートデスクから情報を発信する
- 3.3.5 問い合わせ情報を取りまとめて報告する
- 3.3.6 必要なドキュメントを整理する
- 3.3.7 サポートデスク運用の成果物と引き継ぎ先
3.4 PCライフサイクル管理運用
- 3.4.1 運用項目一覧を更新する
- 3.4.2 PCライフサイクル管理の基本的な考え方
- 3.4.3 マスター更新フロー図を作りながら,PCを利用するまでの流れを固めていく
- 3.4.4 アプリケーション改修時の検証環境利用ルールを取りまとめる
- 3.4.5 故障時に備えて代替機を管理する
- 3.4.6 必要なドキュメントを整理する
- 3.4.7 PCライフサイクル管理運用の成果物と引き継ぎ先
- [Column]運用項目一覧は運用担当者がやること全部
4章 基盤運用のケーススタディ
4.1 基盤運用の対象と設計方法
- 4.1.1 基盤運用の設計範囲
- 4.1.2 基盤運用の設計の進め方
4.2 パッチ運用
- 4.2.1 パッチ適用フロー図の作成
- 4.2.2 適用対象とパッチ適用周期をまとめる
- 4.2.3 既存のパッチ適用ルールを確認する
- 4.2.4 パッチ適用に必要な手順書を作成する
- 4.2.5 どこまでがパッチ適用なのかを決める
- 4.2.6 環境凍結直前のパッチ適用エビデンスを取得しておく
- 4.2.7 運用テストとしてパッチ適用作業を実施する
- 4.2.8 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.2.9 パッチ運用の成果物と引き継ぎ先
4.3 ジョブ/スクリプト運用
- 4.3.1 ジョブとは
- 4.3.2 スクリプトとは
- 4.3.3 システム全体の運用自動化の方針をまとめる
- 4.3.4 システムに対して自動実行している処理を一覧化する
- 4.3.5 ジョブ管理運用は,基本的にすべて依頼作業
- 4.3.6 管理主体があいまいなスクリプトの注意点
- 4.3.7 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.3.8 ジョブ/スクリプト運用の成果物と引き継ぎ先
4.4 バックアップ/リストア運用
- 4.4.1 システムの可用性とバックアップ/リストア
- 4.4.2 バックアップ方針を決める
- 4.4.3 バックアップ/リストアの運用設計の観点
- 4.4.4 バックアップ/リストア設計の役割分担
- 4.4.5 バックアップ/リストア単独作業は,基本的にすべて依頼作業
- 4.4.6 リストアの運用テストと引き継ぎ
- 4.4.7 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.4.8 バックアップ/リストア運用の成果物と引き継ぎ先
4.5 監視運用
- 4.5.1 監視システムの基本的な機能
- 4.5.2 監視対応フローを決める
- 4.5.3 アラート検知テストと検知後の情報連携テストの実施
- 4.5.4 サービス開始直後の監視チューニング
- 4.5.5 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.5.6 監視運用の成果物と引き継ぎ先
4.6 ログ管理
- 4.6.1 ログの保管期間を決める
- 4.6.2 ログの保管場所の管理
- [Column]ログがディスク容量を圧迫した場合の対応
- 4.6.3 障害発生時のログ取得方法の手順化
- 4.6.4 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.6.5 ログ管理の成果物と引き継ぎ先
4.7 運用アカウント管理
- 4.7.1 特権IDの種類
- 4.7.2 AD管理の特権IDの管理方法
- 4.7.3 ローカル特権IDの管理方法
- 4.7.4 特権ID管理台帳の管理者
- 4.7.5 特権IDのパスワード変更テスト
- 4.7.6 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.7.7 運用アカウント管理の成果物と引き継ぎ先
4.8 保守契約管理
- 4.8.1 保守契約管理台帳にまとめる項目
- 4.8.2 保守契約の内容を確認する
- 4.8.3 メーカーサポートを利用する者を明確にする
- 4.8.4 物理機器が故障したときの対応をまとめる
- 4.8.5 保守サポート側から提供される情報をまとめる
- 4.8.6 運用項目一覧の取りまとめ
- 4.8.7 保守契約管理の成果物と引き継ぎ先
5章 運用管理のケーススタディ
5.1 運用管理の対象と設計方法
- 5.1.1 運用管理の設計範囲
- 5.1.2 運用管理の設計の進め方
5.2 運用維持管理(基準決め)
- 5.2.1 サービスレベル管理の運用設計
- 5.2.2 キャパシティ管理と可用性管理の運用設計
- 5.2.3 情報セキュリティ管理の運用設計
- 5.2.4 ITサービス継続性管理の運用設計
- 5.2.5 運用要員教育の運用設計
- 5.2.6 運用維持管理の成果物と引き継ぎ先
- [Column]BCPとDRの違い
5.3 運用情報統制(情報選別方法,対応の仕組み)
- 5.3.1 インシデント発覚時の対応
- 5.3.2 インシデント管理の運用設計
- 5.3.3 問題管理の運用設計
- 5.3.4 変更管理/リリース管理の運用設計
- 5.3.5 構成管理の運用設計
- 5.3.6 ナレッジ管理の運用設計
- 5.3.7 運用情報統制の成果物と引き継ぎ先
5.4 定期報告(情報共有)
- 5.4.1 報告のタイミングと参加者を決める
- 5.4.2 報告書のフォーマットの作成とテスト
- 5.4.3 報告項目の取捨選択
- 5.4.4 定期報告の成果物と引き継ぎ先