概要
本書は文系理系を問わず,高校卒業レベルの読者が,情報科学とデータ分析の基礎を学ぶための入門書です。とくに「データサイエンス」を理解するための基礎知識と,その関連技術の紹介に重点を置いています。
また,本書は数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開しているリテラシーレベルのモデルカリキュラムを参考に構成しています。たとえば,第1章は標準カリキュラムの「1.導入,社会におけるデータ・AI 利活用」に,第2章は「2.基礎,データリテラシー」,第3章は「3. 心得,データ・AI 利活用における留意事項」,第4章は「4.選択,オプション」に相当します。数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)に対応させると,第1章が「項目1」と「項目2」,「項目3」に,第2章が「項目5」に,そして第3章が「項目4」に対応しています。