概要
プログラムと数学・算数を結ぶ教科書。図形や数字の穴埋め問題を使ってプログラミングの基礎を学びます。「数学が苦手な人」でも大丈夫なように,できる限り数学的な説明は排除して,わかりやすい「算数」として解説を行います。プログラミング(数学)が苦手な人の特徴である,「抽象化能力と具体化能力(考え方)」を養うため,難易度を少しずつ上げていく構成で,プログラミングや数学に対する苦手意識の克服を手助けします。
本書は学んだプログラミングの基礎知識を「Scratch」と「Python」の両方で実際のプログラミングを体験できるように構成されており,身に付けた知識をすぐに確認できるようになっています。
数学が苦手な方,プログラミングの基礎を学んだけど理解できなかった方,これからプログラミングを学びたい方に最適の教科書です。
こんな方におすすめ
著者から一言
コンピュータのことをもっと詳しく知りたい,プログラミングが上手になりたい。そう思いたったとしても,「コンピュータを理解するには数学が必要」「プログラミング能力を身につけるためにも数学が必要」などと言われてしまうと,学び始めるためのハードルはとても高いものになってしまいます。特に数学が苦手な人にとっては,頭が理解を拒んでしまっても不思議ではありません。
では,数学ではなく小学校で学んだ「算数」ならいかがでしょうか?新しいことを始めるための心理的な抵抗がずいぶんと減りませんか?コンピュータを知り,プログラミングを理解するには「算数」で十分です。