概要
CRM製品でトップシェアであるSalesforceは,国内でも導入企業が増え続けており,関連書籍がスタートアップ界隈を中心に人気を博しています。人材市場では,Salesforce管理関連の資格やスキルのキャリアの価値が高まり,注目度も上がり続けています。
今後も増え続けるSalesforce管理者ですが,実際は情シス,営業企画,営業アシスタント,経営企画,バックオフィス担当などが,SIerが導入したサービスを引き継ぐというかたちで管理者を兼務することが多く,SalesforceもITも営業改革も詳しくない人が,社内で何かのついでに任命されるのが現状です。そのうえ,管理者の仕事は日々の課題の改善,問い合わせ対応から,データの仕様変更,さらには経営改善へ向けての機能拡張など,多岐にわたります。
また,Salesforce管理の資格を取得していても,現場で活躍する管理者になれるとは限りません。自社の製品,営業,経営についての知識がなければ,本当に必要な機能や仕様がわからないからです。
本書はSalesforce管理者を対象に,現場で必要な知識というくくりで情報をまとめ,資格試験や公式の学習リソースからは学べない“実践編としての再入門書”です。システムを管理するためのTodoやHowを明らかにしつつ,最終的にはビジネスの企画に踏み込んだ「攻め」の管理者を目指します。
こんな方におすすめ
- Salesforceの管理者
- Salesforce 認定資格取得者で,これから仕事でSalesforceを使いたい方
- Salesforceについて学びなおしたい方