概要
第1特集
Vim vs. Visual Studio Code
テキストエディタ3本勝負
本誌の読者アンケートで毎月首位を争うテキストエディタがあります。30年の歴史を持つ老舗エディタ「Vim」,新進気鋭の次世代エディタ「Visual Studio Code(VS Code)」です。どちらもエンジニアフレンドリーでカスタマイズ性に優れ,世界中にファンがいます。本特集は,VimユーザーにはVS Codeの良さを,VS CodeユーザーにはVimの良さを,どちらも使ったことがない人には両方の良さを知ってもらいたいという想いのもと,「自分好みにカスタマイズ」「ストレスフリーなコーディング」「効率的なリファクタリング」の3テーマで,それぞれのエディタがどれほどのパワーを発揮できるかに迫ります。これをきっかけに,あなたの“推し”のエディタが変わるかもしれません。
第2特集
エラー処理デザインパターン
トラブルに強く,信頼性が高いアプリの特徴とは?
システムを開発して公開すると,さまざまな理由でトラブルが発生します。運用中のシステムでは,こういったトラブルで発生するエラーを検出し,対処を行います。この,「エラー発生」と「エラー検出」がうまくいかないと,トラブルが発生しても気づけなかったり,対処に時間がかかったりしてしまいます。適切にエラー設計しているかどうかで,システムの保守性やトラブルシューティングにかかる時間が格段に変わってきます。不適切なエラー設計は,お金と時間を浪費する原因になるだけでなく,サービス自体の機会損失にもつながってしまいます。
とはいえ,「ログを出しましょう」「例外を発生させましょう」と言うだけでは,トラブルの解決に役立つ実装はできません。運用で困らないためにも,どのようなログを出力すればよいのか,どのような例外を発生させるべきなのかの設計が必要になります。
エラー処理を設計して,トラブルを解決しやすいアプリケーション実装を目指しましょう。
一般記事
盤石なリモートワーク環境をいかにして築くか?
事例から考える在宅勤務のネットワークセキュリティ
リモートワークへの移行に際して,不安なのが社内システムのセキュリティです。在宅勤務という環境の中で,社員の働きやすさとセキュリティはどう天秤にかければよいのでしょうか。本記事では,在宅勤務訓練の実施やVPN回線の整備など,着々とリモート化の備えを行ってきたGMOペパボ株式会社の事例をもとに,在宅勤務に適した社内ネットワークの運用ノウハウを紹介します。
短期連載
誰も信用しないゼロトラスト時代のセキュリティ
【1】限界を迎える企業ネットワーク
本誌読者ならば,ゼロトラストネットワークをご存じではないでしょうか。いま企業セキュリティの考え方が大きく変化しています。これまで常識とされたさまざまな防衛策が無意味になり,知らないうちに侵入されて,ごっそりやられてしまう――そんな事例が増えています。本連載では3回に分けて,ゼロトラストネットワークを解説します。第1回では,サイバー攻撃,企業ネットワークの現状と問題点についておさらいします。
短期連載
はじめよう,高速E2Eテスト
【3】E2Eテスト本格運用のススメ――実運用のためのTips集
本連載では,完成したアプリケーションをユーザー目線で検証するE2E(End to End)テストを取り上げます。E2Eテストはその特徴から,開発・リリースのボトルネックになりがちですが,並列化による高速化という手段があります。第3回では,実運用におけるハマリどころやTipsを紹介します。
短期連載
スタートアップのためのAWSテクノロジー講座
【4】機械学習の導入やサービス選定にあたっての考え方
近年,機械学習をプロダクトの改善に活用する企業が増えてきました。有用な技術であるものの,適切に取り入れるにはさまざまな考慮が必要です。今回からはAWSのソリューションアーキテクトが初学者に向けて,機械学習をより良く扱うためのノウハウを紹介します。