概要
Foundation Levelシラバス2018(Version 2018.J03)対応
本書は,JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が開催しているテスト技術者資格 Foundation Level試験の受験者だけでなく,グローバルで通用するソフトウェアテストの知識について学びたい人のための学習書です。受験のためだけでなく,開発の現場で起こるミスコミュニケーションを軽減するために,テスト技術者のほか,プロジェクトマネージャや設計者,プログラマなどすべての人に習得していただきたいテストに関する用語や知的技能が,演習とその解説を通して学べるように構成されています。
こんな方におすすめ
- ソフトウェアテスト認定技術者試験受験予定の方
- ソフトウェア開発に携わっている方
- ソフトウェアテストについての知識を整理したい方
目次
第1章 テストの基礎
- 1.1 問題
- 1.2 解答
- 1.3 解説
- テストの用語
- テストとは何か?
- テストの必要性
- テストの7原則
- テストプロセス
- テストの心理学
- 1.4 要点整理
- コラム テストドキュメントの国際規格ISO/IEC/IEEE 29119-3 Part1
- ISO/IEC/IEEE 29119-3で定義しているドキュメント
第2章 ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通してのテスト
- 2.1 問題
- 2.2 解答
- 2.3 解説
- ソフトウェア開発ライフサイクルモデル
- テストレベル
- テストタイプ
- メンテナンス(保守)テスト
- 2.4 要点整理
- コラム ソフトウェアの品質の国際規格ISO/IEC 25010
第3章 静的テスト
- 3.1 問題
- 3.2 解答
- 3.3 解説
- 静的テストの基本
- レビュープロセス
- 形式的レビューでの役割と責務
- レビュータイプ
- レビュー技法の適用
- レビューの成功要因
- 3.4 要点整理
- コラム 作業成果物レビューの国際規格ISO/IEC 20246
- レビュープロセス
- 役割
- レビュータイプ
- レビュー技法
第4章 テスト技法
- 4.1 問題
- 4.2 解答
- 4.3 解説
- テスト技法のカテゴリ
- ブラックボックステスト技法
- ホワイトボックステスト技法
- 経験ベースのテスト技法
- 4.4 要点整理
第5章 テストマネジメント
- 5.1 問題
- 5.2 解答
- 5.3 解説
- テスト組織
- テストの計画と見積り
- テスト戦略とテストアプローチ
- 開始基準と終了基準(準備完了(ready)の定義と完了(done)の定義)
- テスト実行スケジュール
- テスト工数に影響する要因
- テスト見積りの技術
- テストのモニタリングとコントロール
- テストレポートの目的、内容、読み手
- 構成管理
- リスクとテスト
- 欠陥マネジメント
- 5.4 要点整理
- コラム テストドキュメントの国際規格ISO/IEC/IEEE 29119-3 Part2
- テスト計画書
- テスト進捗レポート
- テスト完了レポート
- インシデントレポート
第6章 テスト支援ツール
- 6.1 問題
- 6.2 解答
- 6.3 解説
- テストツールの考慮事項
- テスト自動化の利点とリスク
- テスト実行ツールとテストマネジメントツールの特別な考慮事項
- ツールの効果的な使い方
- 6.4 要点整理
第7章 練習問題
サポート
補足情報
本書の発売後に,「Foundation Level シラバス 日本語版 Version 2018V3.1.J02」がリリースされていますので,参考にしてください。
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
P.242 問題7-18 2行目
誤 |
10000万円以上は20%オフ(以下略) |
正 |
10000円以上は20%オフ(以下略) |
P.242:問題7-17の選択肢(4)
誤 |
構造ベースの技法と呼ぶこともある
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---|
正 |
振る舞いベースの技法と呼ぶこともある
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※このため,初版第1刷での同問題の正解は「2」と「4」になります。