書籍概要

情報処理技術者試験

令和02-03年 ITパスポート 試験によくでる問題集

著者
発売日
更新日

概要

「分厚い問題集だと,十分に解ききれない……」
「頻出問題をおさえて,ラクに合格したい!」

という方が効率よく合格するために,必携となる1冊です。
専門学校・高等学校で長年受験指導してきたベテラン著者陣が,最新シラバスver4.0と近年の出題傾向を徹底分析し,頻出問題を厳選。試験にでやすい良問「だけ」をとりそろえました。
本書では,問題を解くうえで絶対におさえたい周辺知識も解説。さらに,巻末には1回分の模擬試験も収録しているので,この1冊で「頻出問題の確認・攻略」から「試験直前の力試し」まで,幅広く活用できます!

こんな方におすすめ

  • ITパスポート試験受験者

著者から一言

「ITパスポート試験」は,「ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」です。社会人として,ITと経営全般に関する総合的知識は不可欠ですから,企業においては社員の人材育成に幅広く活用され,採用活動においても注目を集めています。

試験範囲はテクノロジ系(IT技術)だけでなく,ストラテジ系(経営全般)とマネジメント系(IT管理)の分野を含みますので,幅広い勉強が必要です。そして,合格基準は「総合評価点を1,000点満点としたとき600点以上」だけでなく,「3分野の分野別評価点がいずれも1,000点満点中300点以上」という基準も設けられています。したがって,この試験に合格するためには,万遍なく得点する必要があり,言い換えると不得意分野を作らないという作戦が必要になります。

ということは,参考書のみを読んで理解したつもりでいると,思わぬ失敗をする危険性が多分にあるということです。総合得点では合格点に達していたのに,特定の分野で合格基準を下回ったために不合格になったというのでは後悔だけが残ります。これを避けるためには,質の良い問題集で,確実に実力をつけることが大切です。

本書は,皆さんに「ITパスポート試験」に合格していただくことを目的として作成されました。近年のAIやIoT,ビッグデータなどを始めとした新技術は,私たちの生活を一変させる勢いで進化しています。2018年8月には,近年の技術の進化や動向を踏まえて,試験範囲が大幅に拡大され,新しいシラバスが公表されました。私たちは,この改定も織り込み,「ITパスポート試験」の傾向を研究し,オリジナルの問題も含めて検討を重ね,必要かつ十分な問題を取り上げたつもりです。

テーマ問題では,左ページに問題を,右ページには問題の解答・解説のみならず,そのテーマ周辺の知識を簡潔に記述しています。左ページの問題が解けるようになったら,右ページの周辺知識も確認しておいてください。右ページの内容も出題される可能性が高いからです。また,模擬試験問題は,本試験のつもりで,ぜひ時計を横において時間配分を考えながら,解いてみてください。

本書を使って実力を養成された皆さん全員の合格を,心から祈っております。

目次

  • 受験ガイダンス

テーマ別問題・解説

1 ストラテジ系・企業と法務

  • Lesson01 企業活動と経営管理
  • Lesson02 マネジメントサイクルと経営組織
  • Lesson03 業務分析のためのグラフの活用
  • Lesson04 業務計画のためのグラフの活用
  • Lesson05 意思決定と問題解決手法
  • Lesson06 会計~売上と利益
  • Lesson07 財務~資産と負債
  • Lesson08 経営分析
  • Lesson09 知的財産権①
  • Lesson10 知的財産権②
  • Lesson11 セキュリティ関連法規
  • Lesson12 労働関連法規
  • Lesson13 取引関連法規
  • Lesson14 コンプライアンスとコーポレートガバナンス
  • Lesson15 公益通報者保護法とCSR
  • Lesson16 標準化

2 ストラテジ系・経営戦略

  • Lesson17 経営戦略手法の用語
  • Lesson18 経営戦略手法の活用
  • Lesson19 マーケティングの基礎①
  • Lesson20 マーケティングの基礎②
  • Lesson21 マーケティングの活用
  • Lesson22 ビジネス環境分析
  • Lesson23 経営管理システム
  • Lesson24 技術開発戦略の立案と技術開発計画
  • Lesson25 ビジネスシステム①
  • Lesson26 ビジネスシステム②
  • Lesson27 エンジニアリングシステム
  • Lesson28 eビジネス(電子商取引)
  • Lesson29 IoTシステム・組込みシステム

3 ストラテジ系・システム戦略

  • Lesson30 情報システム戦略
  • Lesson31 業務プロセス
  • Lesson32 業務におけるITの有効活用
  • Lesson33 ソリューションビジネス
  • Lesson34 システムの活用促進
  • Lesson35 システム化計画とリスク分析
  • Lesson36 要件定義
  • Lesson37 調達計画・実施

4 マネジメント系・開発技術

  • Lesson38 システム開発のプロセス
  • Lesson39 システム方式設計とソフトウェア方式設計
  • Lesson40 プログラミング
  • Lesson41 テスト
  • Lesson42 テストの評価
  • Lesson43 ソフトウェアの受入れと保守
  • Lesson44 システム開発における見積り
  • Lesson45 ソフトウェア開発手法①
  • Lesson46 ソフトウェア開発手法②
  • Lesson47 ソフトウェア開発モデル

5 マネジメント系・プロジェクトマネジメント

  • Lesson48 プロジェクトマネジメント①
  • Lesson49 プロジェクトマネジメント②
  • Lesson50 プロジェクトマネジメント③
  • Lesson51 プロジェクトの日程管理①
  • Lesson52 プロジェクトの日程管理②

6 マネジメント系・サービスマネジメント

  • Lesson53 サービスマネジメント
  • Lesson54 サービスサポート
  • Lesson55 ファシリティマネジメント
  • Lesson56 システム監査
  • Lesson57 内部統制とITガバナンス

7 テクノロジ系・基礎理論

  • Lesson58 数と表現
  • Lesson59 論理演算
  • Lesson60 確率と統計
  • Lesson61 情報に関する理論
  • Lesson62 データ構造
  • Lesson63 アルゴリズム
  • Lesson64 プログラム・プログラミング言語
  • Lesson65 その他のプログラミング言語

8 テクノロジ系・コンピュータシステム

  • Lesson66 コンピュータの基本構成
  • Lesson67 メモリと記憶媒体
  • Lesson68 記憶階層
  • Lesson69 補助記憶装置の活用
  • Lesson70 入出力インタフェース
  • Lesson71 デバイスドライバ
  • Lesson72 システムの構成
  • Lesson73 システムの性能を表す指標
  • Lesson74 システムの稼働率の計算
  • Lesson75 信頼性の設計
  • Lesson76 システムの経済性
  • Lesson77 オペレーティングシステム
  • Lesson78 ファイルシステム
  • Lesson79 ソフトウェアパッケージの特徴
  • Lesson80 表計算ソフト①
  • Lesson81 表計算ソフト②
  • Lesson82 オープンソースソフトウェア
  • Lesson83 ハードウェア

9 テクノロジ系・技術要素

  • Lesson84 ヒューマンインタフェース技術
  • Lesson85 インタフェース設計
  • Lesson86 マルチメディア技術
  • Lesson87 符号化と情報の圧縮・伸長
  • Lesson88 マルチメディア応用
  • Lesson89 データベース方式
  • Lesson90 データベース設計
  • Lesson91 データベース操作
  • Lesson92 データベース管理システムの機能
  • Lesson93 データベースのリカバリ機能
  • Lesson94 ネットワーク方式
  • Lesson95 無線ネットワーク①
  • Lesson96 無線ネットワーク②
  • Lesson97 通信プロトコル
  • Lesson98 インターネットのしくみ①
  • Lesson99 インターネットのしくみ②
  • Lesson100 電子メール
  • Lesson101 通信サービス
  • Lesson102 人的脅威の種類
  • Lesson103 人的脅威への対策
  • Lesson104 技術的脅威の種類①
  • Lesson105 技術的脅威の種類②
  • Lesson106 技術的脅威への対策①
  • Lesson107 技術的脅威への対策②
  • Lesson108 物理的脅威の種類と対策
  • Lesson109 情報セキュリティ管理①
  • Lesson110 情報セキュリティ管理②
  • Lesson111 暗号技術①
  • Lesson112 暗号技術②

模擬試験

  • 問題
  • 解答・解説

サポート

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2020年7月28日最終更新)

P.29 「著作権法」文中

 著作物は、創造したときから保護期間が始まり、著作者の死後50年間保護される。ただし、著作者が不明の場合、また著作者が法人(企業)である場合は、著作物公表後50年間の保護となる。
 著作物は、創造したときから保護期間が始まり、著作者の死後70年間保護される。ただし、著作者が不明の場合、また著作者が法人(企業)である場合は、著作物公表後70年間の保護となる。

P.29 「産業財産権」の表中「意匠権」の保護期間

20年
25年

(以下2020年3月5日更新)

P.127 Lesson58 解説3の2行目

01100101は107なので~
01101011は107なので~

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