書籍概要

思い通りの色に仕上げるための RAW現像・レタッチ・カラーマネジメントの教科書

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概要

画像補正の「原理原則」を学ぶ

迷わず,そして思い通りに画像補正を進めるためには,確かな土台となる知識が重要です。

本書では,まずピクセルや階調,色表現といったデジタル画像の基礎を押さえた上で,

  • 調整項目やパラメーターの意味
  • RAW現像/レタッチ作業の理想的な順序
  • 選択範囲ツールやレイヤーマスクの意味と操作

など,RAW現像とレタッチにおける基本となる知識を解説していきます。

また,色にこだわるためにはカラーマネージメントの理解が必要不可欠です。

難解になりがちなその仕組みを図を使ってシンプルに,かつ実践の方法まで解説します。

さらには,Webやプリントなど出力用途に応じた考え方から,プリント時のカラー管理の方法まで紹介。

よりよい画像補正,そして作品づくりのために,備えておくべき“古びない知識”を一冊にまとめました。

[使用アプリケーション:Photoshopおよび付属プラグインCamera RAW]

こんな方におすすめ

  • RAW現像やレタッチの基礎をしっかり学びたい人
  • デジタル画像の仕組みやカラーマネジメントについて押さえたい人
  • Web出力やプリントを自信をもって行いたい人

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目次

第1章 デジタル画像の仕組み

  • デジタル画像とは
  • 滑らかさを表現する仕組み 〜総ピクセル数と階調
  • 色を表現する仕組み 〜RGB とCMYK
  • ヒストグラムとは
  • ヒストグラムでわかる情報の欠落
  • 画像のファイル形式の種類
  • 全体の作業フローについて

第2章 RAW現像では何を行うのか

  • RAW現像とは
  • RAW現像作業の流れ
  • Camera RAWの基本
  • 画像の確認
  • 「明るさ」の補正
  • 「ホワイトバランス」の補正
  • 「コントラスト」の補正
  • 「彩度」の補正
  • 「特定の色」の補正
  • 「トーンカーブ」による補正
  • 「シャープネス」の補正
  • 「ノイズ」の補正
  • 「収差」の補正
  • 画像の「トリミング」と「パースの補正」
  • RAW現像を効率的に行うための機能
  • RAW画像をファイルに書き出す

第3章 レタッチでは何を行うのか

  • レタッチとは
  • レタッチ作業の流れ
  • レイヤーとは
  • レイヤーの基本操作
  • 調整レイヤーとレイヤーマスクの作成
  • 調整レイヤーによる色調・明るさ補正
  • 選択範囲の基本
  • 選択範囲の作成① 〜長方形/楕円形選択ツール
  • 選択範囲の作成② 〜なげなわ/多角形選択ツール
  • 選択範囲の作成③ 〜自動/クイック選択ツール
  • 選択範囲の作成④ 〜色域指定
  • 選択範囲の作成⑤ 〜グラデーション
  • 選択範囲の作成⑥ 〜ブラシ
  • 選択範囲の追加と加工
  • レイヤーマスクの編集
  • レイヤー機能を使った調整 〜不透明度と描画モード
  • 【応用】チャンネルを使った補正
  • 【応用】「選択とマスク」を使った補正
  • 不要なものを消す
  • 【実践例】花の写真のレタッチ
  • 【実践例】モノクロ写真に仕上げる

第4章 カラーマネジメントの仕組みと実践

  • カラーマネジメントとは
  • カラースペース(色空間)を理解する
  • 画像ファイルの色の基準を決める 〜ドキュメントプロファイル
  • モニターの色の基準を決める 〜モニタープロファイル
  • プリンターの色の基準を決める 〜プリンタープロファイル
  • 作業環境の構築① 〜作業スペース
  • 作業環境の構築② 〜モニターの選び方
  • 作業環境の構築③ 〜モニターキャリブレーション
  • 作業環境の構築④ 〜カラースペースの設定
  • どうしても色が合わないときのカラーマッチング

第5章 デジタル画像の出力

  • 出力用途に適した画像づくり
  • プリントサイズと必要ピクセル数
  • プリンターの選び方
  • 写真用紙の選び方
  • 画像のカラープリント 〜Photoshop によるカラー管理
  • 画像のモノクロプリント 〜プリンターによるカラー管理

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